ピクルスに向かない野菜と合う野菜まとめ3選!理由や特徴も紹介

食卓を鮮やかに彩ってくれるピクルスは、家庭の常備菜としても人気が高く、自分で作っている方も多いのではないでしょうか?

ピクルスは簡単に言うと酢漬けの野菜です。漬物の一種ですので、ほとんどの野菜がピクルスにできると言っても過言ではありませんが、向かない野菜があることがご存じですか?

そこで今回は、

  • ピクルスに向かない野菜の特徴
  • ピクルスに向かない野菜①小松菜
  • ピクルスに向かない野菜②ハーブ類
  • ピクルスに向かない野菜③ほうれん草

について紹介いたします。

ピクルスに向かない野菜の特徴

ピクルスに向いている野菜は、生でも食べられる野菜と根菜野菜と言えます。よく見かけるのは、きゅうり、にんじん、大根、根菜やトマトのような多肉質の野菜が多いでしょう。

逆に言えばそれ以外の野菜はあまり向いていないということです。ピクルスに向いていない野菜の特徴を紹介いたしますので、ご自宅で作る際の参考にしてみてください。

えぐみが強い野菜

えぐみが強い野菜は、ほぼ生の状態で食べるピクルスには向いていません。えぐみが強い野菜には、「シュウ酸」と呼ばれるアクの元になるものが含まれています。

とくに青菜に含まれていることが多いため、これらの野菜はピクルスを作るうえであまり選択されません。ピクルスにする場合には青菜野菜は避けるか、しっかりアク抜きをすることでえぐみを取り除く必要があります。

生で食べられない野菜

ピクルスを作る過程で長期保存するなら保存用のビンごと加熱処理をすることもありますが、基本的に生のままピクルス液に漬け込みます。ですので、生のまま食べられない野菜はピクルスには向いていない野菜になります。

れんこんやゴボウといった生で食べられるものの少し硬い根菜野菜は、一度下茹でしてから漬け込む方がおいしく仕上がります。

ピクルスに向かない野菜①小松菜

小松菜はあまりピクルスに向かない野菜の一つです。もし、小松菜のピクルスを作る場合は、

  • 旬に収穫されたもの
  • 肥料を与えすぎていないもの

などを選ぶといいでしょう。

ピクルスに向かない理由

小松菜には、えぐみを感じるシュウ酸が含まれています。ほうれん草ほど含有量はありませんが、収穫時期(旬以外の収穫)などによっては苦みやえぐみを強く感じることがあります。

また、肥料のやりすぎでも、葉部分に肥料の成分が残留し、それが苦みやえぐみとして感じられることがあります。葉部分が青々としたものは苦みやえぐみが強い傾向にありますので、もしピクルスにしたい場合は青すぎないものを選びましょう。

ピクルスにした時の味の口コミ

  • 苦い。
  • お新香みたいでおいしい。

前述のように小松菜がピクルスに向かないといっても、作ることは可能です。茎部分は歯ごたえがありお新香のような触感になるそうです。

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ピクルスに向かない野菜②ハーブ類

ハーブ類もピクルスとして食べるには向かない野菜の一つです。どちらかと言えば、ピクルスの風味付けに使われることが多いかと思います。

ピクルスに向かない理由

ピクルスにするのに向かない理由は、過食部分がないことと香りが強いためです。ピクルス自体には向きませんが、ハーブピクルスとして味付けや風味づけにスパイスとともによく使われます。

ご自宅で作る方は、いろんなハーブをブレンドしてオリジナルピクルスを楽しむ方が多いようです。基本のピクルス作りをマスターしたらぜひチャレンジしてみてください。

ピクルスにした時の味の口コミ

風味付けにハーブを使った時の口コミをご紹介します。

  • 酸味がまろやかになる。
  • 風味がいい。

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ピクルスに向かない野菜③ほうれん草

ほうれん草は、ピクルスに向かない代表的な青菜野菜と言えます。

ピクルスに向かない理由

小松菜がピクルスに向かない理由でも述べましたが、ほうれん草には苦みやえぐみを出すシュウ酸が多く含まれています。そのため、基本的に熱を加えず漬け込むピクルスにすると苦みやえぐみが強く感じられます。

また、シュウ酸の過剰摂取は尿路結石の危険性があるとの指摘もあり、あまり生食にむかない野菜ですので、ピクルスには向かない野菜といえます。

シュウ酸は水に溶ける性質があるため、ほうれん草をピクルスにしたい場合は、茹でてアク抜きをして、水気をしっかり絞ったあとに漬け込むといいでしょう。

ピクルスにした時の味の口コミ

ほうれん草をピクルスにしたときの口コミはありませんでした。おそらく、えぐみもくせも少ない小松菜がほうれん草の代用としても使われるため、ほうれん草ではあまり作られないのではないかと考えます。

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まとめ

今回は、ピクルスに向かない野菜やその特徴をご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ピクルスに向かないのは、シュウ酸が多く含まれる青菜野菜と生で食べられない野菜
  • ハーブは食べるためというより風味付けに使われる
  • アク抜きや下茹でなどの処理をすればピクルスにすることは可能

ピクルスには向いていないと言いつつも、苦みが気にならない、むしろクセになるという方もいらっしゃるでしょう。苦みもおいしいと感じるのであれば、とくに気にせずピクルスにしても楽しめるかと思います。

苦みが気になるお子さんなどには、青菜野菜を使う際のアク抜きが必須かもしれませんね。今回ご紹介したピクルスに向かない野菜やその特徴を参考にしつつ、いろんな野菜を使って自家製ピクルスを作って楽しんでみてください。

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