大根おろしを冷凍したら栄養が無くなる?そのまま?解凍のコツも!

大根おろしは料理のメインになることはありませんが、添えてあると料理のおいしさを引き立ててくれます。でも、その都度すりおろすのは少し面倒だとは思いませんか?まとめてすりおろして冷凍しておくと使いたい時に解凍するだけで使えてとても便利です。でも、冷凍した大根おろしは食感や味が変化して、おいしくなくなってしまうのではないかと不安になるかもしれませんね。そこで、今回は

  •  大根おろしを冷凍するとどうなる?
  •  大根おろしを解凍するコツ
  •  大根おろしが余った場合のリメイク方法
  •  大根おろしをおいしく作る為のコツは?
についてご紹介いたします。

スポンサードリンク

大根おろしを冷凍するとどうなる?  

大根は冷凍するとシャキシャキした食感ではなく、ブニブニとした弾力のある柔らかさが出ます。これは大根に含まれる水分が結晶になって膨張し細胞を壊してしまうのと、解凍するときに水分が流れ出てしまうのが原因です。煮物に使う分には煮込み時間が短くても味が染み込みやすくなるなどメリットもあるのですが、食感の変化から冷凍した大根はあまり好きではないという人もいるでしょう。でも、大根おろしの場合にはすりおろしているので最初から細胞を壊しています。そのため、食感の変化がほとんどないので大根を冷凍するなら大根おろしがおすすめです。

スポンサードリンク

栄養は無くなる?  

大根おろしは熱を加えないので熱に弱い栄養素を失うことなく効率的に摂取できます。ただし、栄養素は時間の経過とともに少なくなってしまうため大根をすりおろしたらできるだけ早く冷凍することが大切です。冷蔵庫に急速冷凍機能があればぜひそれを使ってください。ない場合には大根おろしをできるだけ平らにして密閉袋に入れ、金属トレイに乗せて冷凍庫に入れます。金属トレイは熱伝導が良いので、普通に冷凍庫に入れるよりも早く冷凍することができます。15分ほど冷凍したあと1度取り出して、箸を横にしておさえるように線を入れておけば使う時にパキッと折って少量ずつ使いやすくなります。

大根にはジアスターゼというタンパク質分解酵素が含まれていますが、酵素は温度変化にデリケートなので冷凍や解凍によって壊れやすいとされています。熱にも弱いため酵素を摂取したいのなら、すりおろしてすぐの大根おろしを食べるようにしましょう。

味の変化は?

大根おろしは冷凍してもほとんど味や食感に変化はありません。冷凍するときにはすりおろした時に出る水分も一緒に冷凍するようにしてください。汁を搾って冷凍すると乾燥してしまいポソポソした食感の大根おろしになってしまいます。また、大根の辛味成分であるイソチオシアネートは揮発性があるため、時間が経つほど少なくなります。そのため冷凍した大根のほうが辛味を感じにくいかもしれません。

スポンサードリンク

大根おろしを解凍するコツ  

大根おろしは自然解凍するのがおすすめです。おいしく食べるための上手な解凍方法をまとめました。

ザルで自然解凍させる 

大根おろしは少し時間がかかりますが、自然解凍がおすすめです。電子レンジの解凍機能でも解凍できますが、熱を加えることで減ってしまう栄養素があります。また、急激に熱を加えると辛味や苦味が増すことがあります。火が入らないように200wで20秒ずつ温めながら半解凍まで加熱し、あとは箸でかき混ぜたりして解凍することで、味や食感、栄養を損なわずに食べられます。

自然解凍は室温ではなく、冷蔵庫に移して解凍してください。室温だと菌が繁殖しやすくなるため食中毒などの危険が増してしまいます。大根おろしはザルに入れて解凍することで水分が落ちベチャベチャにならず、ほどよい水分を保った大根おろしになります。

流水解凍でもOK

早く解凍したいときには流水解凍がおすすめです。密閉袋にいれたまま流水に当てます。半解凍までできたら箸でかき混ぜたり、手で軽く揉んで解凍しましょう。

スポンサードリンク

大根おろしが余った場合のリメイク方法  

冷凍した大根おろしの日持ちは約1か月ですが、日にちが経つほど栄養が失われますし、冷凍焼けをして変色してしまうことがあります。2週間以内を目安に食べ切るようにしましょう。

みぞれ鍋  

みぞれ鍋は大根おろしをたっぷりと使います。火が通って半透明になった大根おろしがみぞれに似ていることからそのように呼ばれるようになったそうです。

大根餅にする

大根餅は香港発祥の飲茶の一種で、旧正月に食べる縁起物だったそうです。大根おろしに片栗粉を混ぜた生地に野菜を加えて蒸したものを焼いて作ります。日本でも長崎や福島など大根餅が郷土料理になっている地域があります。

スポンサードリンク

大根おろしをおいしく作る為のコツは?  

大根おろしは使う部位やすりおろし方で辛味や口当たりが変わります。好みに合う大根おろしの作り方をマスターしておいしい大根おろしを作りましょう。

辛味は部位で調節  

大根は葉に近い部分ほど甘みがあって辛味が少なく、先端に近づくほど辛味が増します。辛味が少ない大根おろしが好きな人は大根を3等分にして葉に近い1/3くらいまでの部分を使いましょう。真ん中の部分は大根の甘みと辛味のバランスが良い部分です。先端の1/3は辛味が強いため生食には不向きです。

口当たりはおろし方で調節

皮に近い部分には繊維が通っているため大根おろしに使うと筋っぽさが出てしまいます。この部分は辛味も強いので大根の皮は厚めに剥いてください。皮を剥いた大根をおろし器に垂直に当てて円を描くようにすりおろします。繊維が細かくなるので口当たりの良い大根おろしになります。おろし器に斜めに当ててすりおろすと繊維が粗くなるため、大根の食感が感じられる大根おろしになります。

まとめ

『大根おろしを冷凍したら栄養が無くなる?解凍やおろし方のコツ』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 大根おろしは冷凍しても味・食感・栄養はあまり変わらない
  • 冷凍した大根おろしは自然解凍がおすすめ
  • 大根おろしは大根の上部を使うと辛味が少ない

大根おろしは冷凍しておくといつでも使えて便利です。すりおろすのは手間がかかるのでまとめてすりおろして冷凍してみてください。いろいろな料理に活躍しますよ。

スポンサードリンク