定番のきゅうりだけでなく、余ったものやたくさんいただいたお野菜、野菜以外にはゆで卵など、さまざまに楽しめるピクルス。たくさん作って保存しておきたいけど、どうしたら日持ちをよくできるの?悪くなったものの見分け方は?と知りたいことがたくさんですよね。
そこで今回は
- ピクルスの日持ち期間
- 自家製ピクルスを日持ちさせるコツ
- ピクルスが腐った場合の見分け方
- ピクルスの保存方法
について紹介していきます。
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目次
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ピクルスの日持ち期間
ピクルスは保存食品だから長期保存できる!そう思っている方が多いのではないでしょうか。お酢に含まれる酢酸の力には殺菌・抗菌のパワーがあります。
市販品のピクルスは数ヶ月〜1年の長い賞味期限がありますが、自家製ピクルスではあまりに長期の保存はおすすめしません。ではどのくらいが良いのでしょうか?
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冷蔵で1週間
ご家庭で作るピクルスは一般的には冷蔵保存で1週間くらいが目安です。
1週間で食べ切れるくらいの量で作らないと、残ったものが悪くなってしまうので、ちょうど良い量になるよう気をつけて作りましょう。卵のピクルスはもう少し早く3〜4日で食べ切りましょう。たくさん作りすぎると置く場所もなくなってしまいますので適量で作りましょう。
夏場は数日で食べきろう
夏場は他の季節に比べて湿度や湿度により菌が繁殖しやすい季節です。夏場は通常よりもっと早めで、2〜3日で食べ切るのがおすすめです。さっぱりとしたピクルスは夏場におすすめ。野菜もお酢もたくさん食べられるので積極的に食べ切って、早いサイクルで作りましょう。
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自家製ピクルスを日持ちさせるコツ
市販品と同じように殺菌・滅菌して、さらに真空の状態にすることは、家庭ではなかなか難しいですが、なるべく気をつけて作ることで、日持ちさせるコツがあります。
野菜を煮沸消毒する
ピクルス作りの時には漬ける前に野菜を加熱するのが日持ちさせるコツです。
沸騰したお湯で茹でることで、野菜自体の劣化を遅らせることができます。ゆで卵の場合は半熟ゆで卵にはせず、硬めのゆで卵にしてください。煮沸した野菜やゆで卵は漬ける前に粗熱をしっかりとって水気も残らないようにしてくださいね。
保存瓶もしっかり消毒する
ほとんどの場合、保存瓶や菜箸などに菌が付着していて、そこから菌が少しずつ繁殖し悪くなってしまうことが多いです。
保存瓶はたっぷりのお湯で瓶が全て熱湯に浸かるようにして、しっかりと10分以上煮沸消毒しましょう。その際、瓶のフタを消毒するのを忘れてしまいがちなので気をつけて。煮沸した後は清潔なふきんでしっかりと水気を拭き取り乾燥させましょう。また、使用する菜箸も一緒に煮沸消毒してください。
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ピクルスが腐った場合の見分け方
匂い・味の変化
ピクルスはお酢で作ったピクルス液に漬けて作る食品です。お酢にはツンとした匂いがもともとあるので、腐っている匂いかどうかの見分け方が難しいですね。ですが、お酢の匂いとは異なる不快な匂いがするもの、明らかに腐った匂いのものはNGです。
味もお酢や野菜の味とは異なる苦味や雑味のあるもの、舌にピリッとくるものは食べない方が良いでしょう。
見た目の変化
見た目でわかる変化としては、ピクルス液に白い膜が張っていたり、漂っているもの、野菜の色が茶色に変化しているものなどはやめておきましょう。またカビが付着しているものもアウトです。
カビは白い物、青いもの、黒いもの、ピンクっぽいものなどさまざまな色があります。ピクルス液にきちんと浸かっておらず、漬けたものがピクルス液から出てしまって空気に触れている場合などは、その部分がカビてしまうことが多いです。
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ピクルスの保存方法
冷蔵の場合
冷蔵庫は低温であるため、菌の繁殖が抑えられます。ピクルスの保存は最低限、冷蔵庫で保存しましょう。その場合も、保存瓶の周りについてしまったピクルス液は拭き取り瓶をきれいにして、ピクルス液がこぼれない、空気が入らないようにフタもしっかりしましょう。
何度もピクルスを取り出す場合には、お箸もきれいなものを使いましょう。
冷凍の場合
冷蔵よりも冷凍の方がさらに日持ちが長くなります。その場合は瓶ではなく、ジッパー付きの袋にピクルス液と一緒に入れて、なるべく空気を抜いて冷凍しましょう。
冷凍したものは食感が変わってしまうことが多いので、ぽりぽりとした食感がなくなってしまうかもしれません。その代わり味もしっかり染み込みますし、やわらかい食感になるので、お好みで食べてください。また冷凍する時には、取り出しやすく、解凍しやすいように一回分に小分けにして冷凍するのがおすすめです。
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まとめ
「ピクルスの日持ち・保存方法」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 自家製ピクルスの日持ちは1週間程度、夏場は2〜3日で食べ切る。
- 自家製ピクルスを日持ちさせるコツは、具材となる野菜の加熱と保存瓶の煮沸消毒。
- ピクルスが腐った時は、お酢以外の変な匂いや白いものが浮いている時。
- ピクルスの保存方法は冷蔵庫が一番良いが、冷凍庫でさらに長い保存が可能。その場合は食感に注意。
ピクルスはきゅうり、にんじん、セロリが定番ですが、時間のある時にはカリフラワーやゆで卵など普段とはちょっと違うものでチャレンジするのも楽しいですね。
また余りやすいキャベツや大根などの大型野菜を消費するのにもピッタリ。春・夏・秋・冬、それぞれの季節の野菜で、ぜひたくさん作りおきして楽しんでくださいね。
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