温泉卵は何歳から食べられる?生の卵は危険?アレルギーや食中毒に注意

温泉卵といえば、とろりとした半熟の黄身と白身が特徴的な卵で、ご飯にのせて食べたり、牛丼などにのせて食べるのかとても美味しい食材ですよね。

そんな温泉卵ですが、生の卵とあまり変わりありませんので子供にいつ頃から与えて良いのか心配になった経験はありませんか?

今回の記事では温泉卵とはどのようなものなのか、温泉卵は何歳から子供に与えても良いのか、与えるときの注意点や気をつけるべきアレルギーと食中毒の症状について解説していきたいと思います。 

スポンサードリンク

温泉卵と半熟卵は何が違うの?

温泉卵とは卵黄の部分は半熟、卵白部分は半凝固状態に茹でた鶏卵のことを言います。一方で半熟卵は卵黄の部分を半凝固状態、卵白の部分は凝固状態に茹でた鶏卵のことをいいます。

このことからわかるように温泉玉子の方が生に近い、トロッとした食感を楽しむことができ、半熟卵はよりゆで卵に近い状態と言えます。

しかし定義としては「温泉の湯や蒸気を利用して型卵を茹でたり蒸したゆで卵に関しては、どんな状態にもかかわらず温泉卵と呼ばれる」ので、一般的なゆで卵であっても「温泉を使って作るゆで卵であれば温泉卵」と言ってよいという事なのです。

スポンサードリンク

温泉卵は何歳から食べられる?

温泉卵は先ほども紹介したとおり卵黄にも卵白にも完全に火が通っていません。そのような状態の卵を子供に食べさせる時は「一歳を過ぎたころから」食べさせることができると言われています。

これと同じく半熟卵屋半熟状のオムレツも一歳を過ぎてからゆっくりと与えるようにしてください。

スポンサードリンク

どうして子供は生の卵に注意しなければならないの?

子供に卵を与える時にどうして注意しなければならないのかと言うと、鶏卵はアレルギーが特に症状が強く危険視されているからです。

鶏卵アレルギーは卵が生に近い方が症状が出やすいとされています。なので鶏卵のアレルギーを持つ人は生卵や半熟卵には注意が必要です。温泉卵も例に漏れず、ゆで卵よりも生の状態ですので、避けた方が良いと言えるでしょう。

どうして生の方がアレルギーが出やすいの?

鶏卵のアレルギーの原因物質の多くは、卵白に含まれる「オボアルブミン」と「オボムコイド」というタンパク質だと言われています。このうちオボアルブミンは加熱するとタンパク質の構造が変化してアレルギーの原因物質ではなくなります。

もしオボアルブミンによるアレルギー症状が出るひとであれば、生卵を避けてゆで卵にして食べると問題なく食べることができます。ただし半熟卵や温泉卵は食べることができないので注意しましょう。

オボムコイドは鶏の卵だけではない

鶏卵アレルギーの原因物質になるオボムコイドは、鶏の卵だけに含まれているとは限りません。例えばいくらやウズラの卵にもオボムコイドは含まれています。

食材だけでなく例えば溶き卵のスープ、マヨネーズ、プリン、ババロアなどは加熱が不十分な状態になりますので、比較的卵アレルギーを引き起こしやすいと言われている食品なので注意が必要です。

小さい頃に発症した卵アレルギーの場合食べられるようになる可能性が高い

卵アレルギーを持っていると言うと、もうこれからずっと卵を食べることができないのかと残念に思う方も少なくないと思います。ですが年齢とともにアレルギー症状が改善される可能性が高いというのも鶏卵アレルギーの特徴です。

定期的にアレルギーの負荷試験などを受けたり、しっかりとした対処法を主治医と一緒に学んでいけば将来的には安心して食べられるようになるでしょう。

スポンサードリンク

生の卵は食中毒にも注意

生の卵を食べさせる時にはアレルギーだけでなく食中毒にも注意しなければなりません。卵による食中毒で考えられるのは「サルモネラ菌」です。

一般的にサルモネラ菌は約70℃の温度で1分以上加熱することでほぼ死滅すると言われています。つまり一般的な衛生管理と調理管理方法で調理した加熱卵の場合はサルモネラ菌の感染のリスクはほとんどないと言えます。

しかし温泉たまごのような半熟の卵の場合は、サルモネラ菌を死滅させるまでの加熱ができない場合がほとんどです。

加熱する時間が短かったり温度が低い調理過程の半熟卵や温泉玉子の場合は、サルモネラ菌の状況が分からないため、食べた時に食中毒を起こすリスクが少なからずあるということです。

子供の場合は重症化しやすい

サルモネラ菌は健常な大人であれば感染しても免疫力が働いて症状が出ないことがほとんどです。しかし免疫力が低い子供や高齢者、妊娠中の方の場合、免疫力が下がっているためサルモネラ菌が繁殖しやすく、重症化のリスクが高いと言えます。

サルモネラ菌の食中毒症状は吐き気・腹痛(下腹部)・38℃前後の発熱・下痢などで、長期にわたり保菌者となることもあります。最悪の場合死に至ることもある強い食中毒なので、やはり注意するに越した事はありません。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 温泉卵とは卵黄の部分は半熟、卵白部分は半凝固状態に茹でた鶏卵のこと
  • 半熟卵は卵黄の部分を半凝固状態、卵白の部分は凝固状態に茹でた鶏卵のこと
  • 温泉卵を食べられるようになるのは一歳すぎてアレルギーチェックが済んでから
  • 生の卵はアレルギーが生じる可能性が高い
  • 生の卵アレルギーだけでなく食中毒にも注意が必要

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク