シソ科野菜の種類まとめ!エゴマやバジリコやミントやローズマリーの特徴

みなさんはシソ科の植物についてご存知ですか?料理で使えるハーブなど、多くの葉がシソ科に分類されるのですが、その特徴についてを詳しく調べてみました。そこで今回は…

  • シソ科とは
  • シソ科野菜の種類まとめ!
  • 代表的なものとその特徴

についてご紹介をいたします。

スポンサードリンク

シソ科とは

まずはシソ科とはどのような植物なのか、ご紹介をしていきます。

シソ科とは

シソ科の多くはで、中にはまれに木になるものがあるようです。茎の断面は四角形のものが多く、葉は2枚ずつ向き合って対生するか輪生しています。

5枚の花弁が筒状に合着した合弁花で、上唇と下唇にわかれた唇形となっています。このような唇に似た形状の花のことを唇型花(しんけいか)」といい、シソ科の花の特徴でもあります。

両性花をつけるのが一般的で、果実は4個に分かれ、それぞれに種子が1つずつ含まれます。また、印象に残るような香りの良いものが多いのも特徴です。

ハーブや園芸品種が多い

シソ科の植物は、観賞用だけでなく、薬草、漢方薬、料理の香りづけなど、様々な活用方法があります。 シソの他、ミントやバジル、ラベンダーやローズマリーなど があります。

その他に、 サルビア、ムラサキシキブ、アジュガ などの非芳香性の品種もあり、園芸品種として栽培されます。

スポンサードリンク

シソ科野菜の種類まとめ!

続いて、シソ科の野菜・ハーブの種類についてご紹介をしていきます。

シソ科の種類一覧

シソ科に含まれる野菜・ハーブは下記の通りです。

▼野菜

  • シソ(青じそ、赤じそ、花穂じそ、穂じそ、芽じそ)
  • エゴマ

▼ハーブ

  • オレガノ
  • セージ
  • タイム
  • チョロギ
  • バジル
  • マジョラム
  • ミント
  • ラベンダー
  • レモンバーム
  • ローズマリー など

スポンサードリンク

シソ科の野菜・ハーブの栄養や効能

シソ(紫蘇)の栄養

シソには βカロテンやビタミンB・E、カルシウムやカリウム、食物繊維、そしてぺリルアルデヒドというシソの香り成分 が含まれます。

中でもβカロテンは、野菜の中でもシソに特に多く含まれる栄養成分。体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の細胞を健やかに保ち、視覚機能の維持に役立ちます。強い抗酸化作用があるのも特徴です。

また、 脂溶性ビタミン のため、油と一緒に調理することで吸収率が高まります

香り成分であるぺリルアルデヒドには、防腐・殺菌作用があるため、料理の長期保存や殺菌のために使われます。また、発汗解熱作用や、抗炎症作用のほか、胃腸の働きにも良いとされており、食欲増進作用も期待できます。

シソ科のハーブの効能

薬効性が高く精油としてや、薬用ハーブとしてなど、様々な使われ方のあるシソ科のハーブ。特に嗅覚器や消化器官に効果的で、免疫力の改善にも役立ちます。

スポンサードリンク

代表的なものとその特徴

シソ科の中でも代表的な野菜・ハーブの特徴についてご紹介をいたします。

エゴマ

エゴマはシソの仲間で、見た目は大葉と似ていますが、また違った特有の香りと爽やかな風味が特徴的です。韓国料理に使ったり、焼肉に巻いたりして食べます。

シソ

青じそは、別名「大葉」とも呼ばれ、葉の表面に縮みのある「ちりめん青じそ(青ちりめん)」や、表面が緑色で裏側が赤紫色の「カタメンジソ」という種類もあります。青じそは爽やかな香りが特徴的です。

刺身に添えたり、麺類の薬味として使用したり、パスタや天ぷらなどと様々な料理に合わせて食べることができます。

スポンサードリンク

バジル

種類が150種以上もあるといわれているバジル。料理に多く使われるのはスイートバジルという品種で、消化を促進し、胃腸の不調を改善する効果が期待できます。

イライラや不安など、精神的な不調の改善にも役立つようです。フレッシュな香りが特徴で、生のままや、ペースト状にしてパスタにからめたりなど、幅広い使い方ができます。

ミント

ミントにも色々な種類がありますが、中でもペパーミントが代表的。ペパーミントは鎮静作用があり、中枢神経を刺激し、脳の働きを活性化してくれます。熱を冷ます効果もあり、発熱時にもおすすめです。

また、天然の胃腸薬として、消化を促し、胃の不調を改善する効果も期待できます。生の葉のままケーキやアイスに添えたり、ハーブティーとして飲むことができます。

レモンバーム

レモンバームはフルーツのレモンのような爽やかな香りが特徴的。ドライフラワーにしたり、アロマオイルにも使用されます。

レモンバームの花にはミツバチが集まることから、ミツバチを採取するためにも利用されていたそうです。レモンバームは神経系に作用し、不眠や不安を和らげる効果があります。

神経からくる消化器系の不調にも効果的で、抗菌作用もあることから、ヘルペスにも有効なのだとか。女性特有のPMSや更年期症状にも良いようです。

スポンサードリンク

ローズマリー

ローズマリーは清々しい香りが魅力的で、イタリアンなどの料理によく使用されます。また、リースやスワッグの材料としても使われるハーブです。古くより「若返りのハーブ」とも呼ばれ、抗酸化作用があるのが特徴です。

また、血行促進や貧血の改善、脳を活性化させ、記憶力や集中力のアップ、免疫力の向上や整腸作用も期待できるなど、とても万能なハーブの一つです。

まとめ

シソ科の野菜・ハーブについて詳しくご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • シソ科植物は茎の断面は四角形のものが多く、葉は対生で花弁が筒状の合弁花、唇形をしており、香りが強いのが特徴
  • シソはβカロテンやビタミンB・E、カルシウムやカリウム、食物繊維、そしてぺリルアルデヒドというシソの香り成分が含まれる
  • シソ科のハーブはミントやバジルなどがあり、薬効性が高く、精油としてや、薬用ハーブとして使われ、嗅覚器や消化器官に効果的で、免疫力の改善に役立つ

シソ科の野菜やハーブは、香りが良いだけでなく、様々な効果効能が期待できるため、健康を気にされる方にもとてもおすすめです。この機会にぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。

スポンサードリンク