スーパーではあまり見かけることがない葉付きの大根。
葉付きの大根があれば絶対に買う!という方もいらっしゃるかと思います。
大根の葉はおいしいとも聞きますが、そもそも、大根の葉って体にいいのでしょうか?そこで今回は、
- 大根の葉について知ろう
- 大根の葉を炒めるとどうなる?
- 大根の葉は健康に良いのか?
- 余った大根の葉のリメイク方法
についてご紹介します。
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目次
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大根の葉について知ろう
大根は、身近な野菜ですし大根おろしやサラダ、煮物などでよく使われるかと思います。
しかし、大根の葉は切られて売っていることも多く、そう頻繁に目にするものではありません。
ここでは、大根の葉の基礎知識の紹介と、大根の葉の味の口コミについてご紹介したいと思います。
初めて大根の葉を食べる方は、ぜひ参考にしてみてください。
主な成分は?
大根の葉の主な成分は以下の通りです。
大根の根部分と比較してみましょう。
100gあたり |
大根の葉 |
大根(白い部分) |
エネルギー |
25kcal |
18kcal |
ビタミンA(βカロテン) |
330㎍ |
― |
ビタミンE |
3.8mg |
― |
ビタミンB2 |
0.16mg |
0.01mg |
ビタミンB6 |
0.18mg |
0.05mg |
葉酸 |
140㎍ |
33㎍ |
ビタミンC |
53mg |
11mg |
ナトリウム |
48mg |
17mg |
カリウム |
400mg |
230mg |
カルシウム |
260mg |
23mg |
マグネシウム |
22mg |
10mg |
鉄 |
3.1mg |
0.2mg |
食物繊維 |
4g |
1.3g |
特に、ビタミンA(βカロテン)やビタミンEは大根には含まれていない栄養素になりますので、ぜひ調理して食べたいところです。
また、葉酸やカルシウム、鉄の含有量も多いので、妊娠中でとくに初期の方にはおすすめの食材です。
大根の葉の味の口コミ
大根の葉の味の口コミは、
- ほろ苦さがすき
- 苦すぎる
- シャキシャキした食感が好き
などが多かったです。
独特のほろ苦さを大人の味と感じるか、ひたすら苦いだけと感じるかは、個人の好みが大きいような印象です。
塩ゆでしてあく抜きをすれば苦みは軽減されますので、お好みに合わせて調理するといいかと思います。
ただ、初めて食べる方は、最初はあく抜きをしてからがいいでしょう。
大根の葉は農薬がかかっているので、しっかり洗浄してから調理するようにしてください。
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大根の葉を炒めるとどうなる?
大根の葉にはシュウ酸が含まれており、それがえぐみの原因となっています。
大根の葉を塩ゆでせずに炒めると、えぐみは取れるのでしょうか?
シュウ酸を無くしてくれる
「無くす」というと若干語弊がありますが、炒めることでシュウ酸のえぐみを感じにくくなります。これは、シュウ酸がなくなったわけではなく、油で炒めることでシュウ酸がコーティングされ、えぐみを感じにくくなっているということだそうです。
茹でてもシュウ酸は減る
シュウ酸は水溶性ですので、塩ゆですることでシュウ酸を取り除けます。火を通したくない場合は、大根の葉を3等分に切ってから水にさらしておきます。
3~5分ぐらい、水は数回変えるとしっかりあく抜きができますよ。
気になる方はもう少し置いても大丈夫ですが、あまり置きすぎると栄養素も流れてしまうので15分ぐらいを目途にしてください。
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大根の葉は健康に良いのか?
ここまで大根の葉についていろいろご紹介しましたが、大根の葉は健康にどう影響するのでしょうか?
生以外は良い
残留農薬やシュウ酸があることを考えると、大根の葉を生で食べるのはあまりおすすめしません。ビタミンCは熱に弱く、加熱することで流れてしまうので、できれば加熱はしたくないですが、もろもろを考えると塩ゆでしてからの方が安心です。
下処理をしっかり行おう
- 大根の葉をしっかり水洗いする
- 2~3分塩ゆでする
これらの下処理はしっかり行った方がいいでしょう。
下処理をしておいた方が調理に使いやすいのもありますし、あく抜きをすることでえぐみがなくなり、子どもでも食べやすくなります。
大根の葉に含まれるシュウ酸の量は、すぐに体調不良を引き起こすほどの物ではありませんが、薬を飲んでいたり、心配がある方は必ず下処理をしてから調理してくださいね。
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余った大根の葉のリメイク方法
大根の葉が余ったときや、短く切られている大根の葉があるときに便利なリメイクレシピをご紹介します。
おかかの醤油和え
大根の葉を小さめにカットし、電子レンジで1~2分ほど加熱します。
粗熱が取れたら水分を取ってかつお節と醤油を加えると完成です。
非常に簡単で時間もかかりませんので、朝ご飯やお弁当の1品としてもおすすめです。
キッチンペーパーなどで水分をしっかり取った方が味が絡んでおいしいですし、お弁当に詰めても水っぽくなりにくいですよ。
マヨネーズ和えもおいしい
オイスターソースとマヨネーズを1:1で混ぜたものを和えるだけの簡単サラダです。
固めの茎部分が使いやすいと思います。
こちらは茎部分を使うので一度塩ゆでしてあく抜きをしてから使いましょう。
オイスターソースとマヨネーズの他に、かつお節やじゃこ、長芋やオクラなども合うと思います。
色々な食材と合わせて、自分好みにアレンジしてみるのもおすすめです。
まとめ
今回は、大根の葉に含まれる栄養成分やシュウ酸についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 大根にはないビタミンA(βカロテン)やビタミンEが含まれている
- 葉酸・カルシウム・鉄なども豊富で妊娠中の女性にもおすすめ
- シュウ酸が気になるなら塩ゆで必須
大根の葉が付いたまま売られているのを見かけることは少ないかもしれませんが、葉付きの大根があれば迷わず購入を!
栄養たっぷりの大根の葉で、健康な体を作っていきましょう。
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