大葉が黒く変色するのはどんな時か?変色した大葉は食べても大丈夫?

大葉を買ってしばらくすると黒く変色していた!なんてことはないでしょうか?変色した大葉は食べられるのか気になるところ。

今回は大葉が変色してしまった場合について以下の内容でご紹介します。

  • 大葉はしその一種?
  • 大葉は身体にいい?
  • 大葉は傷みやすい食材?

大葉は刺身のつまや薬味としてだけでなく、和食やパスタのトッピングなどにも利用され料理のアクセントにもぴったりです。それではさっそく説明していきます♪

スポンサードリンク

大葉はしその一種?

はてなどうなる

そもそも大葉とはどんな食材なのでしょうか?青じそとよく混同されますが何が違うのかについてもご説明していきます。

大葉はどんな植物?

実は大葉とは青じその葉のことなのでほとんど同じもの。大葉は食用として販売されている時だけの呼び方なので植物としては、青じその葉は大葉とは呼びません。大葉と呼ぶようになったのは、食用として販売する時に青じその葉と、芽の区別が必要になったためと言われています。

大葉とエゴマの違いは?

大葉はエゴマともよく似ていますが、こちらは別の植物です。どちらも同じシソ科の植物ですが、大葉に比べてえごまの方が味に癖があり、苦みを感じるのが特徴です。エゴマはあまり生で食べることはなく、種子を絞って取る「エゴマ油」が有名です。

スポンサードリンク

大葉は身体にいい?

大葉は体に嬉しい効果がたくさんあります!大葉の詳しい栄養素や効能についてご紹介します♪

大葉の栄養素や効能は?

<大葉の栄養素>

・ エネルギー 37kcal

・ ビタミンA(βカロテン当量) 11000μg

・ ビタミンC 26mg

・ ビタミンK 690μg

・ カリウム 500mg

・ カルシウム 230mg

(参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」)

<大葉の効能>

  • β-カロテン

β-カロテンの主な効果は「皮膚や粘膜の維持」「抗酸化作用」「美肌効果」です。大葉は野菜の中でもβ-カロテンの含有量はトップクラスと言われています。

  • ビタミンK

ビタミンKの主な効果は「血液を凝固させる」「骨の形成を助ける」など。

  • 食物繊維

大葉には水に溶けにくい不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は腸の水分を吸収し便の量を増やすため便秘改善の効果が期待できます。

  • ペリアルデヒド

ペリアルデヒドは大葉の独特の香りを出している成分です。主な効果は「抗酸化作用」「防腐効果」など。大葉がよく刺身に添えられている理由はこの「防腐効果」があるためです。

大葉に含まれるポリフェノールとは?

大葉にはポリフェノールの一種であるロズマリン酸という成分が含まれています。ロズマリン酸には免疫機能を正常に保つ機能、血液をサラサラにする効果、抗酸化作用、血糖値の上昇を緩やかにする働きなどがあります。

スポンサードリンク

大葉は傷みやすい食材?

大葉は乾燥に弱くすぐに傷んでしまい黒ずんでしまいます。変色してしまう原因や、長持ちさせる方法についてご紹介します。

大葉が黒く変色する原因は?

大葉が黒く変色しているのは鮮度が落ちて腐りかけている証拠です。大葉が全体的に黒ずんでしまった場合は「低温障害」による可能性もあり、水分が多い野菜などに多く見られる現象です。

低温障害とは?

冷蔵に不向きな野菜を冷蔵保存すると引き起こされる障害のこと。

表面が黒くなったり、水っぽくなったり、柔らかくなったりする。

暑い環境に順応している野菜や果物に多く見られる障害で、ナスやトマト、バナナやマンゴーに多く見られる。

黒くなった大葉は食べられる?

大葉が黒くなってしまった場合、食べられないかと思われがちですが腐っていなければ食べることは可能です。先ほど説明した通り黒くなった大葉は低温障害にかかり、傷み始めているから。ただしヌメリがあったり、異臭がしたり、水気を帯びている場合は腐っている可能性が高いので食べるのはやめましょう。

変色させないようにする方法

大葉は傷みやすい野菜ですが、日持ちを長くさせる方法がいくつかあります。まずは低温障害を起こさないためにも冷蔵庫の中でも温度が高い「チルド室」に入れること。そして大葉の茎の部分をコップに入れた水に挿し木のようにつけておくと良いでしょう。できれば水は毎日変えておくとより日持ちします。葉の部分も水につけてしまうと傷むのが早くなってしまうので注意してくださいね。

まとめ

以上、大葉が黒く変色するのはどんな時?食べても大丈夫なの?という疑問についてお答えしましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 大葉はしその葉の部分のことを指すので実際は同じ植物である
  • 大葉の主な栄養素はβ-カロテン、ビタミンK、食物繊維、ペリアルデヒドなど
  • 大葉の主な効果は皮膚や粘膜の維持、抗酸化作用、美肌効果、血液を凝固させる、骨の形成を助ける、便秘の改善、防腐効果など
  • 大葉にはポリフェノールの一種であるロズマリン酸という成分が含まれており、主な効果は免疫機能を正常に保つ機能、血液をサラサラにする効果、抗酸化作用、血糖値の上昇を緩やかにする働きなど
  • 大葉が黒く変色する原因は低温障害の場合が多い
  • 変色に加えてぬめりや異臭、水気が帯びている場合は腐っている可能性が高いので食べないほうが良い

大葉は比較的傷むのが早い野菜ですが、きちんと保存しておけば少し長持ちしますよ♪是非この記事を参考にしてご自宅で試してみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサードリンク