西洋梨とラフランスの違いって?そのほかの品種は?おすすめの食べ方

洋梨と聞いて、どんな梨を思い浮かべますか?おそらく、「西洋梨ってラ・フランスのことじゃないの?」と思っている方も多いと思います。確かに、日本のスーパーでは和梨にはたくさんの種類が売っていますが、洋梨はラフランスいがいあまり見かけないですよね。もしも手に入るなら、ラ・フランス以外の西洋梨も食べて見たいと思いませんか?そこで今回は

  • ラフランスと西洋梨は別物?

  • 西洋梨にはどんな種類があるの?

  • 西洋梨の新品種は?

  • 美味しい食べ方

などをご紹介していきます。

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ラ・フランスとは?

西洋梨の一種

ラ・フランスは西洋梨の一種です。日本では主に山形県で栽培されています。西洋梨はヨーロッパで16世紀ごろから栽培されはじめ、18世紀ごろに「バートレット」という品種が栽培されるようになりました。

そして、このバートレットが1875年に日本に渡り、山形で栽培され始めたようです。その時に、バートレットの授粉用として一緒に伝わったのがラ・フランスなのです。

ラ・フランスはもいですぐは美味しくないためか、その美味しさを知られるまでに10年もの時間がかかりましたが、追熟させると美味しいことが分かると、山形で盛んに栽培されるようになりました。

因みに、ラ・フランスという名前は、フランスで品種が発見された当時、その美味しさから「我が国に代表するにふさわしい果物=ラ・フランス」とう名前が付けられました。ですが、「ラ・フランス」という名前は、日本での呼び名で、本場フランスでは呼ばれていません。また、ラ・フランスは栽培が難しく、病気になりやすいため、フランスではあまり栽培されていません。現在栽培している国は日本以外ほとんどないようです。

特徴

ラフランスは、そのゴツゴツとした不格好で不揃いな形と薄い皮が特徴です。食感や味は、追熟するととても柔らかく、甘くて上品な味わいです。そして、和梨とラフランスでは、同じ梨とは思えないほど食感が違います。

和梨は少し硬く、シャキシャキとしていてみずみずしく、さわやかな甘さですが、ラ・フランスは少しねちっとした柔らかい食感で酸味はほとんどなくとても甘いです。

そして最も和梨と違う特徴は、ラ・フランスは和梨と違い、木からもいですぐには食べられないというところです。
ラ・フランスはもいでからしばらく置いておくと追熟をし、やわらかく、甘くなるのです。もがずにそのまま実らせておけば熟すという分けでもなく、ラ・フランスは木からもがずにそのままにしておくと、水分が抜けてしまうので美味しく食べられないそうですよ。

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そもそも西洋梨ってどんな種類があるの?

代表的な品種

西洋ナシはとてもたくさんの種類があります。その中でも代表的なものをご紹介します。

  • ラ・フランス
  • オーロラ
  • バラード
  • カリフォルニア
  • コミス

など、ものすごくたくさんの品種があります。スーパーで手に入れるのは難しいですが、峻になるとネット販売もしているようなので、気になる品種をぜひ食べて見てくださいね!

古くからある品種

昔からある品種で代表的な品種を3品種ご紹介します。こちらの品種は現在も栽培されていますので、機会があったら是非食べて見てくださいね。

  • マルゲリット・マリーラ:熟すと皮全体が黄色くなり、ほのかな酸味と上品な甘みがあります
  • バートレット:缶詰用の梨として古くから栽培されてきました。なめらかな食感と香りの良さが特徴です
  • オーロラ:マルゲリット・マリーラとバートレットの交雑種です。とろけるような果肉で果汁も豊富です

新しい品種

つぎに、比較的新しい品種の西洋梨をご紹介します。

  • ジェイドスイート:熟すと黄色くなり、糖度が高く果汁が多い品種です
  • エスティバル:山形で「プレコース」という品種を栽培していた農家で発見された枝替わりを選抜・育成した品種。少し粒感のある食感でさわやかな甘み
  • メープルレッド:山形で作られている洋梨。熟すと小豆色になり、追熟すると艶のある赤っぽい色になる希少種。果肉はやわらかくとてもジューシーな品種です

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西洋梨の食べ方でおすすめなのは?

料理

そのまま食べる

珍しい西洋ナシが手に入ったら、まずはそのまま食べるのがおススメです。西洋梨も品種ごとに酸味や甘味も違いますし、食感も滑らかな物、少し和梨のようにザラザラ感のあるものと様々です。

山形県では様々な品種の開発もされているようですが、県外にはほとんど出回らないものも多いようなので、ネット販売や現地で手に入れることができたらラッキーかもしれません!

ジュースにする

ラ・フランスをはじめ、西洋梨は追熟してから腐るまでが早いです。多くの西洋梨は、収穫してから3日くらいで追熟します。お取り寄せするものには食べごろが明記されているものもあります。追熟した果肉はやわらかく、傷がつくとすぐに腐ってしまいます。

「ラ・フランスをたくさんいただいたけど、食べきれそうにもない・・・」なんていう場合は、ジュースにするのもおススメです。砂糖はいれずにラ・フランスをミキサーにかけるだけで、とっても濃厚な触れ種ジュースになりますのでぜひ試してみてくださいね!

コンポートにする

西洋梨は加熱して食べてもおいしいです。洋ナシをコンポートにすると、日持ちもしますよ。コンポートとは、果物と砂糖を煮て作ります。ジャムよりも砂糖を少なめにして、煮詰めずに果物の形や食感を残すようにして作ります。

アイスクリームにトッピングしたり、ヨーグルトやパンに乗せて食べてもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。

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まとめ

いかがでしたか?西洋梨といっても、ラ・フランス以外にもたくさんの種類があることが分かりましたね!今回の内容をまとめると、

この記事をまとめると

  • ラ・フランスは西洋梨の一種でフランス生まれ

  • ラ・フランスの栽培は難しく、ほとんどは日本で栽培されている

  • 西洋梨にはたくさんの種類がある

  • 西洋梨はコンポートやジュースにしてもおいしい

ということが分かりましたね!機会があったら、ラ・フランス以外の西洋梨もぜひ食べて見てくださいね。