玉ねぎを食べると下痢・腹痛など具合が悪くなる原因|1日何個まで?

玉ねぎはいろいろなお料理に活用できて便利な食材ですよね。しかし、玉ねぎを食べると下痢や腹痛など具合が悪くなってしまうことがあるそうです。

その原因は何なのでしょうか?また、玉ねぎは1日何個まで食べてもいいのでしょうか?

今回は

  • 玉ねぎを食べると具合が悪くなるのはなぜ?
  • 玉ねぎを食べ過ぎた時の副作用
  • 原因成分アリシンの効果
  • 玉ねぎは1日何個までがいい?

これらのテーマでご紹介いたします。

スポンサードリンク

玉ねぎを食べると具合が悪くなるのはなぜ?

原因成分

玉ねぎには、菌を抑制したり・殺菌する力を持っているアリシンという成分が含まれています。

玉ねぎを食べた時に辛味を感じることがありませんか?その 辛味の成分がアリシン なのです。

また、玉ねぎを切っていると、ツンときて涙が出てきてくることはありませんか?これも、アリシンの影響なのです。

スポンサードリンク

玉ねぎを食べ過ぎた時の副作用

下痢・腹痛

アリシンはとても強い成分なので、たくさん食べてしまうと、体の中の悪玉菌だけでなく善玉菌までも破壊してしまうのです。

そのことによって、 腸内環境が安定しなくなり、下痢の症状が引き起こされやすくなってしまう のです。

さらに、アリシンは細かく切ったり、すりおろしたりすることで活性化します。

そのため、細かくした玉ねぎを体に取り入れると、体にとって必要な善玉菌が破壊されてしまい、腸内環境が崩れてしまうので下痢が引き起こされやすくなってしまいます。

お腹の調子があまり良くないときには、なるべく下痢の症状を引き起こしにくくするために、薄くスライスするにとどめるといった調理法の工夫も必要です。

吐き気・嘔吐

玉ねぎをたくさん食べてしまうと、玉ねぎに含まれるアリシンが胃に刺激を加えてしまって、胃痛や吐き気や嘔吐などの症状を引き起こしてしまいます。

スポンサードリンク

原因成分アリシンの効果

血液サラサラ

玉ねぎの中に含まれるアリシンは、血液をサラサラにする効果があります。血液はサラサラに維持したいところです。

何故なら、どろどろの血液は、脳梗塞や心筋梗塞といった病気のリスクが高まってしまうからです。

しかし、沢山のアリシンを摂取してしまいますと、下痢の症状が引き起こされる可能性があるので注意が必要です。

アリシンの過剰摂取に気をつけて、玉ねぎから 自分の体に合った量のアリシンをとることが大切 です。

動脈硬化予防

アリシンには血液が固まりやすくなるのを防ぎ、血栓がつくられないようにする効果があります。

脳梗塞を引き起こす原因に動脈硬化があります。動脈硬化とは、コレステロールの増加によって血管が厚く硬くなり、血流の流れが悪くなっている状態のこと。

アリシンによって血流が良くなることで動脈硬化の防止になり、 結果的に脳梗塞が予防できる ことになります。

生活習慣病予防

アリシンは抗酸化力を持っています。このアリシンの持つ抗酸化力が 活性酸素を抑え、生活習慣病の予防に役立ちます。  また、アリシンは、 血液中のコレステロール値の上昇を抑えて 、生活習慣病を予防する効果があります。

スポンサードリンク

玉ねぎは1日何個までがいい?

一日に摂取していい生の玉ねぎの量は、一般的な中玉の玉ねぎの約1/4(おおよそ50グラム)ぐらいです。

しかし、あくまでも生の玉ねぎの話なので、過熱調理することで、もっとたくさんの量を食べることもできます。

一日の摂取目安と、 自分の体調を考慮して 、どの程度の量ならば、お腹が痛くならず食べることができるか見極めましょう。

具合が悪くなりにくい食べ方

玉ねぎを具合が悪くなりにくい食べ方は、玉ねぎを加熱するということです。玉ねぎに含まれるアリシンは、 過熱をすることでアホエンという物質に変化します。  アホエンには、アリシンのように菌を抑制したり、殺菌する成分は含まれていません。なので、玉ねぎを加熱調理すれば、下痢などの具合が悪くなる症状が引き起こされにくくなるのです。

また、アリシンは、水に溶けだしやすいという特徴もあります。

玉ねぎを食べている時に、少しでも胃や腸に違和感を感じることがあれば、水分を多めに摂取してアリシンの効果を和らげることができますよ。

注意
油を使って調理するときには注意が必要です。アリシンは、油と一緒に調理するとアホエンに変化しないという特徴があります。

中華料理や、オニオンリングだったり、油をたくさん使って炒める調理法ですと、アリシンがそのままの状態で残るので、お腹の調子が悪くなってしまうこともあります。
以前に玉ねぎなどによる下痢などの症状がなかった人も、急に症状が出る場合がある
睡眠不足やストレスで、胃や腸の調子が良くないときに、玉ねぎに含まれるアリシンによっておこる下痢の症状が出ることがあります。

体調によって今まで今まで玉ねぎを食べて下痢になったことがない人でも、急に下痢などの症状が出る場合もあるので注意が必要です。

スポンサードリンク

この記事をまとめると

  • 玉ねぎを食べると具合が悪くなるのは、玉ねぎに含まれるアリシンの影響で、食べ過ぎると、体の中の悪玉菌だけでなく善玉菌までも破壊してしまうからです。
  • 玉ねぎを食べ過ぎた時の副作用は、下痢や腹痛、吐き気や嘔吐などです。
  • 原因成分アリシンの効果は、血液サラサラにする効果や動脈硬化予防や生活習慣病予防などです。
  • 一日に摂取していい生の玉ねぎの量は、一般的な中玉の玉ねぎの約1/4(おおよそ50グラム)ぐらいです。

玉ねぎは1日に食べていい摂取量を守っていただきましょう。

スポンサードリンク