お粥で腹痛・下痢に!食べ過ぎは体に悪い?ダイエット効果・夜はダメ?

お粥は風邪をひいた時など、体調不良の時に食べるとお腹にやさしい食べ物ですが、食べ過ぎると下痢や腹痛を起こす可能性があります。これは一体なぜなのでしょうか?また、お粥はダイエットに効果的です。今回は、

  • お粥で腹痛・下痢になる!?
  • お粥に含まれる栄養と効果
  • お粥のダイエット効果とは?

これらのテーマについて紹介いたします。

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お粥は胃腸にやさしい

お粥は通常のご飯と比べて水分が多いため消化しやすく、胃腸にやさしい食べ物です。溶き卵を入れてたまご粥にしたり、梅干しを入れたりしてアレンジできます。また、1月7日には『七草粥』として春の七草と一緒に食べる文化もあります。

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お粥で腹痛・下痢になる!?

お粥は風邪を引いた時など、体調不良の時に食べるとお腹に優しい食べ物ですが、“食べ過ぎると腹痛や下痢となる”ことがあるようです。『下痢の時にも食べられる消化の良いもの』という印象もありますが、逆効果となってしまう原因は何なのでしょうか?体に良いはずのお粥が与える影響について、詳しく見ていきましょう。

原因

お粥でお腹を壊したり下痢となったりするのは、お粥に含まれる水分が原因となっていることが考えられます。お粥は通常のご飯よりも水分量を多く含んでいるため、食べ過ぎると消化不良を起こして下痢となる可能性があります。

お粥は水分量によって「全粥」「七分粥」「五分粥」「三分粥」など、いくつかの種類があります。三分粥はお米と水分の割合が3:7で、一番水分量の多いお粥です。

水分量が多いほどお腹がゆるくなりやすいので、お粥による下痢や腹痛が心配な方は七分粥や五分粥にするなど、水分を少なくして作りましょう。また、お粥ばかり食べていても軟便となることがあるので、食べ過ぎには注意しましょう。

お粥に含まれる栄養と効果

栄養素

お米には炭水化物の他、ビタミンB群が豊富に含まれています。お粥が持つ主な栄養素はこちらです。

  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

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効果・効能

お粥を食べることにより、消化を助けるだけではなく、ダイエット効果を期待することもできます。また、ビタミンB群による美肌効果もあります。

お粥の効果
  • 肥満予防
  • 内臓脂肪予防
  • 便秘解消
  • 美肌効果

お粥のダイエット効果は?

お粥には、通常のご飯を食べるよりも内臓脂肪や肥満を予防する効果があります。それは、水分量が多いためお米そのものの食べすぎを防ぎ、摂取する糖質量を減らすことができるためです。糖質量を抑えると、血糖値を上げてしまうインスリンの過剰分泌を防ぐことができます。

お粥ダイエットのやり方

お粥ダイエットのやり方は、普段食べているお米をお粥に置き換えるだけなので簡単です◎ お米と水分の割合によって、全粥・七分粥・三分粥などがありますが、水分量が多すぎるとお腹にたまらないこともあるので、全粥か七分粥がおすすめです。

お粥は腹持ちが良いので、間食など食べ過ぎを防ぐことができます。また、お粥ばかり食べると栄養が偏ってしまうので、鶏肉を入れたり別で野菜を食べるなどして栄養バランスを取りましょう。

効果は2週間後?

お粥ダイエットの効果は、早くて1週間〜2週間ほどです。毎日続けることが大切です。

食べるタイミングは夜以外

夜は日中と比べて代謝が落ちるため、お粥ダイエットは夜以外の時間帯に食べるのがおすすめです。通常のお米よりもカロリーは低いものの、炭水化物が含まれているので夜に食べ過ぎると太りやすくなります。

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まとめ

この記事をまとめると

  • お粥は胃腸にやさしいが、食べ過ぎは水分の摂り過ぎで下痢となることも
  • お粥は通常のお米よりもご飯の量が少ないため、ダイエットにおすすめ
  • お粥ダイエットのやり方は、ご飯をお粥に置き換えるだけ!
  • 夜は代謝が落ちるので、効果を早く出したい時は日中に食べるのがおすすめ

お粥は消化に良い食べ物ではありますが、水分量が多いので食べ過ぎると下痢や腹痛を起こすことがあります。また、ダイエットに効果があるので、簡単にできる置き換えで肥満を予防してみましょう!

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