ちらし寿司のピンクのふわふわの正体は桜でんぶ!語源・使い方は?

ちらし寿司には、ピンク色のふわふわした「でんぶ」をトッピングすることがありますが、これは何を原料とした料理なのでしょうか?子供はいつから食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、

  • ちらし寿司にのってるピンク色のは何?
  • でんぶは何が原料なの?
  • 桜でんぶの危険性
  • 何歳から食べられる?

これらのテーマについて紹介いたします。

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ちらし寿司のピンクのふわふわは何?

ちらし寿しは、レンコンや錦糸卵・しいたけ・にんじんなど酢飯に入れた料理です。ちょっと特別な日の食事として食べることもあるちらし寿司ですが、上にピンク色のふわふわしたものがトッピングされていることもあります。

“このピンク色のものは何でてきてるの?”と疑問に思う方もいるようですが、これは『桜でんぶ』という食品です。桜でんぶは、魚を原料とするふわふわした加工食品です。一体どんな特徴があるのでしょうか?

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桜でんぶとはどんな食べ物?

桜でんぶは、鯛やタラなどの白身魚を茹でてほぐし、脂肪分を取り除いて水分を飛ばしたものです。ピンク色をしているのは食紅で色付しているからで、本来は白い色をしています。

甘みを付けるために砂糖や酒、みりんが調味料として使われており、主にちらし寿司や太巻きに使われています。

どんな味?まずい?美味しい?

桜でんぶは魚が主原料の食品ですが、中には“まずい”と感じる方もいるようです。その理由としては、魚のしょっぱさと砂糖の組み合わせが合わないという声や、見た目が人工的なピンク色なので食品として気持ち悪いという声があるようです。

語源

『でんぶ』とは漢字で「田麩」と書き、江戸時代に存在した「田夫」という料理に由来していると言われています。田夫には田舎臭いという意味合いがあり、せっかくの魚を細かくしてしまった無粋な料理ということが由来となっているそうです。

使い方・使い道

桜でんぶは、ちらし寿司や太巻き以外にも、いなり寿司や団子、手巻き寿司などに使われることもあります。家庭で作るのはなかなか難しいため、市販品の方がお手軽でしょう。

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桜でんぶに含まれる栄養成分

桜でんぶの主原料は魚なので、たんぱく質を含んでいます。また、ナトリウムやカリウム、炭水化物もあります。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。

桜でんぶは体に悪い?

ちらし寿司など料理の彩り役として重宝する桜でんぶですが、“体に悪い”と言われることがあります。その理由には、桜でんぶに使われている保存料や香料・着色料にあります。

桜でんぶの一番の特徴は『ピンク色』であることですが、これは食紅によって付けられている人工的なものです。中には、天然着色料の「ベニコウジ」を使用しているものもありますが、「赤⚪︎⚪︎号」など人工着色料を使用しているものもあるので注意しましょう。着色料の中には、発がん性を持つと言われるものがあります。

注意

合成着色料不使用の桜でんぶなら着色料による危険性はない!

桜でんぶは何歳から食べられる?

離乳食に桜でんぶを使って可愛くしたい!という時もあるかと思いますが、桜でんぶを食べられる時期は1歳を過ぎてからが良いと言われています。

保存料や香料の問題もあるので、頻繁に食べさせるのは避けた方が安全です。また、できれば3歳を過ぎてからの方が安全、という意見もあります。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ちらし寿司のピンク色は、魚を原料とした桜でんぶ
  • 桜でんぶは鯛やタラなどの白身魚の脂肪分をとってほぐし味付けしたもの
  • 人工着色料が使用されていることもあるので体に悪いことも
  • 赤ちゃんは1歳を過ぎてから与えるのが良い

桜でんぶはちらし寿司以外にも、手巻き寿司や太巻きなど主にお米料理と一緒に食べられています。スーパーで手軽に購入することができるので、彩りや華やかさを出したい時に活用してみてください。

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