パパイヤが苦い!まずい!原因と完熟パパイヤの見分け方・美味しい食べ方は?

「パパイヤが苦くてまずい」!モノによっては甘みがなく、苦いと感じることがあるようですが、なにが原因なのでしょうか?パパイヤは完熟させた方が味や食感が良いので、食べ頃の完熟パパイヤを見分けることがポイントです。今回は、

  • パパイヤってどんな果物?味は?
  • パパイヤが苦い原因と甘くする方法
  • 完熟パパイヤの見分け方&食べ頃
  • パパイヤの下ごしらえ&切り方&食べ方!

これらのテーマについて紹介いたします。

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パパイヤってどんな果物?

学名 Carica papaya
分類 パパイヤ科パパイヤ属
原産地 熱帯アメリカ
別名 木瓜(もっか)、乳瓜(チチウリ)
おいしい時期 国産 5月〜8月
輸入 周年
英語名 papaya
おいしい時期 国産 5月〜8月

パパイヤはメキシコ南部から西インド諸島を原産とする果物で、日本には明治時代に伝来しました。当時はパパイヤという名前ではなく「蕃瓜」や「万寿果」と呼ばれていました。

その後パパイヤの輸入が許可されると広く普及し、日本でも暖かい地域で栽培されるようになります。日本に流通している現在の輸入元は、フィリピン産のものがほとんどです。

どんな味?

パパイヤは、滑らかな舌触りでほのかな甘みを持っています。マンゴーやパイナップルほどの甘さはなく、糖度は14度ほどで酸味もなく優しい味わいをしています。

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パパイヤが苦い!なぜ?

パパイヤを食べると「苦い」と感じることがあります。パパイヤは完熟しても強い甘みはない果物ですが、苦いのはなぜなのでしょうか?その原因となっている成分について見てみましょう。

苦い原因

苦みを感じるのは特に未熟な青パパイヤで、甘くないだけではなく「苦い」ことが多いです。青パパイヤが持つ苦みの原因はアクで、 アク抜きすることによって苦みを取る ことができます。

苦み成分

苦いパパイヤの原因は、「ポリフェノール」「パパイン」といった成分によるものです。

ポリフェノールは植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。

ポリフェノールの特徴

とても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去体の酸化による老化に関わる病気予防に役立つ栄養素

また、パパインはタンパク質を分解する消化酵素で、 ダイエット効果 が期待できる栄養素です。抗炎症作用もあるため、 外傷の炎症や痛みを軽減する効果 があります。

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青パパイヤは苦いことが多い!

青いパパイヤは完熟していないため、 完熟パパイヤと比べて食感や味が異なります 

青パパイヤに甘みはなく、シャキシャキとした固い食感です。そのため、「青パパイヤ=まずい」と感じる方も多いようです。しかし、パパイヤの生産地であるフィリピンやタイでは、熟していない青パパイヤを生のまま「サラダ」として食べることがよくあります。

完熟パパイヤの見分け方&食べ頃

パパイヤは完熟している方が柔らかく甘みもあるので、そのまま食べるなら完熟の方がオススメです。パパイヤは熟すと独特な匂いを発する性質がありますが、 腐っているわけではない ので安心してください。その独特な匂いは切る前はあまりわからず、切って果肉が出てきた時にかおります。

さて、美味しい完熟パパイヤの見分け方や食べ頃のポイントはこちらです。

  • 皮が黄色またはオレンジ色をしている
  • 皮を指で押すと軽く凹む

丸ごとパパイヤが完熟しているかどうかは、皮の色と感触で見分けます。食べ頃を通り過ぎると腐ってしまうので、ベストな食べ頃を見分けて食べてみてください。

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苦いパパイヤを甘くする方法

熟していない青パパイヤは、追熟することによって甘くすることができます。青パパイヤを食べる習慣のない日本人にとっては、追熟させた方が美味しいかと思います。パパイヤを追熟させる際のポイントはこちらです。

  • 常温で数日保存する
  • 直射日光は当たらない場所に置く

パパイヤは、冷蔵庫や野菜室に入れても追熟しません20度くらいの室温で数日保存することによって追熟され、皮は緑色から黄色またはオレンジ色に、果肉は柔らかく味は甘みを増します

パパイヤの下ごしらえ&切り方

パパイヤは完熟していれば下ごしらえをする必要はありませんが、青パパイヤをそのまま食べる場合は「アク抜き」が必要になります。アク抜きしないと苦みが強く、食べられないのでしっかり下ごしらえをしましょう。

青パパイヤのアク抜き方法
  1. 皮をむいて種を取り、果肉を千切りにする
  2. 冷水に10分ほど浸け、水気をよく切る

青パパイヤの下ごしらえ(アク抜き)は、たったこれだけのステップです。水に浸けることでアクが抜け出るので、苦みを取ることができます。

切り方ですが、縦半分に包丁でカットするのが一般的です。皮はピーラーを使うと剥きやすいです◎

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苦いパパイヤでもOK!美味しい食べ方

最後に、パパイヤの美味しい食べ方をご紹介します。海外では、熟れていない青パパイヤも生のまま食べられています。苦みがありますが、青パパイヤには消化酵素が豊富に含まれていて、 ダイエット効果 も期待できます。体に良いので、苦手でなければ青パパイヤも食べてみてください。

サラダ「ソムタム」

パパイヤは、未熟な青パパイヤの状態でサラダとして食べられています。シャキシャキとしたキュウリのような食感で、細切りにすることで苦みも感じにくく食べやすいです。パパイヤの生産国であるタイでは、青パパイヤのサラダを「ソムタム」と言います。ナンプラーやレモン汁をメインとしたアジアンテイストの味付けなので、アジア料理好きの方は気に入るはずです◎

ソムタムの味付け
  • ナンプラー…大さじ2
  • レモン汁……大さじ2
  • ごま油………大さじ1
  • 砂糖…………大さじ1

ジャム

青パパイヤは砂糖を加えてジャムにすると、程よい甘さで美味しいです◎ ジャムは1ヶ月以上日持ちするので、パパイヤをすぐに消費できない時にもオススメです。パパイヤジャムはヨーグルトにかけたり、パンにのせたりなど用途は様々です。

まとめ

「パパイヤが苦い原因と対処法&完熟パパイヤの見分け方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • パパイヤの苦み成分はアクで、アク抜きすることで対処できる◎
  • パパイヤの苦みは青パパイヤに多い
  • パパイヤの食べ頃は、①皮が黄色い ②皮を指で押すと凹む

パパイヤは未熟な青い状態でも食べることができますが、完熟させた方が甘みが出るのでオススメです。食べ頃を通り越すと傷んでしまうので、よく見分けてみてくださいね。

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