パプリカパウダーはどんな味?使い方を解説!色付けだけじゃない?

香辛料、スパイス

スーパーの調味料コーナーでパプリカパウダーという香辛料が売られているのをご存じでしょうか?真っ赤な見た目から「辛いのでは?」と敬遠する方もいると思います。そこで今回は

  • パプリカパウダーとはどんな香辛料なのか
  • パプリカパウダーの使い方
  • パプリカパウダーを自宅で作る方法
のテーマについて紹介します。パプリカパウダーがどんな物なのかを知ってぜひ活用してみてください。

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パプリカパウダーとは


パプリカパウダーとは、鮮やかな色合いが特徴のスパイスの一種です。料理の仕上げにサッと振りかけると彩りを添えてくれるので、料理が好きな方には欠かせないスパイスのひとつと言えるでしょう。ハンガリーでは、食生活に欠かせないものとなっています。そんなパプリカパウダーがどんなスパイスなのかを詳しく見ていきましょう。

原材料

パプリカパウダーはその名の通り、パプリカを原材料として作られています。パプリカは唐辛子としてスペインからハンガリーに伝わり、品種改良を繰り返し誕生しました。そのため唐辛子の仲間ではあるものの、辛みのないものとして流通しています。ちなみに、日本で流通しているパプリカと一般的にスパイスとして使われるパプリカは違う品種です。

栄養

パプリカパウダーには主な栄養素として、ビタミンB群・鉄分・マグネシウム・カリウム・βカロテンなどが含まれています。の中でもビタミンB群と鉄分が多く含まれているので、貧血気味で鉄分を摂取したいときにはサッと振りかけるだけでも栄養が摂れるので、食卓に置いておくのも良いですね。パプリカパウダーには、他にも以下のような健康への効果や効能が期待できます。

  • 代謝を上げる働きがあるビタミンB・鉄分・マグネシウムによるダイエット効果
  • 粘膜を強くする働きがあるβカロテンによる免疫力の向上
上手く料理に取り入れることで、健康を保つことができそうですね。

どんな味?

見た目が赤いことから「辛そうだな」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実はパプリカパウダーは辛くないんです。その理由は、唐辛子の辛みの元である「カプサイシン」が含まれていないからです。味はピーマンやししとうに近く、独特な香りと甘味の中にある少しの苦味が感じられます。パプリカパウダーは見た目の鮮やかさだけではなく、隠し味としても優秀なスパイスです。

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パプリカパウダーの使い方


日本では馴染みがなく使う機会が少ないので、どのように使えば良いかよく分かりませんよね?パプリカパウダーの健康効果を活かすために、本場ハンガリーやスペインの料理を参考に使い方を解説していきます。

煮込み料理

ハンガリーではパプリカチキンと呼ばれるスープやプルクルトと呼ばれる煮込み料理にたっぷりのパプリカパウダーが使われています。大きく味を変えてしまうことなく料理の色を鮮やかにしてくれるので、煮込み料理との相性は良く使いやすいですね。

揚げ物・炒め物

パプリカの色素は油に溶けやすい性質があるため、油を多めに使う料理に加えるとより鮮やかさが強調されることから揚げ物や炒め物を作る際にも重宝されています。スペインでは、アヒージョやパエリアなどによく使われています。

サラダ

パプリカパウダーの色味を活かしてサラダに使用するのも良いでしょう。見た目と異なり辛さがなく、子どもでも食べられるのでポテトサラダやマカロニサラダなど色味が少ないものに振りかけて見た目のアクセントとして使うことも可能です。

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パプリカパウダーは自作も可能!


パプリカパウダーはなんと、自宅で作ることができます。使いやすい味で様々な料理に活用でき、見た目が鮮やかになるだけではなく健康効果も期待できるので、自作して家に常備しておくと重宝しそうですよね。今回は作り方まで解説するので、ぜひ作ってみてください。

千切りにする

パプリカの収穫時期である夏にしっかりと栄養が詰まったパプリカを用意します。用意したパプリカを薄い千切りにしましょう。パプリカは水分量が多いので、傷みにくいように薄く千切りにするのがポイントです。上手く薄くできない方は包丁よりもスライサーを使うと良いでしょう。

天日干し

薄く千切りにしたパプリカを天日干しにしていきます。天日干し用のネットやザルにパプリカを重ならないように広げたら、良い天気がしばらく続くタイミングを狙って干しましょう。日当たりの良い屋外などでカラカラに乾くまで干してください。この、干す作業でパプリカの栄養価がぎゅっと濃縮されます。

ミキサーにかける

パプリカがカラカラに乾いたらミキサーにかけて粉末状にしていきます。市販のパプリカパウダーのようにサラサラにするには、ミキサーに少し長めにかけると良いでしょう。できたパプリカパウダーは煮沸消毒などした清潔な保存容器に入れて保管しておけば、いつでも手軽に使えます。

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まとめ


今回は「パプリカパウダーってどんなスパイスなの?」というテーマについて紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • パプリカパウダーは見た目と違って辛さがないスパイス
  • 辛さがなく子どもでも食べられるので様々な料理に取り入れられる
  • 栄養価が高くダイエットや健康への効果が期待できる
  • パプリカパウダーは自作可能

スーパーで気軽に手に入ったり簡単に作れるパプリカパウダーは、料理に彩りを添えてくれるだけではなく栄養価が高いのも嬉しいですね。ぜひ一度、料理に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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