生のオレンジは常温で保存できますが、そんなに長くは置いておけないですよね。そこでオレンジを長期保存できる「オレンジのシロップ漬け」を知っていますか?今回は
- オレンジのシロップ漬けの使い方
- シロップも使える!おいしい食べ方
- とても簡単なシロップ漬けの作り方
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目次
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オレンジの保存方法「シロップ漬け」とは?
オレンジを砂糖に漬けて置いておくだけの「シロップ漬け」は、生で置いておくよりも長期での保存が可能です。
オレンジが大量にあって急いで消費したい場合などにおすすめのレシピです。
砂糖に漬けておくことで、砂糖がオレンジの水分を吸収してシロップ状になります。糖分が高いため簡単には劣化せず、保存食として楽しむことができるようになるのです。ジャムやコンポートと同じ考え方ですね。
カットしたオレンジをシロップで漬け込む保存方法
輪切りにしたオレンジをそのまま砂糖に漬けて置いておけば、オレンジのシロップ漬けができあがります。
見た目にもかわいくてなにかと使えるので、オレンジがあるなら作らない手はないですよ!もちろんレモンなど他のフルーツでも同じように作ることができ、応用の利くレシピです。
そのまま食べられるのがメリット
シロップに漬かったオレンジはそのままデザートとして食べることができます。
他にもプレーンヨーグルトに加えたり、お湯を注いでゆず茶の要領で飲むことも。お酒に入れても華やかでいいですね。
また自家製のパウンドケーキに混ぜて焼けば、簡単においしいオレンジケーキのできあがりです。
シロップもオレンジの風味が出て美味しい
オレンジだけでなく、シロップにもオレンジの香りが移ってとてもおいしいくなっています。捨ててしまわずに最後まで使い切りましょう!
お湯や炭酸水で割ったり紅茶に入れたり、お酒で割るのもいいでしょう。またアイスクリームにかけたりケーキに添えたりしてもオレンジの香りが爽やかでおすすめですよ。
他にもゼラチンを混ぜれば簡単ゼリーに、牛乳を混ぜてミルクプリンにも。アイデア次第で使い方は無限大なので、ぜひオリジナルレシピを考えてみてくださいね。
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オレンジのシロップ漬けの作り方
それではそんなシロップ漬けの作り方をご紹介します。とっても簡単ですし、お好みの他のフルーツでも作れるので、ぜひ試してみていただきたい方法です。
材料
シロップ漬けの材料はとってもシンプルで、なんと砂糖とオレンジだけ!これならすぐにでも作れそうですね。
ただし漬けこむ砂糖は純粋なものを使用しましょう。
純粋な砂糖というのは、グラニュー糖や黒糖、はちみつのように他の材料が含まれていないもののことです。
粉砂糖やはちみつ入りシロップなどの複数の材料を使って加工されているものはおすすめできません。そういうものを使うとシロップが濁ったり、味が変わってしまうことがあるためです。
グラニュー糖で作るとさっぱり、すっきりとした味わいに。黒糖やはちみつだとこっくりとした濃い味わいになります。
また砂糖の量も好みによってある程度変えられるので、色々試して好きな味を見つけるというのもおもしろいですよ。
作り方手順
作り方には2通りあります。
・オレンジにそのままの砂糖をふりかけて置いておく方法
容器にオレンジと砂糖を交互に重ね、数日置いておきます。このとき1日に1回は全体をしっかり混ぜるのがポイント。
日が経つにつれて砂糖が溶け出し、徐々にシロップ状になります。
毎日少しずつ状態が変わっていくので、出来上がりを楽しみに待ちながら観察してみてくださいね。
・あらかじめ砂糖をシロップ状にしてから漬け込む方法
同量の砂糖と水を鍋に入れ、かき混ぜながら煮詰めると、砂糖が溶けてシロップ状になります。いわゆる「ガムシロップ」の状態です。
また、手軽に電子レンジで作ることもできます。
耐熱容器に砂糖と水を入れ、少しずつ加熱します。様子を見てかき混ぜながら、シロップ状になるまで繰り返しましょう。
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シロップ漬けの保存期間は?
シロップ漬けは長期保存できるのが魅力ですが、どういう方法で保存しているかによって期間は変わってきます。順番に見ていきましょう。
保存期間目安
・密閉できない容器の場合
タッパーなどの密閉できない容器に入れた場合、保存期間は1週間ほどと言われています。
オレンジの量が少なかったりシロップの量によって糖度が低かったりする場合はこの保存方法でじゅうぶんです。早めに食べきるようにしましょう。
また必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。常温では保存できないので注意してくださいね。
・密閉できる容器の場合
より長期間保存したいなら瓶などの密閉容器を使います。タッパーに比べて長期の保存が可能で、1年ほど保存できます。
瓶を使う場合は消毒が必須です。
仕込んだあとは冷暗所で1週間ほど保管し、その後冷蔵庫に移して保管しましょう。そうすることで発酵やカビを防ぐことができます。
もしも気温が高い日が続いて発泡が起こっていたら、発酵が始まっている可能性があります。
その場合はオレンジをいったん取り出して、シロップだけを15分ほど弱火にかけ、出てきた灰汁をすくいます。沸騰しないように気を付けてくださいね。
ただし長期保存できるとはいえ腐らないわけではないので、定期的に状態を確認するようにしてください。
開封したあとはできるだけ早く消費するのがベストなので、量が多いなら複数の瓶に小分けにするのもおすすめですよ。
もしも途中で発酵してしまったら上記の方法で灰汁を取り除き、2~3週間を目安に早めに食べきるようにしてください。
腐るとどうなるの?
どんなに保存がきくとはいえ方法を誤れば腐ることもあります。自家製ならなおさらです。ではシロップ漬けが腐るとどうなるのでしょうか?
- カビが生えている
- オレンジが黒く変色している
- オレンジが溶けて柔らかい
- 全体に水っぽくなり分離している
- 変なにおいがする
シロップ漬けは砂糖がフルーツの水分を吸い、高い糖分で守られているので腐りにくいです。
ですが空気中には見えない菌が無数に存在しているため、その菌が繁殖してしまう場合があります。また保存容器の消毒がうまくいっていないと、容器に残った菌からカビが生える可能性もあります。
できるだけ長く保存するためには、まずは丁寧に容器の消毒をすること。そして調理は手早く、なるべく空気に触れる時間を短くすることが大切です。
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まとめ
オレンジをシロップ漬けにするひと手間を加えるだけで、楽しみ方が広がることがわかっていただけたと思います。
この記事をまとめると
- オレンジをシロップ漬けにすることで長期保存が可能になる
- 自家製スイーツにもシロップ漬けが便利
- 腐る可能性もあるので定期的に状態を観察することが大切
これを機に色々なフルーツでシロップ漬けを作って、お好みの楽しみ方を見つけてみてくださいね。
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