皆さんはワッフルを食べた経験はありますか?ワッフルといえば格子状の面白い形をしているスイーツで、濃厚な甘さとシャリシャリとした砂糖の食感が特徴的なお菓子ですよね。
そんなワッフルに使われている砂糖は独特のパールシュガー(ワッフルシュガー)と言われるものです。日本ではあまり見かける事がありませんが、パールシュガーを使うことによって、よりワッフルの発祥の地といわれているベルギーの本場のワッフルのように作ることができるんです。
今回の記事ではパールシュガーってどんなものなのか、そもそもワッフルとはどのようなお菓子なのか、日本にある他の砂糖で代用することができるのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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パールシュガーって何?
パールシュガーとはベルギーのリエージュワッフルには必ずと言っていいほど使用される小さな塊の砂糖のことを言います。別名ワッフルシュガーとも呼ばれ、この小さな塊は熱を加えても溶けにくいという変わった性質を持ちます。ワッフルに混ぜたときに一部が溶けてカラメルになり一部はそのまま残って、シャリシャリとした口当たりになるのが特徴です。
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日本ではザラメを使われることも多い
パールシュガーは日本ではあまり普及しなかったため、以前の日本のワッフルでは入れる砂糖はザラメを使用していたことが多いと言います。その他にも角砂糖を砕いて使う方法もあり、またあられ糖を使うお店も多く見られました。現在は本場のベルギーワッフルのようにパールシュガーを使うのが一般的となっており、本場の味わいを楽しむことができます。
ただ日本で作るザラメを使ったワッフルでは、ザラメの特徴のまろやかさがしっかりと感じられるものになっていますのでそちらが好きという人も少なくないようです。
こだわるならパールシュガー
ワッフルは家でも簡単に作ることができますがやはりこだわるならパールシュガー(ワッフルシュガー)を使って作っていただきたいですね。パールシュガーを使うことでワッフルのふわふわ感と、パールシュガーのサクサク感が楽しめるので食感の違いを2回も楽しめます。
それだけでなくワッフルに合うように作られている砂糖なので、ワッフル生地の甘味とパールシュガーの味と香りのハーモニーを楽しんでいただくのが一番おいしい食べ方かなと思います。
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そもそもワッフルとはどんなお菓子?
ワッフルの起源は18世紀のギリシャと言われています。その当時は小麦粉と卵で作った生地を鉄板で丸く焼いたお菓子の「ウブリ」というものが流行っていたようですが、ウブリに凹凸の模様をつけてアレンジしたものがワッフルと言われています。
ワッフルの語源
ワッフルの語源はオランダ語で蜂の巣を意味する「wafel(ワフェル)」に由来するといわれています。
アメリカに移住したオランダ人が表面が蜂の巣模様に似ているパンケーキを見て「wafel」と呼んだことから、そこから英語でも ワッフル「waffle」というようになりました。ちなみに英語の「waffle」には「無駄口」「おしゃべり」の意味もあるそうです。
日本ではアメリカ由来で入ってきたためヨーロッパの呼び方の「ワフェル」ではなく英語の「ワッフル」という言い方が主流になっています。
ワッフルはベルギーで発展した
ワッフルの発祥はギリシャですが、特にワッフルが発展したのはベルギーです。ベルギー国内ではリエージュワッフルとブリュッセルワッフルの2種類が人気です。
- リエージュワッフル:生地が甘くカリカリとした食感と丸い形が特徴で、ベルギー国内ではキッチンカーで販売されていることも多くファーストフド感覚で食べられている
- ブリュッセルワッフル:生地の甘さは控えめでソースやフルーツなどをトッピングして食べるのが一般的。ハムやチーズをトッピングした軽食風のワッフルもある
アメリカンワッフルとは?
ベルギーで発展したワッフルの他にもヨーロッパからアメリカに伝わり独自の進化を遂げたアメリカンワッフルという種類のワッフルもあります。アメリカンワッフルはパンケーキのようなふんわりとした食感が特徴のワッフルで、朝食によく食べられています。
アメリカンワッフルはそれ自体はあまり甘くなく、ソースやフルーツ、アイスクリームなどをかけて甘くして食べる方法が一般的です。ですがその他にもハムやチーズ、フライドチキンなどの塩気のある具材をトッピングして食べる方法があります。
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パールシュガーがないときの代用品は?
ここまではパールシュガーとワッフルについての解説を行ってきました。次は家でワッフルを作りたい時にパールシュガー(ワッフルシュガー)を手に入れられなかったときの代用品として使える砂糖について解説していきたいと思います。
あられ糖
パールシュガーの代わりにあられ糖を使うと美味しくワッフルを作ることができます。日本ではワッフルシュガーのことをあられ糖と呼ぶ場合もあるようなので、名前は違えど実は同じものである可能性が高いです。
ただ、あられ糖のもとはグラニュー糖なので湿度が高いと粒が崩れるので室温が高い場合は保存する際に注意してください。
ザラメ
ワッフルシュガーはザラメで代用できます。冒頭でも説明しましたが日本にワッフルが入ってきた当初はザラメを使用して作られたものでした。
発酵させたワッフル生地にザラメを練りこみ、さっくりと混ぜ合わせたら、ワッフルメーカーに流し込んで焼き上げて使います。生地に練り込む場合、ザラメを投入するタイミングが早すぎると生地の中で溶けてしまう事があります。
その場合は、ワッフルメーカーに生地を流し込んだ後、上からザラメをまんべんなく振り掛けてから焼くとザラメがしっかり残ってくれますよ。ザラメを投入するタイミングに気をつけてくださいね。
角砂糖
角砂糖をワッフルシュガーの代用として使う場合は砕いて使用します。角砂糖をビニール袋に入れて綿棒なので叩くと飛び散らずいいでしょう。しかし叩くときに大きい音がしてしまう可能性があるので音をたてても問題ない場所で行うことをおすすめします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- パールシュガーはワッフルように作られた砂糖
- 熱を加えても溶けにくいのでシャリシャリとした食感が残る
- ベルギーワッフルといえばパールシュガーを使うのが特徴
- ざらめや角砂糖を使ってワッフルを作ることのできるがおすすめはパールシュガー
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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