温室みかんの保存方法|かご・ビニール袋?夏は?カビは?冷蔵庫の日持ちは?

店頭に並んでいるみかんで『温室みかん』という商品を見たことはありませんか?見た目は普通のみかんと同じなのに何が違うんだろう?と不思議に思った人もいるかもしれませんね。温室みかんは加温された室内の中で栽培される温州みかんのことです。ハウス内で栽培されることから『ハウスみかん』とも呼ばれています。今回は

  •  温室みかんとは? 
  •  温室みかんの保存期間・日持ち
  •  温室みかんの保存方法
  • 温室みかんの解凍方法・活用方法

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温室みかんとは?

通常のみかんは秋から冬にかけて旬を迎えます。温室みかんは室内で加温して栽培されることで、収穫時期をずらすことができます。しかし、温室みかんのメリットはそれだけではありません。温室みかんは徹底した管理の元で育てられるため、路地物にはない特徴があります。

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温室みかん(ハウスみかん)の特徴

温度管理された温室でみかんを栽培することで、みかんの旬の時期をずらして収穫することができます。これはハウス栽培の1番のメリットですが、それだけではなく温室みかんと路地物のみかんを比べてみると、温室みかんのほうが見た目がきれいなことに気づきます。

これは、路地物のみかんは気温も水分も自然の状況次第なのに対して、ハウス内で栽培する場合には雨がかからないので温度だけでなく、水分量も人間による管理が必要になるからです。 みかんの栽培に適した温度と水分量で育てられるので、みかんの生長に適した環境でストレスなく育てられます。  また風や雨、虫や鳥による被害も受けにくいので病気や傷が付きにくく、見た目がきれいで味の良いみかんが収穫できます。

旬・主な産地

温室みかんの主な産地は佐賀県、愛知県、大分県です。温度管理して作られるため、通常はみかんが出回らない5月〜9月頃までが収穫のシーズンになります。

味の特徴

温室みかんはみかんの栽培に適した温度と水分量で、ストレスなく育てられるため果肉が柔らかくジューシーで甘みが強く、果皮が薄いのが特徴です。

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温室みかんの保存期間・日持ち

温室みかんは、通常のみかんとは収穫時期をずらして栽培されます。みかんは秋から冬にかけての寒い時期に旬を迎える果物なので、保存に適した温度は5〜10度とされています。 高温には弱いので季節によって保存できる期間や保存方法が違う ことを理解しておきましょう。

冬場の場合

冬に温室みかんを購入した場合には室温で保存できます。直射日光が当たらない常温で保存します。しかし、気温が低すぎるのもみかんは苦手なので、5度以下になる場所では保存しないようにしましょう。保存できる期間は1〜2週間程度が目安です。冷蔵庫に入れた場合には3〜4週間程度日持ちします。

冬以外の場合

みかんは冬に旬を迎える果物なので、高い気温は苦手ですぐに傷んでしまいます。冬以外は、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。乾燥にも弱いので、キッチンペーパーや新聞紙で包んでから冷蔵庫に入れます。保存できる期間は2〜3週間程度が目安です。

冷凍の場合

冷凍すると1か月程度日持ちさせることができます。すぐに食べられないときや、みかんが傷みやすい夏場は冷凍保存するのがおすすめです。

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温室みかんの保存方法

温室みかんは、5月〜9月にかけて収穫されます。通常ならみかんの栽培ができない気温の高い時期なので、保存方法をしっかりとしていないとすぐに傷んでしまいます。温室みかんを長持ちさせるための方法をまとめました。

長持ちさせるポイント

みかんは高温・乾燥・湿気が苦手です。このような場所を避けて保存することで保存期間を伸ばすことができます。冬以外は冷蔵庫で保存します。

カビを防ぐポイント

湿度が高く、風通しが悪い場所ではカビが生えやすくなります。カビが生えたみかんや傷んだみかんを見つけたら、すぐに箱から取り出すようにしましょう。

カゴに移して保存

カゴで保存すると風通しがよくなるので湿気がこもるのを抑えられます。

段ボールかビニール袋に入っている場合

段ボールに入っている場合には一度ダンボールからみかんを取り出し、みかんとダンボールを乾かします。それからダンボールに新聞紙を敷き、みかんを並べて新聞紙を敷き、みかんを並べるというように新聞紙で挟んでおくと湿気を吸い取ってくれます。

ビニール袋に入っている場合には湿気がこもりやすいので、カゴに移して保存しましょう。

冷蔵する際の注意点

冷蔵庫で保存すると保存期間が伸ばせます。ただ、気温が低すぎたり乾燥しやすかったりするので、キッチンペーパーや新聞紙で包んでから野菜室に入れるようにしましょう。

冷凍保存の方法

冷凍する時にはアルミ製のトレイに乗せて冷凍庫へ入れます。しっかりと凍ったら保存袋に入れましょう。

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温室みかんの解凍方法・活用方法

みかんは高温や湿気に弱いので、温室みかんが収穫される5月〜9月はあまり日持ちしません。たくさん手に入ったときには冷凍保存がおすすめです。

冷凍するメリット

みかんは常温で1〜2週間、冷蔵で2〜3週間しか日持ちしません。冷凍すると1か月保存できるので、保存期間を伸ばすことができます。

解凍方法

冷凍庫から出したばかりのみかんは皮が剥きづらいので、室温に30〜40分程度置いて自然解凍させます。 外皮に霜が少し残るくらいが食べ頃の目安 です。急ぐときには水に5分ほど浸けると早く解凍できます。

おすすめの料理

温室みかんは内袋が薄く甘みが強いのでデザート作りに向いています。

皮も活用できる!

みかんは果肉を食べるだけでなく皮も活用できます。

掃除

みかんの皮には汚れ落としやフローリングのワックス、臭い消しの効果があります。みかんの皮2〜3個を300mlの水に入れて10分煮出します。このみかん水をスプレーボトルに入れて、吹きかけながら拭き掃除をしてください。

陳皮茶

みかんの皮を乾燥させたものは『陳皮』と呼ばれる漢方薬になります。風通しの良い場所で1週間程度天日干しにして細く切ったものにお湯に注げば陳皮茶になります。香りが良いので入浴剤として使うのもおすすめです。

まとめ

『温室みかんの保存方法|かご・ビニール袋?夏は?カビは?冷蔵庫の日持ちは?』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 温室みかんは冷蔵保存が基本
  • 冷凍すれば1が月程度日持ちする
  • 段ボールやビニール袋に入れっぱなしはダメ

温室みかんはみかんの旬の時期ではない夏場に食べられるみかんです。温度や水分量を管理して栽培され、風邪や虫の影響も受けないのできれいでおいしいのが特徴です。みかんは皮まで活用できるのでぜひ試してみてくださいね。

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