ピータンとは、中国で前菜としてよく用いられている食られているアヒルの卵の加工品です。日本では、においや見た目から苦手意識を持っている方が多いようです。ところが、一度食べるとクセになるおいしさです。
今回は
- ピータンってどんな食べ物?
- ピータンの賞味期限について
- ピータンは腐らないって本当?
- ピータンの食中毒について
- ピータンの食べ方・レシピ
スポンサードリンク
目次
|
|
ピータンとはどんな食べ物?
意味
ピータンとは、中国料理で、皮蚕(ピータン)と書きます。アヒルの卵の加工品です。中国では、よく前菜に出されています。粥料理やお菓子などに用いられます。高級なものは、「松花蚕」(ソンホアダン)と呼びます。
ピータンは、アヒルの卵に石灰や塩、木炭など土に混ぜ、塗り、もみ殻をまぶしてから土や甕の中に密封して、数か月熟成発酵させます。発酵させると、卵がアルカリ性になり、白身部分は黒い半透明のゼリー状になり、その上には黄色い模様ができます。この黄色い模様が松の葉に似ているのでピータンは「松花蚕」と呼ばれるのです。
変性する
ピータンは、殻の上からアルカリ成分が徐々に浸透することで、たんぱく質が変性していきます。ピータンがゼリー状になるのは、たんぱく質が一回分解し溶解してから、再び固まることで起こります。
強いアルカリ性のため、菌は繁殖しづらい食品です。
スポンサードリンク
ピータンの賞味期限・日持ち
ピータンの日持ちは、最長2年程度です。ピータンは、発酵食品のため長期保存が可能になります。製品によっては、製造日から8か月までのものもあり製品によって、かなりのばらつきがあります。
この賞味期限は、殻を剥く前のものです。殻を剥いてしまったピータンはその日のうちに食べるようにしましょう。
賞味期限切れは食べられる?
賞味期限とは、正しく保存された場合の美味しく食べられる期限となります。そのため、多少賞味期限が切れても問題なく食べることができます。比較的、賞味期限が長いです。賞味期限切れのものを食べる際は、1ヵ月以内にしておくことがおすすめです。
保存方法
ピータンは殻が割れなければ、長期保存が可能です。割れてしまったり亀裂が入ると傷みやすくなります。殻付きであれば常温保存がおすすめです。
冷蔵保存や冷凍保存をしてしまうとピータンの口当たりが悪くなってしまいます。冷やして食べたい場合は、食べる直前に冷蔵庫で冷やしましょう。
スポンサードリンク
ピータンは腐らないって本当?
ピータンは比較的、腐りづらい食品です。殻付きの場合ほとんど腐ることはありません。理由は、強いアルカリ性の食品のため細菌は繫殖することができません。
しかし、殻を剥いて長期的に置いておくと臭いや形は変化していきます。腐ってしまった場合、強い腐敗臭がします。または、どろどろと溶けます。皮をむいてからはすぐに食べるようにしましょう。
黄身がとろとろなのは大丈夫?
そもそもピータンの黄身の部分は、とろとろしています。異常なほど溶けている場合は、避けたほうが良いですが、ほとんどが心配はありません。
スポンサードリンク
ピータンによる食中毒は起こる?あたる?
ピータンは、長期間発酵させてつくるため、腐った状態を作り出しています。腐った状態と聞くと食中毒を連想してしまう方が多いかもしれません。
しかし、食中毒や食あたりを起こす原因は、食品に菌が繁殖してしまったときです。腐っているからといって菌が繁殖していなければ、食中毒にはならないのです。正しい方法で保存し、調理をすることによって食中毒を防ぐことができます。
スポンサードリンク
中国ピータンの食べ方・レシピ
ピータン豆腐サラダ
ピータンは、豆腐との相性が良くサラダとして食べられることが多いです。中華ドレッシングで召し上がるとおいしく食べられます。
皮蛋豆腐(ピータン豆腐)サラダ by ハートフルキッチン麗 (cookpad.com)
ピータン×ごま油タレ
ピータンは、中国料理の前菜では、小さく切ってからショウガやねぎを刻んでごま油やしょうゆを垂らして食べます。めんつゆとごま油で簡単にタレを作って漬けてもおいしいです。ごま油との相性も抜群です。
おつまみにピッタリ♪ピータンのたれ (cookpad.com)
ピータン粥
日本では、お粥は病人食のイメージですが、中国はピータンはお粥で食べることがあります。日本でもピータンをお粥にして召し上がっている方が多くいるようです。鶏ガラスープで簡単に作られています。
スポンサードリンク
まとめ
今回は、ピータンについてご紹介しました。
この記事をまとめると
- ピータンの賞味期限は8か月~2年間。
- 強いアルカリ性なので腐りづらい。
- 卵の殻を剥いたものは腐りやすい。
についてでした。レシピを調べると日本風にアレンジして作られている方が多くいらっしゃいました。まだピータンを食べたことがない方は、ぜひチャレンジしてみましょう。
スポンサードリンク