江戸時代、江戸の町には蕎麦屋が4,000軒近くあったことをご存知ですか?蕎麦ブームとなった江戸の町では、その薬味として「七味唐辛子」も人気の食材となりました。
当時その七味唐辛子に使われていた「内藤とうがらし」という唐辛子が、400年後の今、再度復活して東京野菜となっています。今回は、
- 内藤とうがらしの特徴まとめ
- 内藤とうがらしの旬の時期と生産地
- 内藤とうがらしのスーパー価格とネット価格比較
- 内藤とうがらしのオススメの食べ方
について紹介いたします。
画像引用:FOODIE
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目次
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内藤とうがらしってどんな唐辛子?
引用:内藤とうがらし復活プロジェクト公式サイト
読み方 | ないとうとうがらし |
旬の時期 | 9〜10月 |
主な生産地 | 東京都 |
辛さレベル | 辛 |
読み方
「内藤とうがらし」は、「ないとうとうがらし」と読みます。
特徴
内藤とうがらしは、江戸時代から栽培されてきた歴史の長い唐辛子の品種です。「内藤新宿」という江戸の宿場町を中心に栽培されてきました。その地名が「内藤とうがらし」の名前の由来となっています。
- 長さ……5〜6cm
- 太さ……1cm弱
当時この地域では蕎麦が流行しており、その薬味として内藤とうがらしは大人気の調味料となっていました。しかしその後生産量は激減し、栽培されなくなってしまいます。その後のストーリーは次でご紹介いたします。
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内藤とうがらしの歴史
江戸時代では薬味として人気のあった「内藤とうがらし」の歴史について詳しく見ていきたいと思います。
かつての江戸野菜
内藤とうがらしは、かつて「江戸野菜」と言われていました。
主に現在の東京23区やその周辺で伝統的に生産されていた野菜のこと
当時、江戸には約3,700軒もの蕎麦屋がありました!その薬味として使われていたのが 「七味唐辛子」 です。内藤とうがらしはその原料として大量に生産されていました。
しかし、「鷹の爪」の登場と町が都市化したことにより、唐辛子ブームは衰退してしまいます。
プロジェクトによって現代に復活
生産量がピークだった江戸時代から400年の時が経ち、2010年に「内藤とうがらし復活プロジェクト」が発足します。
今は新宿名物として注目
現在では東京新宿の名物として注目され始め、「江戸東京野菜」にも認定され、内藤とうがらしの栽培・生産に力が入れられています。
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内藤とうがらしの旬の時期と主な生産地
では、内藤とうがらしの「旬の時期」と「主な生産地」について見てみましょう。
旬の時期はいつ?
内藤とうがらしの旬の時期は、9〜10月の秋の時期となっています。
主な生産地はどこ?
内藤とうがらしは、復活プロジェクトが誕生してから東京都の三鷹市・小平市・西東京市・東久留米市・八王子市など多摩地区で生産されています。
内藤とうがらしの価格相場ってどのくらい?
内藤とうがらしは、どのくらいの価格帯で買うことができるのでしょうか?最近はスーパーだけではなく、野菜のネット販売が盛んになっているので、ネット価格とスーパー価格をそれぞれ比較してみました。
スーパーだと
内藤とうがらしは、生産地のスーパーでは1袋200円ほどで販売されています。リーズナブルなので手に入れやすい野菜です。
ネット通販だと
最近は野菜もネット通販でお取り寄せできる時代となりました。江戸時代に人気となっていて七味唐辛子に加工したものであれば、ネット購入が可能です◎ 1袋500円ほどで販売されているので、興味のある方はチェックしてみてください。
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内藤とうがらしのおすすめの食べ方
内藤とうがらしを使ったおすすめのレシピをいくつか集めてみました。時短で簡単に作れる料理なので、是非実践してみましょう♩
調味料(ソース・ラー油・発酵ペースト)
一番定番な使い方は調味料としての唐辛子ですよね。
- ソース
- ラー油
- ペースト
などの色々なタイプで唐辛子を調味料として使うことができます。特にラー油はどんな料理にかけても味のアクセントとなってくれる万能調味料です。唐辛子や揚げたニンニクを入れて香り豊かに仕上げてみましょう。
スープ
唐辛子はスープにも活用することができますが、中でもオススメなのがタイ料理の「トムヤムクン」です。意外と簡単に作ことができるので、家庭でタイ料理を楽しんでみませんか?
他にも和風のスープ・洋風スープ、どんなスープにも入れることで辛味がプラスされるのでオススメですよ。
ふりかけ・フレーク
ピリ辛好きな方には、唐辛子をふりかけとして使うのもオススメです。組み合わせのバリエーションは多様で、
- 青菜×唐辛子
- じゃこ×唐辛子
- 昆布×唐辛子
など様々なのでお好みの具材と合わせて使ってみましょう。
フライパンで炒ることで唐辛子の香りが引き立つ
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まとめ
唐辛子の品種の一つ「内藤とうがらし」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
内藤とうがらしの特徴まとめ
- 江戸時代、蕎麦の流行とともに七味唐辛子として人気のあった唐辛子の品種
- 400年の時を経て復活し、現在では「江戸東京野菜」に認定されている
江戸時代に蕎麦が流行したことがきっかけで人気となった唐辛子を、2010年から復活させたストーリーはとても面白いですよね。当時も人気のあった七味唐辛子がネット販売されているので、お取り寄せして江戸時代にタイムスリップした気分を味わってみませんか?
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