ピータンの匂いが臭いのは腐ってる?体に悪い?食中毒でお腹を壊す?

とても強い刺激臭のする食べ物として知られているピータンは、食べるのに勇気がいりますよね。このピータン特有の刺激臭、何が原因となっているかをご存じでしょうか?

  • ピータンについて解説
  • ダイエットに向いてる?
  • ピータンを食べるとお腹を壊す?

今回は、こちらについて詳しく解説していきます。

スポンサードリンク

ピータンとはどんな食べ物?

ピータンとは中国を発祥とする、とある卵を加工した食べ物のことです。その黒い見た目はインパクト抜群で、初めて見た人は思わず戸惑ってしまうこともあるようです。

なんの卵?

ピータンという可愛らしい名前から、一体どんな生き物の卵を想像するでしょうか。

結論から言うと、ピータンは主にアヒルの卵を加工した食べ物のことを指します。しかし、現在ではアヒル以外の鶏卵やウズラの卵を使用して作る場合もあるようです。

例えるとどんな味?

ピータンの味を表現すると、鶏卵で作るゆで卵の黄身部分の味を更に濃くしたような味という表現をする人が多いようです。ピータン特有のネットリとした食感は、他では味わうことが出来ません。

どんな匂い?臭い?

ピータンを食べるうえで、特にインパクトの強い要素の一つがその「匂い」であると言っても良いでしょう。

刺激臭と言っても過言ではないこの匂いが原因で、ピータンは好き嫌いがとても分かれる食べ物としても知られています。

この匂いの正体は、卵を熟成させる過程で生まれるアンモニアと硫化水素によるものです。

特にアンモニア臭は公衆トイレの臭いに例えられるほどに強く、食欲を減退させてしまうこともあります。

ピータンの臭いを軽減させるには?
ピータンを食べる際に、どうしても臭いが気になってしまう場合は、ピータンが包まれている殻を取り除いたあと、1時間ほど常温下に置いておきましょう。こうするだけでアンモニア臭を軽減させ、食べやすくすることが出来ますよ。

食わず嫌いが多い

強い刺激臭に影響されて食べることをためらう人が非常に多いピータンですが、いざ口に入れてみると意外と臭いが気になりません。

濃厚でねっとりした味は中華料理にもぴったりで一度食べるとハマってしまう人も多いため、食わず嫌いの人が多い食材とも言えるでしょう。

スポンサードリンク

ピータンはダイエットに効果的?

中華料理は油を多く使用するため、カロリーが高くなりがちでダイエットには向かないイメージがありますよね。ここでは、ピータンに秘められた健康効果を解説していきます。

ピータンの効果効能

たんぱく質が豊富

アヒルの卵を原料として作るピータンは、鶏卵に比べてよりたんぱく質が豊富になっています。

たんぱく質は筋肉を作るために必要な栄養素であり、筋トレなどで傷ついた筋肉を回復させる効能があります。

リンも豊富に含まれている

木灰や炭酸ナトリウムで卵を包み熟成させることで作るピータンにはリンやマグネシウムなどの栄養素が強化されています。

特にリンは、成分の内訳がはっきりと分かれている栄養素として知られています。

具体的には85%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯を作る成分となっており、残りの15%は筋肉、脳、神経などの様々な組織でエネルギーを作り出しているのです。

ピータンを食べることで、このように様々な健康効果を受けることが可能です。その一方で、注意しなければならない点もあります。

脂質やコレステロールも多いため注意が必要

たんぱく質を効果的に摂取することによるダイエット効果は有名ですが、ピータンには脂質やコレステロールも多く含まれている特徴があります。

ただし、食べ過ぎず適量を守ることを心掛ければ、ピータンはダイエット向きの食材と言えるでしょう。

スポンサードリンク

ピータン体に悪い?お腹を壊す?

腐ってる?

真っ黒な見た目に強いアンモニア臭を持つピータンは、思わず「腐っているのじゃないか?」「食べると食中毒になってしまうんじゃ?」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか?

ピータンは、食品の分類としてはいわゆる発酵食品に当たります。臭いの強い他の発酵食品としては、納豆や鮒寿司などが特に有名ですよね。

腐敗とは異なり食品内の微生物の働きを活発化させることが「発酵」の意味するところ。

適量を、適切な手順を守ってたべればあれば、ピータンを食べても食中毒や食あたりする可能性は極めて低いものであると言えます。

亜鉛が豊富

ピータンの卵黄部分には、亜鉛が豊富に含まれています。亜鉛は、健康維持のために必要な栄養素ですが食べ物から摂取するしか方法がありません。

この、亜鉛を適量摂取することによってアンチエイジング効果が期待できる抗酸化作用を得ることが出来ます。

亜鉛で抗酸化作用?
亜鉛は体内のビタミンAの活動の活発化と促進を担っています。ビタミンA自体には体内を錆びつかせてしまう「活性酸素」や「過酸化脂質」と呼ばれる成分を抑える効果があるため、結果として体内における抗酸化作用が期待できるのです。

スポンサードリンク

まとめ

この記事をまとめると

  • ピータンは中国を発祥とする料理で、真っ黒な見た目や強い刺激臭で知られている
  • ピータンの強い臭いの正体は、熟成発酵することによって生まれるアンモニア臭が原因
  • ピータンは鶏卵よりも栄養素が強化されておりたんぱく質や亜鉛などを効果的に摂取できる
  • 脂質やコレステロールも同時に増加しているため、適量の摂取を心掛ける

豊富な栄養素が含まれるピータンですが、食べ過ぎは厳禁です。野菜や豆腐など、カロリーが低い食材と一緒に食べることで、食べ過ぎを防止してダイエット効果をより高めることが可能です。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

スポンサードリンク