ピクルスは手作りだとどれくらい日持ちする?常温保存は可能?

ピクルスは、野菜を甘酢や塩漬けして長期保存させるための調理方法で、外国ではサンドウィッチやサラダ、ハンバーガーなど、日常の食事には欠かせない食品です。それぞれの国によって色々な種類のピクルスがあり、楽しみ方も様々です。

今回は、ピクルスを手作りした場合はどれくらい日持ちするのか?ということについて解説していきます。市販のピクルスは日持ち期間が長いことでも知られていますが、ご家庭で手作りした場合でも同様に日持ちするのでしょうか?そこで今回は、

  • ピクルスはどれくらい日持ちする?
  • ピクルスは腐るとどうなる?
  • ピクルスを長持ちさせる保存方法

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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ピクルスはどれくらい日持ちする?

ご家庭で手作りしたピクルスはどれくらい日持ちするのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

1週間以内に食べきる

ピクルスはお酢や塩を使用するため、正しい調理方法を守れば長期保存も可能です。しかし、衛生管理の知識がない方が、自己流の誤った調理方法で行ってしまった場合は1週間程度で腐らせてしまうこともあります

また、食材によっても保存期間が変わってくるため、注意が必要です。

ピクルス液や保存容器によって変わる

ピクルスは調合するピクルス液の材料の割合や、保存容器によっても保存期間が大きく変わってきます。一般的な作り方は、塩と酢を適切な割合で使用する、煮沸消毒したガラス瓶で作ることです。

プラスチック製の容器などを使用する場合、煮沸消毒が不十分であったり、密封性が保たれないなどの理由で、ガラス瓶の方が適していると言われています。

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ピクルスは腐るとどうなる?

それではピクルスが腐ってしまった場合、どのような変化がみられるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

容器や液体の変化

ピクルスが腐ってしまった場合は、漬け汁であるピクルス液にも変化が出てきます。通常ピクルス液は澄んでいますが、腐ってくるとトロミが出たり、濁って来たります

少し濁った程度であればまだ食べられる場合もありますが、変化がみられる場合は少量味見してから食べるようにしましょう。

野菜自体の変化

ピクルスが完全に腐ってしまった場合は、「野菜がとろけてしまう」といった変化がみられる場合もあります。通常ピクルスは、箸などで掴んでも崩れることはありません。しかし腐敗が進み、野菜が分解されてしまうと野菜が崩れるようになります。

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ピクルスを長持ちさせる保存方法

ピクルスはお酢が多く使用されるため、一般的には長期保存が可能というイメージが強いです。しかしいくつかのポイントを意識しないと、せっかくのピクルスがすぐに傷んでしまいます。ピクルスを長持ちさせるポイントについて解説していきます。

殺菌方法について

ピクルスには多くのお酢を使用します。一般的にお酢というと、殺菌効果が高いという印象がありますが、実は違います。お酢には「静菌効果」があり、雑菌の繁殖を抑える効果があるのです。

そのため、お酢を使用するからと言ってピクルスが腐らない、ということではありません。雑菌の繁殖を抑えるわけですから、最初の仕込みの段階の「殺菌方法」が大切です。

瓶をしっかり煮沸消毒することや、使用する野菜も下茹でする、といった工程がとても大切なのです。

お酢の効果

先ほども少し紹介しましたが、お酢には「静菌効果」があります。しかしお酢と砂糖だけでは雑菌の繁殖を抑えることは難しいです。そこで重要になる調味料が「塩」です。

塩とお酢を適切な割合で調合することで、より長期保存可能なピクルスを作ることが可能になります。

常温保存は出来る?

ピクルスを美味しく長く楽しむためには保存方法を意識することが大切です。日本の漬物などは常温のまま保管されることが多いため、ピクルスも常温保管しても大丈夫なように感じます。

しかしピクルスなどの漬物にも当然雑菌は繁殖しますから、保管場所は冷蔵庫がおススメです。

冷凍保存は向いていない

ピクルスを冷凍保存することは不可能ではありませんが、不向きではあります。その大きな理由としては「食感が悪くなる」ということが挙げられます。野菜の多くは冷凍することで細胞が壊れ、食感が柔らかくなります。

ピクルスを冷凍保存することで、せっかくのカリカリとした食感が失われてしまうのです。

冷蔵保存がお勧め

ピクルスの保存場所として一番おススメは「冷蔵保存」です。ピクルスは正しい作り方を守れば、たとえ冷蔵保存でも、数か月から1年以上は日持ちする食品です。ピクルスの調理方法自体が「食材を長持ちさせる為の知恵」だからです。

まとめ

今回は、ピクルスを手作りした場合の日持ち期間や、長期保存する際のポイントなどについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • ピクルスを手作りする場合は、瓶を煮沸消毒する・野菜を熱湯で茹でるといった工程が大切
  • 腐ってしまった場合は、ピクルス液が濁ってきたり、野菜が溶けてくるといった変化がみられる
  • ピクルスを手作りした場合は冷蔵保存が一番最適

いかがでしたか?手作りピクルスの日持ち期間について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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