南国で育ったパイナップルは程よい甘味と酸味が特徴的なフルーツです。そんなパイナップルに、アレルギーがあることをご存知でしたか?
パイナップルのアレルギーには大きく3つに分類されています。意外と知られていない、パイナップルのアレルギー症状について、詳しくまとめてみました。
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そこで今回は、
- パイナップルアレルギーの症状
- 口腔アレルギー症候群
- ラテックスアレルギー
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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パイナップルアレルギーの症状
パイナップルのアレルギーには、「皮膚症状、口腔アレルギー症候群、ラテックスアレルギー」の3種類があります。
どのアレルギー反応も、軽症〜重症の症状があるので、経過観察には注意が必要です。ここからはそれぞれの特徴について、ご紹介していきます。
皮膚症状
パイナップルアレルギーの代表的な症状として、皮膚症状が挙げられます。
アレルギー反応を起こす対象食品を食べた後、全身に蕁麻疹や痒み、赤みが出ることが一般的です。
口腔アレルギー症候群
口腔アレルギーとは、食後数分〜数時間以内に唇や口腔内が赤く腫れる、痒みがある、イガイガするなどの違和感を感じるアレルギー症状です。
口腔アレルギー症候群の場合、口の中だけに異常が生じます。
ラテックスアレルギー
一般的にラテックスアレルギーは、ゴムの木から採れる「ラテックス」という天然ゴムが原因物質とされています。
しかしパイナップルやバナナなど、たんぱく質の構造が似ている果物でも同じアレルギー症状を起こすことがあります。
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口腔アレルギー症候群
口腔アレルギー症候群とは、アレルギー反応を起こす原因食品を食べた直後、喉のイガイガや鼻水が出るなどの異変が起こる症状を言います。
症状が出る食品
口腔アレルギー症候群の原因食品は、牛乳や卵、キウイフルーツ、バナナ、メロンなどの果物です。
子供から大人まで年齢関係なく、アレルギー反応を起こす可能性がありますので、原因となる食品がわかっている場合は、食べないようにしましょう。
食べてどれくらいで症状が出る?
口腔アレルギー症候群の場合、対象食品を食べて15分以内に触れた部分に症状が現れます。
軽い症状の場合、花粉症と似たような症状が現れますが、ひどくなるとアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。
症状が治まるのはどれくらい?
軽い症状であれば、通常1時間程度で症状が治ると言われています。
口腔内が少し痒いだけだと長時間放置していると、症状が悪化する可能性もあります。
食後少しでも変化を感じた場合は、症状が悪化する前に、病院で診察を受けるようにしましょう。
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ラテックスアレルギー
「ラテックス」という言葉を聞いても、何のことかピンと来ませんよね?
ラテックスアレルギーとは、天然ゴム製品(ゴム手袋の内側に付いている細かい粉状)に触れることで、起こる即時型アレルギーです。
ゴム手袋とパイナップルのように、異なる物質であっても、アレルゲンの原因となるたんぱく質の構造が似ているため、同じ症状が現れます。
アレルギーには、このように交差反応を起こして同じアレルギー症状が現れる場合があるということを知っておきましょう。
症状が出る食品
ラテックスアレルギーの反応が出る食品として、パイナップル、バナナ、キウイフルーツ、アボカド、栗などでも症状が出る可能性があります。
果物の中でも、特にキウイフルーツ、バナナはショック症状を引き起こす可能性が高いので、注意しましょう。
食べてどれくらいで症状が出る?
ラテックスアレルギーの症状の多くは、口や唇、喉の腫れや蕁麻疹といった皮膚、粘膜に症状が現れます。
一般的には、数分〜数時間以内に症状が出ると言われています。
症状が深刻になれば、腹痛や嘔吐、呼吸困難などの症状が出る場合もあるので、要注意です。
症状が治まるのはどれくらい?
口腔アレルギー症候群同様、1時間〜数時間程度で症状が治ることが多いです。
症状がひどくない場合は、そのまま自宅で安静にして様子をみましょう。
呼吸や意識に問題があり、アナフィラキシーショックを起こしている場合は、直ちに病院で診察を受けるようにしましょう。
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まとめ
「パイナップルアレルギーで喉がイガイガする…症状はいつ治る?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- パイナップルのアレルギーには、皮膚症状、口腔アレルギー症候群、ラテックスアレルギーの3種類がある
- 皮膚症状は、全身に蕁麻疹や痒みが出る
- 口腔アレルギー症候群は、口腔内のみにアレルギー症状が現れる
- ラテックスアレルギーは即時型アレルギーで、全身に蕁麻疹ができたり呼吸器症状が現れる
- アレルギー反応は、原因となるアレルゲンだけではなく、たんぱく質の構造が似ている食品、物とも反応して起こる可能性がある
- 軽いアレルギー症状の場合は安静にして様子を見る
- アナフィラキシーショックなど、症状が重症化している場合は直ちに病院で診察を受ける
パイナップルを食べて口や喉に違和感を感じたり、ゴム手袋をして痒くなったりと肌トラブルが起きた場合には、アレルギーの可能性を考えた方が良いでしょう。
不安な方は、一度病院でアレルギー検査を受けることをお勧めします。
検査方法によってはパイナップルの項目が抜けているものもあるので、項目を事前に確認してから受けるようにしましょう。
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