プリンと似ている言葉でプリン体がありますよね。名前が一緒で、似たようなものかと思いがちですが実はこの2つは全く違うものです。では、一体プリン体とはなんでしょうか?この記事では
- プリン体について
- プリン体が多い食物・少ない食物について
以上を詳しく解説していきます。プリン体とはなんなのか、詳しく知りたいかたは最後までこの記事を読んでくださいね。
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目次
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プリン体とは
プリン体とは、野菜や魚などほとんどの食物に含まれている成分で、旨みの成分でもあります。また、食物だけでなく身体のなかでも作られており、生命活動に必要で大切な成分です。
それでは、プリン体は体にどのような影響を与えるのか、適量などを含めてご紹介しますね。
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プリン体ってどんなもの?プリンに入ってる?
プリンにはプリン体は入っていません。プリンに使われているのは主に牛乳と卵です。ですが、この2つにはプリン体が含まれていません。
そもそもプリン体は、小麦粉といった動植物に含まれている成分です。そのため、卵や牛乳には入っていません。では、過剰に摂取してしまうと体にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
体にどんな影響がある?
プリン体は、過剰に摂取してしまうと尿酸値が上がります。尿酸値があがってしまうと、痛風や高尿酸血症のリスクを引き起こします。
しかし、通常の量であれば、肝臓で尿酸になった後に腎臓などを通って体外に排出されるのでご安心ください。では、プリン体を摂取するときの適量はどのくらいなのでしょうか?
適量は?
プリン体の適量は1日あたり400mg以内です。そのため、プリン体が多い食べ物を食べる量を減して、少ない食べ物を中心に食べるのがおすすめですよ。
後ほど、プリン体が多い食べ物・少ない食べ物もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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プリン体が多い食べ物
プリン体が多い食べ物はこちらの3つです。
- レバー
- イワシ
- アンコウ
それでは、それぞれについてご紹介していきますね。
レバー
プリン体を多く含む食べ物の一つ目はレバーです。レバーとは、牛や豚・鶏の肝臓の部分を差します。また、主にこのような栄養素が入っていますよ。
- 鉄・・・赤血球を運ぶのに欠かせないミネラル。貧血予防に効果的。
- ビタミンA・・・皮膚や粘膜の健康を維持するために必要な成分。皮膚や目など健康に効果的。
- 葉酸・・・ビタミンB群の一種。DNAを作るのに必要な成分だけでなく貧血予防にも効果的。
また、含まれているプリン体の量は約200~300mgです。しかし、栄養素も豊富なので食べるのであれば適量内に収めるようにしましょう。
イワシ
二つ目はイワシです。イワシは、ニシン科のマイワシ・ウルメイワシなどの海水魚の総称です。イワシに入っているプリン体の量は約200mgです。
また、魚の内臓には特に多く入っており、取り除くだけでも減少しますよ。ですが、イワシには必須脂肪酸やDHAなどが含まれており、一概に悪いというわけではありません。
アンコウ
三つ目はアンコウです。アンコウに入っているプリン体の量は約390mgです。イワシと同様に、アンコウの内臓はしっかり取り除くことをおすすめします。
また、アンコウは生ではなく酒蒸しなどの調理工程が入った場合、なんとプリン体の量が倍になります。さらに、お酒のおつまみにも食べられるアンコウの肝も、プリン体の量が多いです。
アンコウを食べる場合は、1日の適量を超えないように調節をしながら食べましょう。
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プリン体が少ない・下げる食べ物は?
一方で、プリン体が少ない食品や下げる方法ももちろんあります。
- 納豆
- 乳製品
- 水分をとる
このような食品や方法をバランスよくとることによって、少しでも摂取量を抑えられますよ。
納豆
プリン体が少ない食品の一つ目は納豆です。納豆に含まれている量は、1パックあたり(50g)約50mgです。また、大豆には尿をアルカリ性に変える効果があります。
乳製品
二つ目の食品は乳製品です。ヨーグルトや牛乳といった乳製品にはプリン体が少なく、尿の酸値を下げる働きがあります。しかし、下げる働きがあるからといって乳製品ばかりを取ってはいけません。
そのため、しっかりと栄養バランスを取りましょう。また、牛乳には高尿酸を防ぐ効果があります。取りすぎてしまった場合は、一日一杯を目安に牛乳を取りましょう。
水分をとる
プリン体は、過剰に取ってしまうと尿酸値が上がります。尿の酸値を下げるためには、飲み物をたくさん飲みましょう。
水分をたくさん取ることによって、尿が体の外へ出されるため尿酸が下がります。そのためには、1日1.5ℓ以上を目安にとると良いですよ。
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まとめ
プリン体とプリンは、名前は一緒ですが全くの別のものです。
この記事をまとめると
- プリン体は、野菜や魚などの動植物に含まれている成分で、生命活動に必要なもの
- しかし、プリン体は過剰摂取により、尿の酸値が上がり痛風の症状を起こしやすい
- 1日の適量は400mg以内に抑える
- プリン体は、レバーやアンコウ・イワシに多く入っている反面で、乳製品や納豆は下げる食品である
プリン体が多いからといって、必ず食べてはいけないわけではありません。バランス良く栄養素を取り、しっかりと適量内に収めましょう。
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