和食の副菜としても伝統的に使われるおから。ローカロリーフードとしても優秀で、おからパウダーをダイエットに取り入れる方も増えています。
そんなおからについて「栄養や効果・効能は」「食べ過ぎるとどうなる?」「1日の摂取量目安は?」と疑問に思ったことはありませんか?そこで、今回は以下のことについて解説します。
- おからは食物繊維やオリゴ糖、イソフラボンが含まれており、便秘改善やアンチエイジング効果が◎
- 食べ過ぎは、腹痛や便秘、生理不順を引き起こすことも。
- 1日の摂取目安量は約50g。
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目次
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おからってどんな食材?
おからとは、豆腐や豆乳を作るときに残った大豆の絞りかすです。他の大豆製品と比較しても栄養満点であることで知られています。それでは、おからの栄養や効果・効能、カロリーやタンパク質量について解説します。
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栄養
おからは女性に嬉しい栄養が豊富に詰まっている食材です。というのも、食物繊維やオリゴ糖、イソフラボンがたくさん含まれているためです。特に食物繊維の量は多く、ゴボウの約2倍も含まれています。
食物繊維やオリゴ糖は腸内環境を整えてくれ、イソフラボンにはアンチエイジング効果も。豊富な栄養素を手軽にたくさん摂れるおからは積極的に食事に取り入れたい食品と言えます。
効果・効能
おからには便秘改善やアンチエイジング効果があります。これは、先述した通り、おからには食物繊維やオリゴ糖、イソフラボンが含まれているためです。
おからに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維で、便をかさ増しし、腸のぜん動運動を促してくれます。さらに、オリゴ糖は腸内で善玉菌を増やしてくれるので整腸作用も期待できるでしょう。
イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをするので、肌のキメを細かくしてくれます。また、抗酸化作用もあり、老化を防げます。
おからには肌をきれいにし、すっきりとした体を手に入れられる効果・効能があります。
カロリー
おからに含まれるカロリーは生おから100gで111kcal、乾燥おから100gで421kcalとなっています。乾燥おからのほうがカロリーが高いのは、水分が抜けているためです。
同じ大豆製品である豆腐よりカロリーは高いですが、他の食品と比べると比較的低カロリーと言えます。ハンバーグに混ぜるとカロリーカットにもなりますよ。低カロリーで食物繊維も多いおからは、ダイエットにもぴったりの食品と言えます。
大さじ1杯のタンパク質量は?
大さじ1杯のタンパク質量は生おからで2.4g、乾燥おからで9.24gです。おからに含まれるタンパク質は植物性なので、動物性タンパク質と一緒にバランスよく摂取するといいでしょう。
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おからやおからパウダーを食べ過ぎるとどうなる?
おからは体にいい栄養素が含まれていますが、食べ過ぎるとデメリットもあります。そこで、おからやおからパウダーの食べ過ぎについて解説します。
腹痛
おからを食べ過ぎると腹痛を引き起こす可能性があります。これは、おからに含まれる食物繊維の働きで、腸の動きがよくなり過ぎるためです。下痢や便秘で腹痛になることもあるので、食べ過ぎは控えましょう。
便秘・便が固い
おからの食べ過ぎは便秘や便が固くなる原因になります。これは、おからに不溶性食物繊維が含まれているためです。通常、不溶性食物繊維は便をかさ増しし、腸の動きをよくしてくれます。
しかし、摂り過ぎるとうまく便を排出できなくなってしまいます。便秘解消のためにおからを食べるなら適量にしなければ、反対に便秘がひどくなってしまうでしょう。
便秘解消
おからを食べ過ぎると便秘が解消できます。しかし、適量食べるだけでも十分に効果が得られるので、食べ過ぎる必要はないでしょう。
胃痛
おからを食べぎると、胃痛を引き起こします。これは、おからが水分を吸ってお腹が張ってしまうためです。お腹の中で水分が吸収されるので、おからを食べるときには腹八分目を意識するといいでしょう。
気持ち悪い
おからを食べると気持ち悪くなるのも、食べ過ぎでお腹が張ってしまうためです。胃痛と気持ち悪さの症状が同時に出ることもあります。
太るって本当?
おからは食べ過ぎると太ります。これは、食物繊維の摂り過ぎで便秘になり、体重が増加するためです。また、おからパウダーを使った揚げ物やお菓子などでも脂質や糖質過多となり、太る場合もあります。
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おからの食べ過ぎで生理が遅れる?
おからの食べ過ぎで生理が遅れることがあります。なぜなら、おからに含まれるイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンの構造に似ているためです。
イソフラボンを摂り過ぎると女性ホルモンのバランスが崩れ、生理が遅れる原因になります。生理不順を避けるためにも、おからの食べ過ぎは控えましょう。
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おからパウダーダイエットは効果的?
おからパウダーはカロリーが低く、ダイエットには効果的です。そこで、副作用や1日の摂取目安について解説します。
副作用はない?
おからパウダーダイエットの副作用は特にありません。しかし、食べ過ぎは便秘や腹痛を引き起こすので注意しましょう。さらに、おからには植物性のタンパク質しか含まれていないため、他の食品と栄養バランスを取る必要があります。
1日の摂取量目安
1日の摂取量目安は50g程度と言えます。食べ過ぎて体調不良を起こせば、ダイエットも続けられなくなるので、1日の目安量はしっかり守ってくださいね。
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まとめ
おからはローカロリーで女性に嬉しい栄養素がたくさん含まれているんですね。
この記事をまとめると
- おからは食物繊維やオリゴ糖、イソフラボンが豊富。
- 効果・効能には便秘改善やアンチエイジング効果が◎
- おからを食べ過ぎると、腹痛や便秘、生理不順を引き起こすこともある。
- 1日の摂取目安量は約50g。
おからの食べ過ぎには注意して、おいしく体にいいおからを楽しんでくださいね。
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