岩牡蠣と真牡蠣はどっちが美味しい?旬・食べ方・生食できる?

皆さん牡蠣は好きですか?プルンとしている食感とミルキーな味わいはたまらなく美味しいですよね。牡蠣は牡蠣でも牡蠣は2種類あるというのはご存知でしたか?

2種類の牡蠣とは、岩牡蠣と真牡蠣です。どちらが美味しいといわれているのでしょうか?牡蠣の旬はいつなのでしょうか?美味しい食べ方などお伝えいたしますので、是非ご覧ください。

今回は

  • 岩牡蠣と真牡蠣はどっちが美味しい?
  • 岩牡蠣とは?
  • 真牡蠣とは?

これらのテーマでご紹介いたします。

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岩牡蠣と真牡蠣はどっちが美味しい?

岩牡蠣と真牡蠣との違いは、育つ環境によるものです。真牡蠣が育つのは波打ち際や海岸線沿いなどの 沿岸部 で、養殖場も主に浅瀬に作られます。

反対に岩牡蠣が育つのは 海底深く です。そのため過酷な環境に耐えられるよう、殻が分厚くなったと考えられます。

どちらも生食できる?

岩牡蠣と真牡蠣もどちらも生食できます。しかし、生食できるのは食品衛生法の基準を満たした清浄海域で採れた牡蠣となっています。

生食で食べられる旬の時期があり、 1年に2回、冬と夏 にあります。冬は「真牡蠣」で、主に養殖で、 11月~2月 に生食用として食べることができます。

夏は「岩牡蠣」で、 6月~9月 に生食用として楽しむことができます。同じ牡蠣なのに旬が真逆なのは、「産卵」の仕方に違いがあるからです。

真牡蠣も岩牡蠣も、産卵時期は同じ夏場ですが、産み方が違います。真牡蠣の場合は、秋冬から栄養を蓄え、夏の手前で一気に産卵します。

そのため、産卵直後の夏は栄養が抜けた状態になってしまいます。なので味が悪くなってしまうのです。

岩牡蠣の産卵も同じく夏場ですが、真牡蠣のように一気に産卵せず、少しずつ、少しずつ卵を産んでいきます。そのため、産卵期の夏場でも栄養が抜けてしまうことがなく、濃厚な味のままなのです。

あたりやすいのはどっち?

牡蠣は旬の時期に食べるとあたりにくいと言われています。

しかし、生食専用のものは流通の途中でウイルスが入ってしまう危険性があるので、あたる 確率が0%の牡蠣は残念ながら存在しません。 

しかし、食中毒の原因である細菌のほとんどは、火を通すことで死滅するので、しっかり火を通しましょう。

牡蠣を生食するにあたって重要なのは鮮度なのかと思ってしまいがちですが、なんと、牡蠣を生食するにあたって重要なのは「鮮度」では無く、「環境」なのです!

呼吸量の多い牡蠣は水質に影響を受けやすい為、菌数の少ない漁場が一番大切良いのです。例えば、宮城県を含めた三陸は外洋に開けた地形になっていますので、

海水が滞留しづらく清潔ということになります。したがって、生食用牡蠣には適しているといえるのです。

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岩牡蠣とは?

特徴

岩牡蠣は分厚い殻に覆われています。

岩牡蠣は養殖もありますが、ほとんどが 天然もの で、日本海側の潮間帯下のに水深の深い岩礁域ところに生息していて、大きさも養殖ものの2~4倍もあり、まるで岩のようです。

どんな味?

岩牡蠣の中の身は、大きくふっくらと肉厚で食べごたえがあり、プリプリとした食感にクリーミーで濃厚でジューシーな美味しさです。

このクリーミーで濃厚なおいしさから岩牡蠣は、 「海のチーズ」 と言われています。アミノ酸やビタミン、ミネラル、グリコーゲンなどが 豊富に含まれ、夏場の疲労回復にも適しています。

旬の時期・生産地

岩牡蠣は養殖もありますが、そのほとんどが天然もので、海女さんや漁師さんが海に潜ってとらないと取ることができません。

そのため冬は漁ができず、市場に出回らないのです。大量生産ができない分、価格は真牡蠣の3倍以上することも少なくないのですが、そのぶん粒は大ぶりで濃厚な味わいです。

 牡蠣の味は産地によっても異なります ので、各産地のものを食べると違いが知れて楽しいかもしれません。

岩牡蠣は、石川県の能登、秋田県の象潟(きさかた)が有名で、最近は佐賀県の有明、長崎県の五島列島などもおいしい岩牡蠣の産地として挙げられています。

美味しい食べ方

新鮮な旬の岩牡蠣は なんといっても生でいただくのが最高に美味しいです。酢醤油やポン酢、レモン汁をかけてさっぱりといただきましょう。

生姜の千切りを添えても美味しいです。

食べる前には貝柱をナイフのようなもので殻からはずし、一度食塩水で ざっと洗い、つぎに冷水か氷水ですすぐことが大切 です。

生が苦手な方には お吸い物、網焼き、カキフライやグラタンにすることもおすすめです。牡蠣めしも美味しいです。和に洋に、さまざまな調理法でお楽しみいただけます。

焼いた岩牡蠣にレモンを絞ったものを垂らして一緒にいただくのも、格別に美味しいですよ。

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真牡蠣とは?

はてなどうなる

特徴

真牡蠣は、小さなサイズで二枚貝のすっきりした外観です。夏に集中して産卵するため、身の栄養成分が落ちて味が悪くなるため、 「水牡蠣(みずがき)」または、「海のミルク」 と言われています。真牡蠣は基本的に養殖ものなのが特徴です。

どんな味?

「真牡蠣」は、身は小ぶりですが、旨味が凝縮されたクリーミーな味です。

旬の時期・生産地

「真牡蠣」は、広島県など瀬戸内海や、三陸などの太平洋側の内湾の浅瀬の沖合いで生産されます。

美味しい食べ方

真牡蠣は色々な料理にして食べることができます。炊き込みご飯は食材の風味を活かせるため、牡蠣との相性は抜群です。

牡蠣の旨味エキスがご飯や食材に絡み合い、 牡蠣の甘みや栄養素を余すところなく味わえます。 牡蠣のバター醤油炒めや牡蠣フライ、牡蠣鍋などもおすすめですよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 岩牡蠣と真牡蠣の美味しさはそれぞれ違います。岩牡蠣は「海のチーズ」と言われ、真牡蠣は「海のミルク」と言われています。
  • 岩牡蠣は分厚い殻に覆われていて、養殖もありますが、ほとんどが天然もので、日本海側の潮間帯下のに水深の深い岩礁域ところに生息しています。
  • 真牡蠣は、広島県など瀬戸内海や、三陸などの太平洋側の内湾の浅瀬の沖合いで生産されます。小さなサイズで、二枚貝のすっきりした外観です。

岩牡蠣と真牡蠣のそれぞれの旬の時期に、美味しくいただきましょう。

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