パン屋さんやスーパーのお惣菜、輸入食品店などでも見かける機会が多い「キッシュ」。温かいキッシュはとても美味しいですね。自分で作ってみたいと思うこともありますが、作り方が良く分からず難しいのではないか?と思って手が出ないという人もいるでしょう。
この記事では、キッシュについて紹介します。
- キッシュとは何なのか?
- キッシュを自宅で作りたい!
- キッシュのパイ生地が生焼けで食べられない時はどうするの?
キッシュの歴史と基本の作り方、焼き方のコツなどについて紹介します。材料も作り方も難しいものはありませんので、ぜひチャレンジしてみてください。
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目次
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キッシュってどんな食べ物?
聞きなれた言葉ですが、「キッシュって何?」と聞かれて答えることができますか?キッシュについて勉強していきましょう。
フランス発祥の料理
「キッシュ(キッシュロレーヌ)」は、フランス発祥の料理です。フランス・アルザス=ロレーヌ地方に伝わる、卵と生クリームを使った家庭料理になります。パイ生地やタルト生地の上に生クリームと卵(ベーコンや野菜、チーズなどを入れたもの)の卵液を入れて焼き上げたものになります。
ドイツ語が語源
キッシュの語源はドイツ語であるといわれています。フランス発祥の料理ですが、語源はドイツ語の「ケーキ」を意味する「クーヘン」からきており、「クーヘン」がロレーヌ語である「キューシュ」へと変化をし、フランス語である「キッシュ」とななりました。
いわゆるおかずケーキ
ここで最初の疑問「キッシュって何?」という部分に戻りますが、キッシュはキッシュであって、キッシュ以外ではないのです。しかし、あえてここでキッシュを説明するのであれば、「おかずが入っているケーキ」というのが一番良い答えかもしれません。
具材は野菜や肉などを使い、食事の時に食べられるものなので、ミートパイやケークサレなどのようなものと同じ焼き物になります。
キッシュの基本の作り方
パイのサクサク感とフィリング(具材)の柔らかさが美味しいキッシュですが、その作り方をご存じでしょうか?
難しく感じるかもしれませんが、作り方を覚えてしまえば簡単に作れます。
定番のほうれん草とベーコンのキッシュの作り方についてご紹介します。
材料
- 冷凍パイシート
- ほうれん草
- 玉ねぎ
- ブロックベーコン
- オリーブオイル
- 卵
- 生クリーム
- ピザ用チーズ
- 塩コショウ
作り方手順
- 鍋にお湯を沸かして、塩を入れ、ほうれん草を30秒ほど茹でます
- ざるにあげて冷水で冷まして、水気を切るためしっかりと絞ります
- 玉ねぎを薄切り、ブロックベーコンは5mm幅に切ります
- (フィリング作り)中火で熱したフライパンにオリーブオイルを入れて、玉ねぎ・ブロックベーコンを入れて玉ねぎがしんなりするまで炒めます
- ほうれん草を追加して、さらに炒め、全体がしんなりしたら火から下ろして粗熱を取ります
- (卵液作り)ボウルに卵、生クリームを入れて泡だて器で混ぜ合わせてピザ用チーズ、塩コショウ、フィリングを入れてゴムベラで混ぜ合わせます
- まな板にクッキングシートを敷き、その上に冷凍パイシートを置いて、麵棒でタルト型よりも一回り大きくなるまで伸ばします
- タルト型に伸ばしたパイ生地を敷き、縁を1cm程度残して余分な部分を切り落とし、底の部分にフォークで穴を開けます
- タルト型にフィリングを流し込み、冷凍パイシートの縁を内側に撒いて形を整えます
- 事前に200℃に熱していたオーブンに入れて25分程焼きます
焼きあがったら粗熱を取り、型から外せば完成です。
注意するべきポイント
炒めた具材は粗熱を取らないと、卵液に火が通るのでしっかり冷ましましょう。オーブンは事前に余熱を完了させておくことが必要です。オーブンによって火力の差があるので、焼き加減を見ながら焼き時間を調整してください。焼き色がつきすぎる場合には、アルミホイルで蓋をすることで焼き色を抑えることができます。
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キッシュのパイ生地が生やけになる・・・原因は?
キッシュやパイなどを作ったことがある人は一度は経験したことがあるかと思いますが、フィリングの下の生地がベタベタとして焼けていないのかな?感じたことはないでしょうか?生焼けではなのかもしれませんが、サクサクとした触感が美味しいキッシュなのでがっかりしてしまいます。どうしてそのような状態になってしまうのでしょう。
原因
- 具材の水分をパイ生地が吸ってしまった
- 加熱温度が低かった、時間設定を間違えていた
温まっている状態であれば生焼けということではありませんが、生地の上にフィリングが乗っているので、これ以上は焼けることがありません。そのままでも食べることができるので、あまり気にしない場合は食べていただいても問題はありませんが、カリっとしたキッシュを食べたい場合には以下の対処法を試してください。
対処法
生地を空焼きする。空焼きとは、フィリングを入れずにパイ生地のみを焼くことです。パイ生地だけを焼くと記事が膨らむので、タルトストーン(重し)を乗せて焼きましょう。温度は200℃で25分(タルトストーンを乗せて15分、外して10分)くらいで空焼きが完了しパイ生地が焼けます。
先にパイ生地を焼いておくことで、カリッとしたパイ生地ができます。パイ生地を空焼きしてもフィリングを流し込むことで、生地が水っぽくなってしまうことがあります。フィリングを入れる前に分量外のチーズを少しパイ生地に入れると、フィリングの水っぽさがパイ生地に伝わることがなく、生地がサクサクとしたまま完成しやすいです。
まとめ
キッシュについて、由来と作り方、生地が生焼け状態になってしまうことの対処法について紹介しました。
この記事をまとめると
- キッシュはおかずが入っているケーキ!紹介した作り方を覚えれば簡単に作ることが可能
- 手作りキッシュにある「パイ生地が生焼けになってしまう」問題も、パイ生地を空焼きすることで解決
紹介した具材だけではなく、お好きな具材でキッシュを作ることができるので、ぜひご自宅で作ってみてはいかがでしょうか?
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