大葉を買ったけど、しばらくしたら変色していた!なんてことはないでしょうか?変色していると腐っていないか気になるところですよね。今回は大葉が変色する理由や、食べることができるのか?という疑問について以下の内容でご紹介します。
- 大葉とはしその一種
- 大葉を食べるメリットとは?
- 大葉の正しい保存方法とは?
大葉には体に嬉しい効果がたくさんあり、健康維持にも役立ちます。それではさっそく説明していきます♪
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目次
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大葉とはしその一種
そもそも大葉とはどんな食材なのでしょうか?大葉はシソ科の一種ですが、青じそと何が違うのかご存じでしょうか?詳しく説明します。
しそには種類がたくさんある?
シソ科の植物は種類が豊富です。一般的に知られているのは青じそ、赤紫蘇、エゴマなど。独特の香り渋みが特徴で薬味や刺身の添え物などに利用されることが多いです。ちなみにしその主な産地は愛知県です。
大葉と青しそは同じ?
大葉と青しそは名前こそ違いますが、実は同じもの!大葉は青じその葉のことを指し、食用で売られる際の商品名で、植物としては青じその葉は大葉とは呼びません。大葉と呼ぶようになったのは、食用として販売する際、青じその葉と芽の区別が必要になったためと言われています。
大葉の旬はいつ?
大葉の旬の時期は夏頃(6~9月)ですが、現在はハウス栽培により1年中手に入ります。一方で赤しそは6~7月頃にしかお店などでは手に入らない貴重なしそです。
大葉を食べるメリットとは?
大葉には栄養が豊富に含まれており、体に嬉しいメリットがたくさんありますよ。詳しく説明します。
大葉に含まれる栄養素
大葉の主な栄養素は以下の通り。
- エネルギー 37kcal
- ビタミンA(βカロテン当量) 11000μg
- ビタミンC 26mg
- ビタミンK 690μg
- カリウム 500mg
- カルシウム 230mg
(参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」)
β-カロテン
β-カロテンの主な効果は「皮膚や粘膜の維持」「抗酸化作用」「美肌効果」です。大葉は野菜の中でもβ-カロテンの含有量はトップクラスと言われています。
ビタミンK
ビタミンKの主な効果は「血液を凝固させる」「骨の形成を助ける」など。
食物繊維
大葉には水に溶けにくい不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は腸の水分を吸収し便の量を増やすため便秘改善の効果が期待できます。
ペリアルデヒド
ペリアルデヒドは大葉の独特の香りを出している成分です。主な効果は「抗酸化作用」「防腐効果」など。大葉がよく刺身に添えられている理由はこの「防腐効果」があるためです。
大葉の効果・効能
大葉の主な効果・効能は
- 皮膚や粘膜の維持
- 抗酸化作用
- 美肌効果
- 血液を凝固させる
- 骨の形成を助ける
- 便秘の改善
- 防腐効果
など
新鮮な大葉の見分け方
スーパーなどで新鮮な大葉を見分けるときは色・形で見分けることができますよ。
- 色
鮮やかな緑色
- 形
先がとがっていて、ギザギザが多いもの
是非大葉を買う時の参考にしてみてくださいね。
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大葉の正しい保存方法とは?
大葉は冷蔵保存でOKですが、より長持ちさせるためには茎の部分を水を入れたコップにつけておくと◎できれば毎日水を替えてあげてくださいね。
大葉が変色するのはどんな時?
大葉が黒く変色しているのは、鮮度が落ちて腐りかけている証拠。
大葉が全体的に黒ずんでしまった場合は「低温障害」による可能性もあり、水分が多い野菜などに多く見られる現象です。
冷蔵に不向きな野菜を冷蔵保存すると引き起こされる障害。
表面が黒くなったり、水っぽくなったり、柔らかくなったりすることがある。
黒く変色した大葉は食べても大丈夫?
大葉が変色した場合は、鮮度が落ちているだけなので食べることは可能です。見た目が気になる方は変色している部分を取り除いて食べるのも良いでしょう。
腐って食べれないのはどんな時?
変色だけであれば食べることは可能です。しかし「ヌメリ」、「異臭」、「水気を帯びている」場合は腐っている可能性が高いので食べるのはやめましょう。
まとめ
以上、大葉はなぜ変色するのか?変色しても食べることができるのか?という疑問についてお答えしましたがいかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 大葉はしその一種で、青しその葉のことを指す。食用で売られるときに区別するために「大葉」という言葉が生まれた
- 大葉の旬の6~9月だが、ハウス栽培がおこなわれているため1年中購入することができる
- 大葉にはβ-カロテン、食物繊維、ぺリアルデヒト、などの栄養が豊富に含まれている
- 大葉の主な効能は皮膚や粘膜の維持、抗酸化作用、美肌効果、血液を凝固させる、骨の形成を助ける、便秘の改善、防腐効果など
- 新鮮な大葉は色が鮮やかな緑で、葉の先端がとがっていて、ギザギザが多いという特徴がある
- 大葉が変色するのは低温障害の場合が多い
- 黒く変色していてもヌメリや異臭、水気を帯びていなければ腐っている可能性は低いので食べることができる
大葉は体に良い栄養が豊富に含まれていますが、傷むのが早いので適切に管理してなるべく早く食べるのが良いでしょう。変色しても必ずしも腐っているわけではないので、気になる方は変色している部分を取り除いて食べてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。
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