モッチリとした食感がたまらなく美味しいもち米を使った「おこわ」は皆さんを好きですか?市販されている赤飯や、山菜を使ったおこわなどはいつ食べてもモチモチの弾力を感じることができてとってもおいしいですよね。
そんなおこわを家で作るとなると、もち米の配分はどれくらいなのか、水の量は?など結構気をつけなければならないところがたくさんあります。
今回の記事では家でおこわを作るときのポイント、うるち米ともち米の割合、お水の量などを解説していきます。
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目次
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スタンダードな割合とは?
おこわを家で作る時のメリットといえば「自分好みの食感に作ることができる」ということですよね。ですが初めて作る場合は、スタンダードな割合で作るのがおすすめです。どうしてかと言うとおこわは失敗しやすい料理でもあるからです。
基本の割合は「うるち米:もち米=2:1」で作ってみましょう。もち米の割合が多くなればなるほどもちもち感が増えるので、慣れてきたらもち米とうるち米の割合を調節してみてください。
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うるち米ともち米の違いって?
先ほど紹介しましたうるち米ともち米、これらはどんな違いがあるかご存知ですか?そもそもうるち米というのはいったいどのようなものなのか、ちゃんと説明できますか?
うるち米は「ご飯として普通に食べているお米」のことです。これに対してもち米は「おもちやお赤飯を作るときに使うお米」です。うるち米が半透明なのに対してもち米は白く不透明なのも特徴的です。
見た目が違うだけでなく、うるち米ともち米の違いはでんぷんの成分の違いにあります。うるち米はアミロースとアミロペクチンというでんぷんの成分が2:8の割合で入っています。それに対してもち米はアミロペクチンだけでアミロースを含んでいません。このアミロペクチンという成分が多ければ多いほどもちもち感や粘りが出ると言われています。
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もちもちした弾力を作るのに欠かせない「浸水時間」
お米を炊く前にしばらくの間水につけておくことを「浸水」といい、その時間を浸水時間といいますが、この浸水こそもちもちした弾力を作り出すのに欠かせない重要なポイントになります。
もち米を使う料理だと、水の吸収率が高いので浸水させる必要がないと記載されているレシピも多いのですが、可能であればしっかり浸水時間をとった方がよりモチモチとした弾力を出すことができます。
もっちもちのおこわを作りたいなら「20分以上」浸水させてください。この工程があるのとないのとでは、食感が大きく異なりますよ!試しに浸水なしと浸水ありで差を食べ比べてみるのも良いかもしれませんね!
保存方法は?
おこわはもち米に、にんじんや山菜などの野菜を入れて炊いたごはんです。具材を入れて炊いているので、腐りやすいので注意が必要です。おこわをすぐに食べないで常温に置いておく場合は、なるべく涼しい場所で保管しましょう。
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もち米を炊くときの水分量
ここまではうるち米ともち米の割合や、浸水時間について解説してきましたが、次におこわを作る際に障害となるのが「水分量」です。もち米を使う際は水分量を間違えてしまうとべちゃべちゃに仕上がってしまうので、注意が必要です。
もち米を入れた場合はいつもの2割少なめにすること
一般的には、うるち米を炊く時の水分量は1合につき200ccです。 それに比べてもち米を炊く際は、2割程度水分を少なめに炊くとちょうど良いとされています。
例えばうるち米1合ともち米0.5合を炊くとしたら、 うるち米1合に対しての200ccと もち米0.5合に対しての80㏄で280㏄を入れればよい事になります。これが一般的な水分量になりますが、人によってはちょっと柔らかすぎると感じたり、もう少しモチモチ感が欲しいと感じる場合もあるかもしれませんので、基準の水分量を元に少しだけ水分量を変える程度なら問題ありません。
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山菜ミックスをつかったもちもちおこわの作り方
ではここまでの説明を元に、市販されている山菜ミックスを使った山菜おこわの作り方を解説していきます。
<山菜おこわの材料>
うるち米:2合
もち米:1合
山菜ミックス:1袋
油揚げ:2枚
醤油:大さじ3
酒:大さじ3
みりん:大さじ2
だし汁(昆布や鰹節を煮出したもの):560㏄
<山菜おこわの作り方手順>
- ①お米は研いでから20分~1時間ほど水に浸けておく
- ②お米を炊飯器に入れる
- ③山菜ミックスをザルにあけて、軽く洗い水気を切る
- ④油揚げは細切りにする
- ⑤ボウルに山菜ミックスと油揚げをいれて、醤油・酒・みりんで味付けして30分程度置いておく
- ⑥味がついた山菜ミックスと油揚げを汁ごと炊飯器に入れて、だし汁を加える
- ⑦炊飯器のスイッチオン
- ⑧炊きあがったら、ざっくり混ぜて完成!
山菜の独特の風味やだし汁の豊かな香りを楽しむことができるとても美味しいおこわになります。簡単に作ることができるのでぜひお試しください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?いくつか注意するポイントはありましたが、比較的簡単に作ることができることが分かっていただけたでしょうか。ぜひ自分好みのもちもちのおこわを作ってみてくださいね!
この記事をまとめると
- おすすめのお米の割合はうるち米:もち米=2:1
- もちもちとした弾力を出したいなら浸水させよう!
- もち米を使うならいつもの水分量の2割少なめに入れるようにしよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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