「じゃがいもが苦い!えぐみがある!舌がしびれる!」こんな経験をしたことはありませんか?しっかり加熱したはずのじゃがいもが苦いのには、どんな原因があるのでしょうか?じゃがいもによる食中毒や、苦味を消す方法について着目してみました。今回は、
- じゃがいもが苦い!舌が痺れる!原因は?
- 苦いはがいもは食べられる?食中毒症状は?
- 苦いじゃがいもの見分け方/苦味の消し方
- もし食べてしまったら対処法はある?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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じゃがいもが苦い!舌がしびれる!
「じゃがいもを食べたら苦い!」経験をしたことはありませんか?おまけに舌が痺れることもあるようです。それ以外にも、
- 舌が変な感じがする
- 喉がヒリヒリする
このような症状が出ることがあります。加熱してちゃんと調理したはずのじゃがいもが、苦かったり舌が痺れるような感覚になるのはなぜなのでしょうか?
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じゃがいもが苦い原因
じゃがいもが苦い原因には、「ポテトグリコアルカロイド」というじゃがいもが元々持つ天然の毒成分が関係しています。これが苦味やえぐみの原因となっています。
ポテトグリコアルカロイド
じゃいがいもに含まれるえぐみの正体は「ポテトグリコアルカイド」という天然毒素成分です。初めて聞いた方が多いのではないかと思いますが、別名で「ソラニン」と呼ばれています。
ポテトグリコアルカイドは苦味物質で、 じゃがいも100gあたり20mg以上含まれると強い苦味を感じます。芽や緑色に変色した皮などに生成され、過剰に摂取してしまうと食中毒を起こす可能性もあるのです。
嫌な臭いを感じたり、カビが生えてしまった場合もこのポテトグリコアルカイドが作用しています。
苦いじゃがいもは食べられる?
苦いじゃがいもはポテトグリコアルカロイドが多く含まれている証拠なので、 食べてしまうと食中毒症状が現れる可能性 があります。少量であれば無症状で済むこともありますが、食中毒になると様々な症状のパターンがあるので注意が必要です。
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苦いじゃがいもによる食中毒症状
じゃがいもで食中毒と聞くと、普段何事もなく食べているのにと思うかもしれませんが、じゃがいもによる食中毒は頻繁に起きています。
体重50kgの大人が50mgポテトグリコアルカイドを摂取すると症状が現れるとされており、特に子どもに発症しやすい食中毒です。苦いじゃがいもを食べることによって起こり得る症状はこちらです。
- 吐き気
- 下痢
- 腹痛
- 脱力感
- めまい
ポテトグリコアルカイドは特に芽や変色した部分などえぐみを感じる箇所に多く含まれるので、調理前にしっかりと取り除くことが大切です。また、購入時に見分けることも防ぐ方法の一つですよ。
苦いじゃがいもの見分け方
苦いじゃがいも・えぐみのあるじゃがいもは、できれば購入時に避けたいものです。そこで、苦いじゃがいもの見分け方をご紹介します。綺麗なじゃがいもを購入しても、家庭で保存している間に苦くなってしまうこともあるので注意しましょう。
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①芽が出ている
芽が出ているじゃがいもは、芽そのものがポテトグリコアルカロイドなので、可食部も苦くなっていることが多いです。芽には毒成分が含まれているので、下処理の段階で取り除くのが基本ですね。芽を取っても苦い場合があるので注意しましょう。
②緑色に変色している
緑色に変色しているじゃがいもも、苦くなっている可能性があります。緑色のじゃがいもは、太陽の光に当たって葉緑体ができたことによるのですが、ポテトグリコアルカロイドが増えていることがあります。緑色に変色した部分を切り落とし、変色していないところを食べるようにしまましょう。
えぐみを食べてしまった時の対処法
じゃがいものえぐみや苦味のある部分を食べてしまった時は、飲み込まずに吐き出した方が安全です。特に噛んでいる最中に舌の痺れや喉にヒリヒリを感じたら食べないようにしましょう。
ポテトグリコアルカロイドは少量であれば食中毒症状が出ることは少ない ですが、わざわざ食べない方が無難です◎
じゃがいもの苦味を消す方法
じゃがいもの苦味・えぐみの原因になっている有毒成分ポテトグリコアルカイドですが、調理前の下処理の段階でしっかりと除去する必要があります。苦味とえぐみを取り除く下処理方法についてご紹介いたします。
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芽や皮の緑の部分を完全に取り除く
じゃがいもの芽にはポテトグリコアルカイドが多く含まれ、人の体に悪影響を及ぼします。食べても美味しくないので取るようにしましょう。
また、本来地中にいるじゃがいもは日の光を長時間浴びることにより光合成をスタートさせます。家で保管しているじゃがいもも日が当たる場所に置いておくと、だんだん緑色に変色してきます。この緑色にはポテトグリコアルイカイドが含まれていますので、包丁やピーラーで丁寧に取り除いてください。
あく抜きする
ポテトグリコアルカイドは水溶性の有毒成分なので、切ってから水に浸けておくと多少成分が水に溶け出す性質を持っています。
じゃがいもを切ったら10分ほど水に浸け、流水でよくすすぎましょう。この時、浸けた後の水が白濁としているかもしれませんが、これはじゃがいもに含まれるデンプンなので気にすることはありません。
まとめ
「じゃがいもの苦味と舌の痺れの原因・対処法」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- じゃがいもの苦味・えぐみは「ポテトグリコアルカロイド」という天然の毒成分によるもの
- 毒成分は、芽や緑色に変色した箇所に多い
- 毒成分は沢山摂ることで腹痛・下痢・吐き気などの症状が出る危険性がある
じゃがいもの苦味やえぐみの原因は、じゃがいもに含まれる毒成分であることがわかりました。少量であれば症状は出ないかと思いますが、体の小さいお子様な敏感なので食べさせないようにしましょう。
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