酸化した油を見分けるには?どんな匂い?臭い?酸化を防ぐ方法も!

揚げ物は子供から大人まで人気の高いメニューの一つですよね。唐揚げやエビフライ、コロッケなど、食べ過ぎは良くないと知りながらついつい食べてしまうものです。しかし揚げ物は片付けが面倒な事でも有名で、特に使い終わった油の処理は面倒です。

今回は、酸化した油の見分け方について紹介していきます。揚げ物などの残った油は再利用する方も多く、使っているうちに風味や色が悪くなってきますよね。いつまで使っていいものなのかわかりません。そこで今回は、

  • 酸化した油を見分けるには?
  • 酸化した油のデメリットは?体への影響は?
  • 油の酸化を防ぐには?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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酸化した油を見分けるには?

酸化してしまった油にはどのような変化が見られるのでしょうか?見た目やにおいなどで変化が見られるのであれば、食べる前から気づくことができますよね。具体的な変化について詳しく解説していきます。

変色していないか

一つ目の見分け方は色の変化です。サラダ油などはサラッとした透き通った色をしていますが、酸化が進むと徐々に黄色がかってきます。

ドロドロしていないか

二つ目は粘度で見分ける方法です。酸化した油は粘り気のようなものを感じます。通常の油はサラサラとしていますが、酸化が進むと箸にまとわりつくような感覚を覚えます。

どんな匂いになる?

酸化した油は単純に「嫌な臭い」を発します。どんな臭いだ!と思うかもしれませんが、臭いを嗅げばわかります。少し差別用語になってしまいますが、お総菜屋さんや飲食店の厨房などは酸化した油の臭いがよくわかります。

早い段階で煙が出ないか

酸化した油は臨界温度や発煙点などが低くなるため、加熱してから早く煙が出始めます。普段の感覚で油を加熱し、煙がモクモクと出るようでしたら酸化が進んでいる証拠です。

泡が大きくなっていないか

酸化した油を料理に使用すると、加熱した際に泡が出始めます。揚げ物などをするとかなり泡が出てなかなか消えません。消えない泡が多く出るようでしたらかなり酸化が進んでいますから、その油はもう使用しない方がよいでしょう。

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酸化した油のデメリットは?体への影響は?

下痢・腹痛

酸化した油は体に悪影響を及ぼすため、料理などにも使用しない方がよいとされています。どういうことなのか詳しく解説していきます

料理の風味を損なう

酸化した油は異臭を感じますから、当然料理のおいしさも損ないます。せっかくの美味しい食材や調味料を使用しても、使用する油の品質が悪ければ台無しです。

食中毒の危険が

酸化した油は下痢や嘔吐などの食中毒のリスクが高まります。酸化した油は内臓への負担も大きいのです。あまり油っぽいものは食べられない、という方はこのような症状が出るかもしれません。

肝臓への負担が大きい

油は様々な器官を通過して消化吸収されていきますが、特に負担がかかるのは肝臓と言われています。肝機能が悪くなると、肝硬変や肝がん、脂肪肝など、命に係わる病に罹患する可能性があります。

酸化コレステロールによる動脈硬化が

酸化された油は体内に入ると、体の炎症などを増加させ、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを高めます。しばらく使わなかったマーガリンやバターが、濃い黄色に変色しているのを目にしたことがある方も多いでしょう。

このように変色して酸化している油は摂取しない方が賢明です。

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油の酸化を防ぐには?

酸化した油は体に悪影響を及ぼすことがわかりましたが、油を酸化させないためにはどのようなことを意識すると良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

酸化する期間は?

揚げ油は再利用するご家庭も多いでしょうが、使用した油は確実に酸化が進みます。使用する油の種類にもよりますが、大体2~3回程度までで廃棄した方がよいでしょう。コスト度外視で考えるのであれば毎回新しい油に変えた方がよいです。

空気に触れないように

一番は空気に触れさせないことです。完全に密封することは家庭では不可能ですが、できる限り防ぐことはできます。

油が入っていた遮光ボトルなどを保管しておき、その中にできるだけ並々油を入れると、容器内の空気の割合が減るため酸化しにくいです。

光に当たらないように

油は光に当たることでも酸化が進むため、購入する際は遮光ボトルに入った商品を購入するか、日の当たらない場所で保管するといった工夫が必要です。

熱を避ける

油は温度を感じると酸化が進み、一般的には油の温度が10℃上がると酸化が2倍速く進むと言われているそうです。調理などに使用した油は高温になりますから、酸素と結びつき酸化します。コンロ回りは要注意です。

ごま油は酸化しにくい

オリーブオイルやサラダ油など、油も近年種類豊富に販売されていますが、中でもごま油は酸化しにくいことで知られています。胡麻に含まれている「ゴマグリンナン」と呼ばれる成分が強い抗酸化作用を持っているためです。

安定性の高い油なので炒め物などにもおすすめです。

まとめ

今回は、酸化した油の見分け方や、油の酸化を防ぐ方法などについて紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 酸化した油は色が濃い黄色に変色し、悪臭を放ち、粘度が高くなる。
  • 油の参加を促進するためには、温度と光、酸素などが必要なので、保存方法に注意する。
  • 酸化した油は体に悪影響を及ぼすので廃棄する。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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