舞茸が酸っぱいと腐っている!?症状・見分け方や対処方法は?

シャキシャキした食感が美味しい舞茸。気軽に購入でき、さまざまな料理に活用できるので、よく利用する方も多いのではないでしょうか。

そんな舞茸は腐るとどうなるかご存知ですか?この記事では、

  • 舞茸が腐っている状態は?
  • 腐った舞茸を食べるとどうなる?
  • 対処方法や見分け方は?

これらのテーマについて紹介していきます。舞茸が腐るとどうなるか知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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舞茸が腐っている状態は?

 学名 Grifola frondosa
 英語名 hen of the woods
 分類 サルノコシカケ科マイタケ属
 別名 クロブサ・クロフ

舞茸は、日本をはじめアメリカやアジア・ヨーロッパなどでも、昔から食べられてきました。

炒め物から炊き込みご飯・パスタの具など、さまざまな料理に活用できる舞茸ですが、安いからと多めに買ってしまって使いきれなかった経験はありませんか?

舞茸は腐るとどんな状態になるのでしょうか。その特徴を見ていきましょう。

酸っぱくなる

舞茸は腐ると酸っぱい臭いを発します。舞茸だけでなく、きのこ類は水分量が多く細菌や微生物が繁殖しやすいのが特徴です。

そのため、腐敗が進むと酸味が出ることがあります。そうなった場合は食べるのを避けましょう。

水っぽい

舞茸が腐ると、かさの表面にぬめりや水気がでることもあります。舞茸はほとんどが水分でできているため、日が経つとその水分が出てくるのです。水分が多くなると菌が繁殖しやすくなるので早めに食べきりましょう。

大量の水滴がついている、全体的に湿っているといった状態の舞茸は処分することをおすすめします。

お店で購入する際もパックに水滴が付いているのもは選ばない方がいいでしょう。

臭いは?

舞茸は腐ると臭いが酸っぱくなります。どんな食品でも異臭がするものは食べるのを避けた方がいいでしょう。

アンモニア臭・異臭・酸っぱい臭いを感じた舞茸は処分するのがおすすめです。

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腐った舞茸を食べるとどうなる?

ここでは腐った舞茸を食べることで起こる症状を紹介していきます。

腹痛になる

腐ったきのこを食べると腹痛などの症状が出ます。また、腐っていない舞茸も食べすぎると腹痛を引き起こします。

舞茸には食物繊維が豊富に含まれており、適量を摂取すれば腸内環境を整える効果があります。しかし食物繊維を過剰に摂取すると腸が過度に刺激され、腹痛や下痢を引き起こすのです。

もともと胃腸が弱い方などは、自身の体調を見ながら食べる量を調整しましょう。

喉がイガイガ・舌が痺れる

こちらの症状は腐った舞茸を食べたときに出る症状ではありません。

舞茸には「たんぱく質分解酵素」が含まれています。そのため舞茸を生で食べると喉がイガイガしたり舌に痺れを感じる場合があります。

加熱すると酵素の影響はなくなるので、舞茸は必ず加熱してから食べるようにしてください。

吐き気がする

腐ったきのこは食中毒に似た症状を引き起こします。また、腐ってなくても舞茸を食べすぎると吐き気などの中毒症状が出ます。

これは、舞茸に含まれている「シアン」という成分が原因です。特に腎臓に障がいのある方は、舞茸の食べすぎや生焼けに注意しましょう。

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保存方法や見分け方は?

ここでは、舞茸を長持ちさせる保存方法や食べない方がいい状態の特徴・腐っているようで腐っていない状態の特徴を紹介します。

長持ちする保存方法はあるの?

舞茸は高温多湿の環境で傷みやすいきのこです。常温保存ではほとんど持たないので、基本は冷蔵・冷凍保存をおすすめします。

冷蔵保存で約1週間、冷凍保存で約1か月持ちます。冷凍する場合は、石づきをカットし、食べやすい大きさにしてから保存袋に入れて冷凍しましょう。舞茸は冷凍することで旨味成分が増すため、生の状態より美味しく感じられます。

冷凍・冷蔵共にできるだけ密閉した状態で保存するのがポイントです。ラップに包むのもいいでしょう。

また、舞茸は水に弱いので水で洗うのはおすすめしません。洗う際は調理の直前にしましょう。

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見分け方は?

濃い茶色や黒く変色している舞茸は食べるのを避けましょう。また、酸っぱい異臭がしたり、水気が出たりしているものも食べるのはおすすめしません。

腐った舞茸の特徴は以下の通りです。

  • 水っぽい汁が出ている
  • 溶けている
  • ぬめりがある
  • 臭いが酸っぱい
  • 変色している
  • 白・青・緑色のカビが生えている
  • 触るとボロボロと崩れる

食べられるラインはどこ?

まだ食べられる状態の舞茸の特徴を紹介します。

  • 断面がピンク色になっている

    舞茸は傷み始めると断面がピンク色に変色する場合があります。これは「チロシン」という成分が酸化したことにより起こる現象です。チロシンに毒性はなく、カビではないので、食べても問題はありません。
  • 乾燥してパサパサしている

    水分が抜け、表面がパサパサに乾燥していても、腐っているわけではないので食べられます。しかし、味や風味などは落ちているため、早めに食べきるのがおすすめです。
  • 気中菌糸がついている

    白い綿毛のようなものは、気中菌糸の可能性があります。これは、きのこが収穫してもさらに大きくなろうとするため出てくるもので、害はありません。気中菌糸は食べられますが、気になる場合は洗い流すなどして取り除きましょう。

まとめ

腐った舞茸の状態や食べたときの症状を紹介しました。

この記事をまとめると

  • 舞茸は腐ると水っぽく、酸っぱくなる
  • 腐った舞茸を食べると食中毒のような症状が出る
  • 舞茸はしっかり密閉した状態で冷蔵または冷凍保存する

美味しい舞茸ですが、もったいないからといって日が経っているものを食べるのは危険です。この記事を参考に、腐った状態の舞茸を確認し、安全に舞茸を楽しみましょう。

 

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