ピーカンナッツの食べ過ぎは体に悪い?健康効果・カロリー・栄養成分

皆さんはピーカンナッツという食材をご存知ですか?最近ではナッツの健康効果が様々なメディアで取り上げられていますよね。ナッツといえばクルミやカシューナッツ、アーモンドがメジャーですがそのナッツの種類であるピーカンナッツもとても優秀な栄養素を豊富に含むナッツです。

ただピーカンナッツはクルミとよく似ているので、くるみだと思って食べていたら実はピーカンナッツだったということがよくあります。

今回の記事ではピーカンナッツとはどのようなナッツなのか、特徴や栄養素、1日の摂取量について解説していきたいと思います。

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ピーカンナッツってどんな食材?

ピーカンナッツはペカンナッツとも言われ北米を原産とするナッツの一種です。1500年頃に Native American に栽培され今も生産のほとんどがアメリカを占めています。ピーカンナッツは他のナッツに比べても脂質が高く、全体の7割を脂質で占めることからバターの木とも呼ばれています。

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ヒッコリーという木になる

ピーカンナッツはヒッコリーという木に実をつけてその中にある核の部分がピーカンナッツになります。ヒッコリーはくるみの木からすると親戚にあたるため、ピーカンナッツとくるみは非常に見た目が似ているのです。

皮を剥いた中身に関しては、知識がないとくるみと見分けがつかないくらい似ているのですがくるみよりもゴツゴツ感がなくキュッと引き締まった形をしているのがピーカンナッツです。

抗酸化作用がナッツ中でもトップ!

米国農務省が発表したエイジングケア成分を含む食品トップ20の中で、ピーカンナッツはナッツ類のトップ順位でした。実際にピーカンナッツには非常に多くの抗酸化成分が入っており、アンチエイジング効果が非常に高いということはわかっています。

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ピーカンナッツとクルミの違い

ピーカンナッツの味は渋みが少なくほのかに甘みがありますくるみに比べて苦味が全くなく、香ばしい味わいを感じることができるのでくるみよりもピーカンナッツの方が好きという人も少なくありません。ピーカンナッツの味は甘いスイーツとの相性がとても良いので、トッピングに使用されることも多いです。

殻の形

ピーカンナッツの殻の表面はつるっとしており固そうに見えますが手でむけるというのが特徴的です。一方でくるみはゴツゴツしていてとても硬いのでくるみ割り器を使わないと向かうことができません。殻だけ見ると全く別の種類の木の実だと判別できますが中身が非常に似ています。

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ピーカンナッツの栄養価

次はピーカンナッツに含まれる栄養成分とその効果について見ていきましょう。最近注目を集めているオメガ3脂肪酸には高い抗酸化作用を持つ抗酸化物質などが豊富に含まれているんですよ!

不飽和脂肪酸

ピーカンナッツには一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸がバランスよく含まれているのが特徴的です。それぞれ特徴的な不飽和脂肪酸なので詳しく解説していきます。

  • 一価不飽和脂肪酸:オリーブオイルに含まれることで有名なオレイン酸などが含まれる、強い抗酸化作用があり、様々な病気のリスクとなる細胞の酸化を抑える効果のある
  • 多価不飽和脂肪酸:αリノレン酸やリノール酸などが含まれる、体内で作ることのできない必須脂肪酸で食事から摂取する必要がありコレステロール値を大きく下げる働きがある

脂肪と言うと非常にネガティブなイメージがありますがピーカンナッツに含まれる脂肪酸には体にメリットをもたらしてくれる脂肪酸なんですね!

ビタミンE

抗酸化作用が強い成分といえばビタミンEです。ビタミンEはトコフェロールという物質の総称で、強い抗酸化作用があり生活習慣病のリスクとなる過酸化脂質の生成を抑え血管を丈夫にする働きがあります。

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。

 

活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化とは体の中を錆びつかせない(酸化を抑えること)ことです。

 

一般的に活性酸素は体内の酵素によって分解されていきますが、分解できる量が決まっており大抵は分解できずに体に残ってしまいます。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。

ミネラル

ピーカンナッツには鉄や銅、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、マンガンといった優秀なミネラルを豊富に含みます。 亜鉛には免疫機能や味覚の異常などの働きがあり、マンガンには脂質の代謝などの働きがあります。

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ピーカンナッツを食べすぎると危険?

先ほども紹介しましたがピーカンナッツは脂質が非常に多いのでバターの木という別名がついています。今まで紹介しませんでしたがピーカンナッツは他のナッツよりもカロリーがかなり高めです。

そのカロリーはなんと100gあたりで約700kcalほど!食材の中でもトップクラスにカロリーが高いので食べ過ぎには注意しなければなりません。

ニキビや腹痛の原因に

ピーカンナッツに含まれる不飽和脂肪酸は非常に優秀な脂肪酸なのですが過剰摂取してしまうとニキビの原因になってしまいます。ニキビの他にも腸内で脂肪分と水分が分離してしまうことによって下痢を引き起こしてしまう可能性もあります。

ピーカンナッツは1日どれくらい?

ピーカンナッツの1日の適正な摂取量は「大体18粒前後」と決められています。片手の手のひらに乗るくらいのサイズと考えていただいて構いません。これ以上のピーカンナッツを食べてしまうと先ほど説明したようにニキビや腹痛の原因になってしまいますので注意しましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ピーカンナッツは全体の7割が良質な脂質を含んだナッツ
  • くるみによく似ているが全く別物
  • 不飽和脂肪酸という優秀な脂肪酸を豊富に含む
  • ミネラルやビタミンも豊富
  • 食べ過ぎはニキビや腹痛の原因になるので注意が必要
  • ピーカンナッツは1日18粒までにしよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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