ピスタチオには毒性があるって本当!?紫のカビは発がん性物質が…

鮮やかなグリーンが特徴的なピスタチオ。「ナッツの女王」とも呼ばれ、最近ではスーパーフードとしても女性の人気を集めています。ですが、そんなピスタチオにも危険が潜んでいることを知っていますか?

そこで今回は、

  • ピスタチオには毒性がある?
  • 食べられるか見分けるポイント
  • 劣化したピスタチオの特徴

こちらについて紹介していきます。

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ピスタチオには毒性がある?


ピスタチオにはさまざまな栄養素が含まれており、美肌やダイエット効果が期待できます。ですがその一方で、毒性が含まれる可能性があることもしっかりと覚えておきましょう。

アフラトキシン

ピスタチオに含まれると言われる毒性とは「アフラトキシン」という菌です。

全てのピスタチオが該当する訳ではありませんが、ピスタチオの殻にはこのアフラトキシンが付着している可能性があります。

アフラトキシンが付着しているピスタチオは、日本に輸入されるタイミングに確認されれば、破棄されているので問題はありません。ですが完全に防ぐことは難しいとされています。

アフラトキシンの特徴

アフラトキシンはカビ毒の一種で、紫色をしているのが特徴です。発ガン性が高く、少量でも長時間の摂取すれば慢性毒性を引き起こす可能性があります。

さらに大量摂取した場合には、急性肝障害を引き起こす危険性があるカビ毒産生菌です。

アフラトキシンはピスタチオだけでなく、落花生やアーモンド、くるみなどのナッツ類に付着することが分かっています。

アフラトキシンが付着するその他の食品

  • 穀類
  • トウモロコシ
  • 乾燥果実など

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食べられるか見分けるポイント


一口にカビと言っても、その種類や危険性はさまざまです。カビの種類を見分けることは非常に難しいため、安易に食べるのはやめましょう。ここからはピスタチオが食べられるか見分けるポイントを紹介します。

ピンク・紫の変色は食べられる

鮮やかなグリーンのイメージが強いピスタチオですが、ピンク色や紫色に変色している場合があります。

一見、腐っているのでは?と心配になりますが、この状態は食べることができます。

 ピスタチオがピンク色や紫色になっているのは、そもそも「元々その様な色である場合」と「加熱加工による変色」が原因です。  特に生のピスタチオには、ピンク色をした斑点が見られることがありますが、カビではないので問題はありません。

カビは生えている場合は食べれない

ピスタチオが食べられるかどうかは、一番の見分け方はカビが生えているか否かです。

表面に白い斑点のようなものが確認できれば、カビの可能性が高いでしょう。表面が白くなっているだけの場合は、ピスタチオの油分が表面に出てしまったものなので問題はありません。

また、殻を剥いたとき、中の実が黒くなっている場合も注意が必要です。

カビを防ぐには

ピスタチオは湿気や水分に弱く、カビが生えるのは酸化が原因です。

開封済みのピスタチオを保存するときは、 ジップロックなどの保存用袋に入れてしっかりと密閉 しましょう。

直射日光や熱も酸化が進む原因になりますので、温度が高過ぎない環境(20℃以下)で保管しましょう。暑い夏場は、冷蔵庫の野菜室で保管するのがおすすめです。

カビがついていなければ、ピスタチオの殻を食べても健康被害はありません。ですが100%安全を保証することはできませんので、できるだけ殻は剥いて実だけを食べるようにしましょう。

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劣化したピスタチオの特徴

腐ってる・臭い
ピスタチオは多少賞味期限が切れても問題なく食べられますが、それは正しく保存できていた場合に限ります。最後に、食べられないほど劣化してしまったピスタチオの見分け方について紹介します。

見た目

ピスタチオが傷んでいる、または腐っているかどうかは、見た目で判断することができます。カビ以外にも次のような状態が確認できる場合は、食べずに捨ててしまうようにしましょう。

  • ねばねばまたはねっとりしている
  • 糸を引いている
  • ピンク・紫以外の色に変色している

匂い

ピスタチオを長期間保存している場合は、入念な確認が必要です。既述のような見た目に変化がなかったとしても、食べる前に匂いを嗅いでをチェックしてみましょう。

次のような匂いがする場合は、腐っていると考えられます。

  • 酸っぱい匂いがする
  • 納豆のような匂いがする
  • 油臭い匂いがする

食感

新鮮なピスタチオであれば、パリッとした食感の良さがあります。ですが時間が経ってしまっているピスタチオは食感にも変化があります。

次のような食感がする場合は腐っている可能性がありますので、速やかに食べるのをやめるようにしましょう。

  • 買ってきたときにはなかった粘り気がある
  • ねばねばまたはねっとりしている
  • 糸を引いている

まとめ

「ピスタチオには毒性があるって本当!?紫のカビは発がん性物質が…」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ピスタチオには毒性がある
  • ピスタチオにある毒性はアフラトキシンというカビ
  • アフラトキシンは発がん性があり少量でも危険
  • ピンク・紫の変色はカビではない
  • 白いカビが生えている場合は危険
  • 劣化したピスタチオはねばねばし腐った匂いがある

ダイエットや美容を目的にナッツを日常的に食べる人が増える一方で、実は非常に恐ろしい危険が潜んでいることが分かりました。食べ慣れていない食品にチャレンジする時は、保存方法や状態の変化に敏感になることが大切です。

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