オリーブオイルは、オリーブの果実から作られています。人類が最初に手に入れた油ともいわれ、古くは紀元前3000年頃にはシリアでの栽培が確認されています。健康効果が高く、女性にはうれしい美容効果もたっぷりあります。
ここでは、オリーブオイルの保存テクニック、また豆知識をお伝えします。
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目次
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オリーブオイルの特徴、豆知識など
英名 | olive oil |
栄養成分 | 脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなど |
主な生産国 | スペイン、イタリア、ギリシャ |
100gあたりのカロリー | 約920kcal |
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オリーブオイルの世界の歴史は?
オイルという言葉の語源は、アラビア語で「オリーブ」という意味です。今では世界中にたくさんのオイルがありますが、古くはオイルといったら、オリーブオイルしかなかったのです。紀元前3000年頃には地中海沿岸にてオリーブからオリーブオイルが作られた記録が残っています。その後、ローマ帝国が他国を征服するたびに、その土地にオリーブの木を植えて、栽培地域を広げていきました。現在では、地中海沿岸のみならず、中東、南米やアメリカ、オーストラリアなど幅広い地域で作られています。
オリーブオイルはいつ日本に入ってきた?
約400年前の安土・桃山時代に、キリスト教伝来の為に訪日していたフランシスコ派のポルトガル神父によりもたらされました。その時は「ホルト(ポルトガル)の油」として薬として扱われていたのです。その後、明治に入り、オリーブ試験研究が始まり、香川の小豆島に植えたオリーブの木が順調に育ち、小豆島を中心に香川、岡山などにも栽培が広がりました。オリーブオイルが広まったのは、90年代バブル景気後のイタリアンレストランブームあたりからです。さらに高い栄養効果がある事も世間に浸透して、今では年々オリーブオイルの消費量が増えているようです。
オリーブオイルの栄養・すごい効能とは?どんな健康効果、美容効果が得られる?
今ではご家庭でも頻繁に使うようになったオリーブオイルに脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなどの栄養成分を含んでいます。
オリーブオイルの主な栄養成分
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
- オレイン酸:オレイン酸は、生活習慣予防の効果が高く、血管内の環境改善効果が高い脂肪酸です。悪玉コレステロールの量を減らし、出来た過酸化脂質の量を減らすことで、血管壁へのプラーク生成を抑制します。結果として、動脈硬化や心疾患の予防に役立つ栄養素です。
オリーブオイルの健康効果は?
オリーブオイルの主成分はオレイン酸です。以下のように、健康食品として素晴らしい働きをしてくれます。
- 悪玉コレステロールを減少
- 血圧を下げる
- 動脈硬化、心臓病の予防
- 血糖値の上昇の抑制
オリーブオイルの美容効果は?
抗酸化作用が高くアンチエイジングやダイエット効果など期待できます。ただし、あまりとりすぎるとダイエットしたくとも逆効果になる可能性もあるので、ご注意ください。
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オリーブオイルを良い状態で長もちさせる保存方法とは?
オリーブオイルは、基本的に常温で問題ありません。気を付けるべき点は、風味を損なう要因の「酸化」です。紫外線に当たると酸化が進みやすくなる為、黒く遮光されている瓶に入ったオリーブオイルを選ぶことが重要です。また開封したら、すぐに使い切ってしまいましょう。賞味期限は、基本的に2年間です。
まとめ
オリーブオイルの保存テクニック、また豆知識を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。オイルの発祥ともいえるオリーブオイルを賢く摂取にて健康促進していきたいですね!
オリーブオイル保存の要点は
- 常温でOKだけれど、紫外線に当てない事
- 透明の瓶やプラスチックより、遮光されているオリーブオイルを選ぶ事
- 開封後は早めに使い切る事
以上に気を付けて、オリーブオイルの風味を大切にしていってください。是非、ご参考にしていただけると嬉しいです。
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