冬になると、果物コーナーに並ぶポンカン。どんな味か思い出せますか?よく食べる方は「当たり前だ!」とも思われるかもしれません。
ですが、なんとなく「皮が硬そう」「酸っぱそう」と手軽でみじかなミカンを選んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、そんなポンカンの 今更聞けない魅力について ご紹介いたします。
- ポンカンの特徴
- 生産地と旬の時期
- どんな味?
- 美味しいポンカンの見分け方
- ポンカンの食べ方
スポンサードリンク
目次
|
|
ポンカンってどんなもの?
ミカンの種類って沢山あって、スーパーで名前が書いてあれば判断できますが、頂き物で渡されて「これなんの種類?」となってしまうことないでしょうか。
まずは、 基本のポンカンの特徴 からご説明いたします。
ポンカンの特徴は?
ポンカンとは、ミカン科ミカン属ミカン類に分類されている果物です。
見た目の特徴は、頭の部分(果梗部)が突き出ていて、へたには放射線状の溝が入っていることが多いです。お尻の部分(果頂部)はヘコんでいるのが特徴です。
色は濃いめのだいだい色で、皮は一見、硬そうな印象を受けます。
また、ビタミンCは、ミカンよりも多く含まれていて、疲労回復に良いとされるクエン酸や整腸作用のあるペクチンなどが含まれています。
アレルギーや動脈硬化を抑制する効果も期待できると最近の研究でわかってきています。β‐クリプトキサンチンという成分には、抗がん作用が含まれています。
ポンカンの品種には大きく2つに分けられます。
・低梢系・・・やや気候の低い地域でも栽培でき、小ぶりですが味は濃い。
生産量が多い産地は?
ポンカンは、 インドのスンタラ地方 が原産地とされていて、インド・ネパール・東南アジア諸国・中国南部・台湾・日本など、 アジア各地 で栽培されます。
日本では、特に暖かい地域で栽培され、愛媛・鹿児島・熊本・大分・高知などから生産されることが多いです。
旬の時期はいつ?
ポンカンは、 11月〜12月に収穫 されるのですが、すぐに出荷しません。
予措(よそう)といって、しばらく貯蔵することで皮の水分を飛ばし、柔らかくてマイルドな味にさせてから出荷します。これには腐敗防止の効果もあります。
食べごろになったものから出荷していき、ピークは1月〜2月です。
スポンサードリンク
どんな味?見分け方は?
気になるのは、その味。大きめのミカン類は酸っぱいイメージがありますが、ポンカンもそうなのでしょうか。
値段
値段に関しては、その年やお店、栽培方法などで変わりますが、一般のスーパーで売られているものは、一袋500円程度がベターではないでしょうか。
味は?すっぱい?
イメージとは違い、ポンカンは酸味がほとんどありません。甘みが強く、それは温州みかんより濃厚です。また、南国を思わせる 独特の香り が特徴です。
見分け方
より甘く美味しいポンカンの見分け方は以下の通りです。
・色が濃いもの・皮に張りがあるもの・ヘタが小さいもの・重みを感じるもの・比較的扁平な形のもの
皮を触った時に、フカフカしすぎているのは水分が足りていない可能性があります。
スポンサードリンク
ポンカンの食べ方
ポンカンを食べるときは、包丁でカットするのか、薄皮は剥いた方がいいのか…。ポンカンの食べ方をご説明します。
そのまま
ポンカンの皮は、触ってみるとブカブカしていて、 皮と実の間に隙間があります 。そのため、ミカンのように簡単に手で剥くことができるのです。
皮をマーマレードに
無農薬や自然栽培のポンカンを手に入れたら、マーマーレードを作ってみませんか。ポンカンのマーマレードは、皮ごと使うことでより香りが強くなります。
実と皮を砂糖と煮るだけで簡単ですし、 皮を捨てず に使えて気持ちがいいですよ。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- ポンカンは、濃い橙色で、突き出した頭とヘコんだお尻が特徴。
- ビタミンCやクエン酸、ペクチンなど美容と健康にいい栄養が含まれている。
- 原産地はインド。
- 日本では、愛媛・鹿児島・熊本・大分・高知で多く栽培されている。
- 酸味はほぼなく、甘みが強い。
- 色が濃いものや重みを感じるものなど美味しいポンカンの見分け方がある。
- 皮は柔らかく手で剥くことができ、薄皮もそのまま食べられる。
- マーマーレードは皮ごと使うのがオススメ。
いかがでしたか。見慣れた果物にも、知らないことがたくさんあります。今頃ポンカンは収穫され始めていて、年明けに甘くなったポンカンを見るのが楽しみです。
また、 美容と健康、地球を守るため にも農薬などを使っていないものを選ぶことでたくさんのものを守ることができますよ。
スポンサードリンク