お麩は太る?カロリーや糖質はどれくらい?グルテンは体に悪いの?

お麩といえばお味噌汁や煮込み料理などに入っている素材ですが、皆さんはお好きですか?味が染み込んだお麩はとっても美味しくて食べすぎてしまうのですが、なんとなくカロリーが高そうなイメージがありますよね。

ではお麩に含まれている糖質やカロリーについて、体への影響なども踏まえて紹介していきたいと思います。

今回の記事では、

  • お麩ってどんな食材?
  • お麩の原材料は?
  • お麩の成分は?
  • 食べ過ぎは体に悪い?太る?

これらについて解説していきたいと思います。 

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お麩とは?

お麩は、大きく分けて『焼き麩』と『生麩』の種類があります。焼き麩は一般的に知られている感想したお麩、生麩はモチモチとした食感で、京料理などに用いられています。

「焼き麩」の食べ方は、味噌汁やスープなどの汁物や煮物がメインです。関西地方では、すき焼きの具材としても食べられています。「生麩」の食べ方は、そのまま焼いたり揚げたりして食べます。

お麩ってどんな材料を使っているの?

お麩の主原料は、小麦粉から取れる”グルテン”というタンパク質です。小麦粉に水を加えた時に出てくる粘り気がグルテンで、これを焼き上げるとお麩になります。

お麩に含まれる栄養成分

お麩の主原料はグルテンなので、炭水化物が多く含まれる栄養素となっています。実は栄養価の高い食材で、他にカルシウム・亜鉛・鉄分などのミネラル類も含まれています。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。

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お麩を食べると太る?

「お麩=グルテン」なので、炭水化物を含んでいます。炭水化物はダイエット中に控えたい栄養素ですが、お麩は水分を吸収しているため腹持ちが良く、食べ過ぎなければ太ることはありません。

ご飯は食べたいけれどあんまりカロリーは摂りたくない…そんな時にお麩はおすすめなのです。お麩のカロリーと糖質量について確認してみましょう。

お麩のカロリー・糖質量

一般的な焼き麩のカロリーは、100gあたり357kcal、糖質量は約53gです。しかし、一度に100gのお麩を食べることはありませんよね。

一食分(10g)に換算すると、約40kcalなので、食べ過ぎなければ太る食材ではありません。主原料のグルテンは、ダイエット中には食べない方が良いとされるものなので、摂りすぎには注意です。

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お麩の食べ過ぎは体に悪い?危険性は?

お麩には様々なタンパク質を始めとする栄養価が含まれていますが、”食べ過ぎは体に悪い?”と疑問に思われることがあります。お麩には体に悪い成分は特に含まれていないので、これといった副作用や危険性はありません◎

しかし、お麩によっては着色料が使われているものがあります。ピンクや緑色に色付けしているものは、食品添加物が使われています。着色料は食べてすぐに体に影響が出るものではありませんが、人工的なものは体に悪いので注意しましょう。

グルテンに注意?

最近ではグルテンフリーの食材が多くなりましたが、これはある研究で小麦に含まれる「グルテンは腸内のバリア機能を弱らせてしまい血中に容易に有害物質を送り込ませ、体内の健康サイクルを悪くする」ということが研究で報告されたからです。

そのほかに、報告されているのは以下のものがあります。

  • 老化につながる:遺伝子組み換え技術で改造された現代の小麦は、血糖を上昇させる作用が強く血糖が高い状態が続くとインスリン抵抗性を起こし、体の「老化」につながる。
  • 病気の原因になる:現代の小麦には「グルテン」が多量に含まれており、体内に入れば、精神疾患や糖尿病、肥満、心臓疾患、リウマチなどの自己免疫疾患などの原因になる可能性が指摘されている。

このように様々な理由があるようですが、実は小麦による「毒性」は明確になっていないのが現状です。

小麦にも体に良い栄養素が入っていることを忘れてはいけません。適切な量であれば小麦は摂取しても良いのです。食品における様々な情報というのは、完全に鵜呑みにせず参考程度に覚えておくということが大切になってきます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • お麩の主原料は小麦粉から取れる”グルテン”というタンパク質
  • お麩にはタンパク質やミネラルが豊富に含まれている
  • 食べ過ぎると太る可能性がある
  • グルテンは体に悪いという情報があるが、明確になってい無いのが現状

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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