プルーンとプラムの違いを詳しく解説!栄養素や使用法・見分け方も

鉄分が豊富ということで知られるプルーン。ですがプルーンとプラムってどう違うの?疑問に思ったことはありませんか?そこで今回は

  • プルーンとプラムとは
  • プルーンとプラムの大きな違い
  • プルーンとプラムの栄養素の違い
  • プルーンとプラムの味の特徴
について詳しく解説していきますよ。

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プルーンとプラムとは

プルーンとプラム、それぞれの特徴についてご紹介します。

プルーンとは

英語表記 European plum

プルーンは西洋スモモと呼ばれ、欧米ではドライフルーツとして利用されるのが主流のようです。

日本でもドライフルーツのプルーンを目にすることが多いと思います。

基本的には、西洋スモモの中でもドライフルーツ専用の品種であるドメスチカスモモをプルーンと呼びます。

ただし日本では西洋スモモ品種全般をプルーンと呼んでいるようです。

最近では、プルーンは健康果実として生食での利用が増えてきています。鉄分やミネラルが豊富なので、健康や美容面での効果が期待されているのです。

プルーンは青っぽくプラムは赤っぽいというイメージがあるかもしれませんが、どちらにもたくさんの品種があり、それぞれに色が違います。

プラムとは

英語表記 Japanese plum

古来から日本にあった果樹ですが、アメリカに渡って品種改良されたものが再び日本に導入され、それが現在の品種となりました。

プラムには様々な品種があり、6月頃から9月頃まで市場に出回っています。果実の色も品種によって違います。

代表的な品種をご紹介しておきますね。

  • 大石早生 ・・・ 7月上旬が旬で、皮は赤く実は黄色い
  • ソルダム ・・・ 8月上旬が旬で、皮は緑で実は赤い
  • 太陽 ・・・ 8月中旬が旬で、皮は赤く実は白っぽい

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プルーンとプラムの大きな違い

プルーンとプラムはどのように違うのか?その大きな違いについてご紹介します。

プルーンはスモモの仲間

プルーンとプラムの分類や総称は、実はあいまいです。

スモモには日本スモモヨーロッパスモモ(西洋スモモ)があります。

通常プラムと言えば日本スモモを指し、ヨーロッパスモモはプルーンと呼ばれます。

プルーンもプラムも、語源は同じギリシャ語のプロウノンです。

プラム 英語
プルーン フランス語

という違いがあります。

グレープ 英語
レーズン フランス語

と同じことですね。

プラムは生スモモの総称

スモモには300種以上の品種があると言われており、西洋スモモはローマ帝国の書物にも登場するほどです。

日本には、西洋スモモではなく中国原産のスモモが奈良時代に伝わったとされており、古事記や日本書紀、和歌にも登場します。

日本では乾燥させたものやジャムなどに加工されたものを「プルーン

生のまま食べるものを「スモモ」もしくは「プラムと呼び分ける傾向にあるようです。

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プルーンとプラムの栄養素の違い

プルーンとプラム、その栄養素はどのように違うのでしょうか?

プルーンの栄養素

プルーンはその栄養価の高さから「ミラクルフルーツ」と呼ばれることもあるほど。

特に多く含まれているのは食物繊維・ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンK・鉄分・カリウム、マグネシウムなどです。

現代人に不足しやすい栄養素を豊富に含んでおり、食生活に取り入れることでバランスの取れた栄養を摂取することができます。

また、妊娠中に積極的に取り入れたい栄養素も多く含まれていますよ。

プルーンには健康な骨の生成に必要な栄養素がバランス良く含まれています。

骨は常に、古い骨を壊して新しい骨を作るということを繰り返して、健康な骨を保っています。

ホルモンバランスの変化や老化などによってこのバランスが崩れ、骨がスカスカになってしまうのが骨粗鬆症です。

特に閉経後の女性はホルモンバランスの乱れによって骨粗鬆症を引き起こしやすいので、丈夫な骨を作るための栄養素が必要になってくるのです。

プラムの栄養素

プラムには食物繊維、葉酸、ポリフェノール、ビタミンEなどの栄養素があります。

プラムの皮には、水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれています。

食物繊維は腸内の善玉菌を増やすだけでなく、脂質、糖、ナトリウムなどを体外に排出するはたらきもしています。

そのため、脂質のとりすぎを原因とした肥満や糖尿病など、生活習慣病の予防にも効果的と言われているのです。

プラムにはポリフェノールが含まれており、これには強い抗酸化作用が期待できます。

抗酸化作用とは、体に有害な活性酸素の発生を押さえ、発生した活性酸素を取り除くはたらきのこと。

これによって動脈硬化や老化、免疫力低下などを防ぐ効果があると言われています。

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プルーンとプラムの味の特徴

最後はプルーンとプラム、その味の違いや特徴についてご紹介します。

プルーンの味

一般的にプルーンといえばドライフルーツがメジャーですが、生のまま食べることもあります。

生で食べると少しねっとりとしたやわらかい食感です。

熟した実なら基本的には甘く、酸味はほぼありません。

プラムの味

プラムは主に生食用で果汁が多く、適度な甘みと酸味が特徴です。

日本スモモは生で食べるとシャキシャキとした食感

プラムは皮の部分が酸っぱいので、皮をむいて食べたいと思う人も多いのでは。

ですがプラムの栄養素は皮部分に集まっているため、むいてしまってはもったいないんです。

良薬口に苦しといったところですね。

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まとめ

プルーンとプラム、それぞれの違いや特徴についてご理解いただけましたか?

この記事をまとめると

  • プルーンとプラムは元は同じもの
  • 品種やドライか生かなどの違いによって、呼び方が変わっている
  • どちらも栄養素が豊富で食物繊維やビタミンを摂ることができる
  • 味や食感に違いがあるのは、品種が違うため

ドライと生で呼び方が変わるというのは、レーズンと同じなのでわかりやすいと思います。

どちらも手軽に手に入るものではないかもしれませんが、見つけた際にはぜひ試してみてくださいね。

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