ピーナッツはナッツじゃないの?栄養素・効能は?食べすぎは危険?

皆さんはピーナッツはお好きですか?ピーナッツといえば柿の種に入っていたり、ミックスナッツの中にたまに入っているなど様々なところで見ることができる食品ですよね。ピーナッツをナッツとして販売してる所が多いのですが、実は厳密に言うとピーナッツはナッツではないんです!

だからと言って栄養価が通常のナッツと比べて劣っているかというとそうではなく、ピーナッツにはピーナッツの強みというものがしっかりあります!今回は知っているようで意外と知らないピーナッツについて解説していきたいと思います。

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ピーナッツってどんな食材?

学名 Arachis hypogaea
分類 マメ科ラッカセイ属
原産地 中南米
別名 ナンキンマメ
英語名 peanut
フランス語名 arachide
ドイツ語名 ErdnuB
旬の時期 8月〜9月
主な生産地 千葉、茨城

ピーナッツの原産地は、南アメリカやアンデス山脈と言われています。徐々にアメリカ中に伝わり、その後1574年に欧州に伝来しました。日本には明治時代初期に中国人から入手した種から栽培が始まったとされていますが、沖縄県では古くから栽培されていたという話もあります。

現在、ピーナッツの日本国内の生産量NO.1は千葉県です。ピーナッツは栄養豊富で、ビタミンE・ビタミンB1・B3・ミネラルのほか、体内では生成することのできない「オレイン酸」や「リノール酸」と呼ばれる脂質が含まれています。これらには、血液や血管を守る働きがあります。

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ピーナッツはナッツじゃないの?

実はナッツというのは定義が非常に曖昧な分類なのです。 狭い意味で「ナッツ」と呼ばれるのは「堅果種子類」と呼ばれる木の実の種の一部ですが、ピーナッツやかぼちゃの種など草の種や一部の豆を含む場合もあります。 

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ピーナッツはとても体にいい!

ピーナッツの脂肪分に含まれるオレイン酸やリノール酸は、体にとても良い影響を与える植物性の油となっています。具体的には、オレイン酸やリノール酸を摂取することによって、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させる効果が期待できます。

さらに、ピーナッツに含まれるGI値は他の食品と比較しても非常に低いものとなっています。そのため、ピーナッツを食事の前に食べることで急激な血糖値の上昇を防ぐ効果があるのです。

GI値とは

食後血糖値の上昇を示す指標のことで「グライセミック・インデックス」の略です。GI値が低い食品を食べると、血糖値の上昇が穏やかになる効果が認められています。

皮も栄養が豊富

ピーナッツの薄皮部分には抗酸化作用のある「ポリフェノール」やアンチエイジング効果のある「レスベラトロール」という成分が含まれています。これらも、ピーナッツから得ることの出来る見逃せない健康効果と言えるでしょう。

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ピーナッツを食べることによって得られる効果

生活習慣病

低GI食品であるピーナッツを適量毎日食べることで、生活習慣病を改善する効果が期待できます。具体的には朝食にピーナッツを追加で食べることにより、血糖値血糖値の上昇を抑えて糖尿病にかかるリスクを大幅に減少できることが確認されています。

脳梗塞

国立がん研究センターの研究結果によるとピーナッツを全く摂取しない人と比べてピーナッツを1日に4.3g摂取した人は脳梗塞の発症リスクが20%低下したとのデータもあります。他にも、脳卒中や、循環器疾患についても同様に発症リスクが低下しています。

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食べすぎは太る?

ピーナッツを食べることに対して「カロリーが高くて、食べると太ってしまう」といったイメージを抱いている人は多いのではないでしょうか。

一般的なピーナッツの食べ方であるバターピーナッツを例にあげると、バターピーナッツ100g当たりに含まれるカロリーは600kcal前後と言われています。確かにこの数値だけを見た場合、低い数値とは言えませんね。

しかし、バターピーナッツの1日における摂取適量である20gを、しっかりとよく噛んで食べることでピーナッツに含まれる食物繊維の効果を最大限に受けることが出来ます。食物繊維は、腸内を綺麗にして便秘改善や排便を促す効果があるのはご存じの方も多いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ピーナッツは堅果種子類ではないので、厳密に言えばナッツじゃない!
  • 他のナッツに比べても劣らない栄養素を持っている
  • ピーナッツに含まれるオレイン酸やリノール酸が体によい
  • 糖質の吸収が低い低GI食品である
  • 生活習慣病や脳梗塞を防いでくれるというデータもある 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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