パプリカで下痢・腹痛に?消化に悪い?アレルギー・食中毒のリスクは?

甘みの強いピーマンといえば、パプリカです。色鮮やかな見た目は食卓を彩り、生でも加熱しても食べられるので調理法が多いのも特徴です。そんなパプリカですが、今回は

  • パプリカの特徴
  • パプリカで下痢・腹痛を起こす原因
  • おすすめの食べ方・食べ合わせ
について解説していきますよ。

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パプリカの特徴

パプリカの特徴や食べ方、その栄養・健康効果についてです。

パプリカとは

100g以上の大型の肉厚ピーマンは、パプリカと呼ばれています。

色は赤や黄、オレンジなどがありとてもカラフルです。紫や黒、茶、白といった珍しい色のものもあります。

ピーマンのような青臭さや苦みがなく、甘くてジューシーなパプリカはさまざまな方法で食べられています。

オーブントースターで皮が真っ黒になるまで加熱し、皮をむいて食べると一層甘みが増します。

生食でも食べられる?

パプリカの実はやわらかく甘みが強いため、生食にも適しています

サラダや和え物に混ぜれば、その鮮やかな色味が目を引きます。

あの独特の香りが苦手なら、火にかけることでやわらぎます。また加熱することでさらに甘みが増すのも特徴。

ただし加熱しすぎるとせっかくの栄養価が低下します。気をつけましょう。

栄養・健康効果

パプリカはとても栄養価の高い野菜で、食物繊維や鉄分、カリウム、ビタミンなどを含んでいます。

それぞれの色合いにも意味があり、その色に合った成分を持っているというのも特徴的です。

さらにはポリフェノールまで含有し、捨ててしまいがちな種やワタにも栄養素がたっぷり

ピーマンと比べてもビタミンCは約2倍、カロテンは約7倍含まれているとされています。

カロテンはがんなどの生活習慣病予防に効果があるといわれており、マリネや炒めものなど油を使って調理するとその吸収率が高まります。

パプリカは色鮮やかなので、料理の彩りにもなりますね。

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パプリカで下痢・腹痛を起こす原因

パプリカで下痢や腹痛を起こすことがあるらしいのですが、これは本当なのでしょうか?

食物繊維が原因?

パプリカには食物繊維が豊富に含まれているため、普通に食べるぶんには腸内環境をととのえてくれる効果があります。

ただしこれを食べすぎてしまうと、食物繊維の効果によっておなかがゆるくなることも

結果として下痢や腹痛を引き起こし、逆に便秘の原因にもなってしまうのです。

カプサイシンが胃腸を刺激する

赤いパプリカには、唐辛子に含まれていることで有名なカプサイシンが含まれています

こちらも普通に食べるぶんにはその抗酸化作用による老化防止や、脂肪燃焼効果に期待ができます

ただしカプサイシンは辛み成分であり、刺激物です。

つまり食べ過ぎれば胃腸を刺激して痛みを生じさせてしまうこともあるので注意してくださいね。

食中毒・アレルギーのリスクは?

パプリカのアレルゲンを原因とするアレルギーは、世界中で報告されています。

主な症状は鼻・呼吸器・眼にあらわれることが多いといわれています。

またパプリカは、パプリカパウダーという香辛料としても料理に使われます。

このパウダー状のものから微生物やカビ菌、サルモネラ菌が発見された例も見られます。

ただしこれは香辛料全般に可能性があり、パプリカに限った話ではありません

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パプリカで下痢にならないためには

パプリカを食べることで下痢になる可能性がある。ではどうすれば防げるのでしょうか?

食べ過ぎに注意

どんなにいいものであっても、食べ過ぎれば害になります

すべてのものをバランスよく食べることが、健康への一番の近道ですよ。

とはいえパプリカを食べすぎてしまう人なんてほぼいないでしょう。

特別気にする必要はないとも言えますね。

1日の目安量

パプリカの適量は、これと定められているわけではありません。

ですがだいたい1日に1個くらいにとどめておくのがいいのではないでしょうか。

パプリカは大きいのでボリュームがありますし、これ以上を食べるのは難しいですよね。

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おすすめの食べ方・食べ合わせ

パプリカをおいしく食べるおすすめのレシピや、効果的な食べ合わせについてもご紹介します。

オイル漬けに

生のパプリカをオイルに漬けるだけの、とても簡単なレシピをご紹介します。

  • パプリカ
  • オリーブオイル
  • レモン汁
  • 白ワイン
  • こしょう
  • 砂糖
  • ブラックペッパー
  1. 洗ったパプリカをお好みの形にカットする
  2. パプリカ以外のすべての材料を鍋に入れ、沸騰させる
  3. 加熱した液が熱いうちにパプリカを入れる
  4. 時々上下を返しながら、半日漬ければ完成

保存瓶は煮沸消毒し、1カ月を目安に食べきるようにしましょう。

このレシピなら、パプリカ以外にもお好みの野菜で作ることができますよ。

野菜のオイル漬けは作り置きしておくととても便利です。

調理いらずですぐに食べられるうえ、オイルのコクで野菜がさらにおいしくなるんですよ。

サラダに混ぜたりパンや料理に添えたりと、食卓に華やかな彩りをプラスしてくれる一品です。

炒め物に

シンプルにパプリカのみの炒め物のレシピをご紹介します。

  • パプリカ
  • オリーブオイル
  • 白ワイン
  • こしょう
  • しょうゆ
  1. パプリカをひと口大にカットする
  2. フライパンにオリーブオイルを熱し、パプリカを入れて炒める
  3. 塩、こしょう、白ワインをふりかけさっと混ぜる
  4. しょうゆを加えて味をととのえたら完成

このレシピはパプリカの味や食感を存分に楽しむためのものです。

ほかの野菜や肉をあわせて炒めても、もちろんおいしいですよ。

おすすめの食べ合わせは

パプリカを一緒に食べることでその相乗効果が期待できる「食べ合わせ」についてご紹介します。

  • 貧血予防 パプリカ+ほうれん草、小松菜、胡麻、卵
  • 風邪予防 パプリカ+玉ねぎ、にんにく、生姜
  • 疲労回復 パプリカ+人参、かぼちゃ、イカ、豚肉
  • 体内血流活性化 パプリカ+トマト、アボカド、オリーブオイル
野菜なら一緒にマリネにしたり、炒め物や煮物にしてもいいですね。

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まとめ

この記事をまとめると

  • パプリカは栄養素が豊富、特に種やワタを捨てるのはもったいない
  • パプリカは食べ過ぎれば不調の原因になるが、これはパプリカに限った話ではない
  • 油とあわせて調理することで栄養素の吸収率が高まる

パプリカは免疫力低下や風邪予防にも効果があり、疲労回復やストレス対策にも期待ができます。

夏バテしやすい夏にこそ取り入れたい食材ですね。

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