パセリはスーパーで手軽に手に入る身近なハーブのひとつですよね。鮮やかなグリーンは料理に彩りを添え、食欲を誘う見た目を作ってくれます。小さなハーブですが栄養価が高く「飾りなので食べない」のはもったいないですよ!
家庭で使うとき、「一度に少ししか使わないので気づいたら萎れていた」なんてことも。パリッとおいしく保存するのは難しい印象がありますよね。そこで!この記事では、パセリを新鮮に保存する方法と保存期間の目安をまとめてお伝えします!
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目次
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パセリってどんな食材?
分類 | セリ科 |
英名 | parsley |
旬の時期 | 春と秋(3月〜5月頃、9月〜11月頃) |
主な産地 | 長野県、千葉県など |
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パセリはセリ科1種で、和名はオランダセリ、漢名は香芹(こうきん)です。品種改良によって葉が縮れているものがよく使われています。南イタリアおよびアルジェリアが原産といわれており、古代ローマ時代から料理に用いられていました。世界で最も使われているハーブの1つなのです。日本には18世紀末にオランダ人によって長崎に初めて持ち込まれたとされています。そのため、「オランダゼリ」「洋ゼリ」などの名でよばれています。
パセリにはどんな種類がある?
パセリには、私たちが良く目にする縮れた葉のものと、もうひとつ「イタリアンパセリ」という種類があります。どのように違うのか見ていきましょう。
- パセリ(オランダゼリ)・・・葉が縮れていて「カーリーパセリ」とも呼ばれる。日本で一般的なパセリといえばこれを指す。
- イタリアンパセリ・・・葉に縮れがなく、平たい形をしている。三つ葉やパクチーに似ている。クセがなくマイルドで、葉が柔らかい。そのため、生食でサラダなどによく用いられる。
イタリアンパセリもハーブを取り扱うスーパーで売られていますので、見つけたらぜひ試してみてくださいね!見た目や味が異なりますが、栄養価はほとんど同じです。
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パセリの主な栄養素
パセリの栄養素と効果
添え物として扱われがちなパセリですが、実は栄養価がかなり高いハーブなのです!どのような栄養素と効果があるのでしょうか?こちらでは代表的な栄養素を3つご紹介します。
1つ目がビタミンC。パセリのビタミンCの含有量は、野菜のなかで一番多いと言われています。ビタミンCは、活性酸素を抑制する作用があります。動脈硬化やガンの予防、ストレス解消にも役立つとされています!2つ目はビタミンK。聞きなれない名前ですよね。ビタミンKは野菜のほか、魚や貝にも含まれ、また腸内の細菌によってもつくられる栄養素です。カルシウムを骨に定着させる作用があり、丈夫な骨の形成にも不可欠な栄養素とされています。パセリにはこのビタミンKも野菜の中ではもっとも多く含まれているのです。3つ目はミネラル。パセリに含まれるミネラルの鉄とカリウムは、野菜のなかでも1位、2位を争う多さです。不足しがちなミネラルなので、添えてあるパセリでも今度からしっかり食べましょうね!
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
- 鉄:鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
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パセリは食べ過ぎたらダメ?
パセリには殺菌作用が食中毒予防などに役立ちますが、内臓を刺激するため、一度に大量にとりすぎると胃を刺激して吐き気をもよおすことがありますので気をつけましょう。また、パセリの精油成分であるアピオールは、子宮の収縮作用があり生理をうながす効果があるとされ、古くから月経不順の治療に用いられていたようです。そのため、妊娠中の場合は食べ過ぎないようにしたほうが良いと言われています。
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パセリのオススメの食べ方は?
栄養価が高いパセリを効果的に食べる方法をご紹介します!
- 油と一緒に食べる・・・パセリは油との相性が良いハーブです。パセリに含まれるβカロテンは油と一緒に加熱するとビタミンAとなり吸収率が良くなります。また苦みが抑えられるので食べやすくなります。
- 肉や野菜と一緒に食べる・・・パセリの鉄分は、動物性たんぱく質と一緒にとると吸収率良くなります。見た目も味も、相性が良いです。
油を使った料理や肉を使った料理にパセリを使えば、味もサッパリしますし、見た目も鮮やかになりますよ!ぜひ試してみてくださいね!
パセリを冷蔵保存する場合
それでは、パセリの保存方法と保存期間の目安をご紹介します!
保存期間・日持ちの目安は?
・冷蔵庫で1週間です
保存方法は?
・ペーパータオルとポリ袋に包んで保存
パセリをペーパータオルで包み、ポリ袋に入れます。グラスなどに挿して、立てた状態で保存しましょう!
パセリを冷凍保存する場合
保存期間・日持ちの目安は?
・冷凍庫で1ヶ月です。
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保存方法は?
- 冷凍用密閉袋に入れて保存
パセリの葉の部分を摘み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。凍ったら袋の上から砕けば、使いやすくなって便利です!
パセリを干して保存する場合
保存期間・日持ちの目安は?
・干してから1ヶ月です。
保存方法は?
・ザルの上に並べて陰干し
葉も干すことができますが、茎が余った時に干すのがオススメ!陰干ししてから、煮込み料理などのスパイスとして使えます。
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まとめ
パセリの冷蔵・冷凍・干してからの保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。あらためて保存期間をこちらにまとめます。すぐに使える量であれば冷蔵庫で立てて保存、たくさん購入した場合は葉だけ摘んで冷凍、余った茎は干せば捨てるところなくきれいに使い切れますね!
- 冷蔵庫で1週間
- 冷凍庫で1ヶ月
- 干してから1ヶ月
パセリの保存方法をマスターして萎れさせずに最後まで使い切りましょうね!
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