野沢菜の賞味期限はどれくらい?栄養素や効果効能とは?本漬けと浅漬けの違い

皆様は野沢菜という食材をご存知ですか?野沢菜といえば、私は長野県の名産品のおやきをイメージします。ほくほくとした生地に野沢菜のしっかりとした味わいがとてもおいしいおやきは一度食べたらクセになってしまいますよね!

そんな野沢菜ですが意外と知名度の低い野菜なので、しっかりどんな野菜なのか知っている人が少ないといいます。今回の記事は野沢菜とはどのような食材なのか、保存方法や賞味期限について解説していきたいと思います。

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野沢菜ってどんな食材?

野沢菜はアブラナ科アブラナ属の二年生の野菜です。日本全国で栽培され、野沢菜漬けの材料として利用されます。野沢菜漬けは葉と茎を漬物にし、本漬けはアメ色、浅漬けは緑色になります。

収穫は10月~12月にかけてで、寒冷な環境で製造・保存されるため発酵が進まず匂いは少なめであっさりした味わいが特徴的です。おにぎりやおやきの具材、お茶漬けや酒の肴として広く親しまれています。酸味が強いものは佃煮風にして食べられています。

野沢菜は1メートルを超える野菜!?

野沢菜は大きいものだと1メートル程の大きさにもなる野菜です。葉柄の出方は蕪や大根と同じで根元から放射状に伸びていきます。

根元には小さなカブのような根っこもついています。これは若いうちの野沢菜であれば食べることができますが、大きく成長してしまうと固くなって食べることができません。そのため根っこを残して葉っぱの部分だけ収穫するのですが、根を残しておけば翌年の春に新しい芽が伸びて、また収穫することができます。

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野沢菜の主な栄養成分とは?

野沢菜には、現代の食生活に不足しがちな栄養素が詰まっています。特にビタミンCは漬物にしても高い分量を含んでいます。

  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。

野沢菜を食べて期待できる効果

抗酸化ビタミンといわれるビタミンA、ビタミンCは主に風邪予防に効果を見せます。

  • 風邪、感染症予防
  • がん予防
  • 高血圧予防・改善
  • アンチエイジング効果
  • 生活習慣病の予防
  • 美肌効果
  • ダイエット効果
  • 骨を強くする効果

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野沢菜を長持ちさせる保存方法

このように優秀な栄養素をたくさん含む野沢菜。食べてみたくなったのではないでしょうか!?では次に、野沢菜はどれくらい日持ちする食材なのか、長く保存する方法について、保存方法別に解説していきます。

常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安

まずは保存方法別に保存期間の目安についてまとめてみました。一度ご確認ください。

<保存期間の目安>

  • 常温:1週間
  • 冷蔵:1〜2週間
  • 冷凍:約1ヶ月 (※不向き)

常温・冷蔵保存方法

野沢菜を保存する場合は容器に水を張り、野沢菜を立てるように入れましょう。そして上からビニールをかぶせ、乾燥しないように下を閉じるようにすると良いでしょう。

こうすることで常温・冷蔵共に1〜2週間日待ちします。夏は温度の変化が激しいので冷蔵庫の中に入れておいてください。冷蔵の方が数日より長く日待ちします。

おすすめは冷凍保存

野沢菜は冷凍保存も可能で約1ヶ月ほど日持ちします。しかし風味や葉の元気さは劣ってしまうのであまりオススメではありませんが、できるだけ水分を拭き取ってから密閉袋に入れて冷凍庫に入れます。使う時は自然解凍します。水気が出るのでキッチンペーパーでよく拭き取ってから使いましょう。

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野沢菜の漬物について

そこまでは生の野沢菜についての紹介をしてきましたが、人によっては野沢菜を「漬物」の状態で購入する方も多いと思います。野沢菜漬けは信州を代表する漬物で、特に地元の長野の人にとっては無くてはならない一品です。

漬け方によって様々な表情を見せる野沢菜の漬物は、保存性能が高いだけでなく、たくさんの楽しみ方がある優秀な調理法です。いくつかその中でピックアップしてどんなものなのかを解説していきます。

野沢菜の本漬けとは?

野沢菜の漬物の中で一番有名なのが「本漬け」です。本漬けは古くなった野沢菜と誤解されがちなのですが、旬の時期である秋に収穫した野沢菜をしっかり洗浄して「越冬するために長く漬けた」方法です。そうやって一度発酵させた野沢菜漬けのことを本漬けと言います。

浅漬けと本漬けどっちが美味しいの?

野沢菜の浅漬けと本漬け、どっちが美味しいの?をよく聞かれることがありますが、一概にどちらが美味しいかという答えはありません。ですので食べてみて実際に比べていただくのが一番だと言えます。

浅漬けの特徴的なところは緑色が鮮明な色で、野沢菜の鮮やかな緑色と相性が良いところですね。逆に本漬けはしっかりとしたアメ色が特徴的で、味がしっかり付いている漬物が好きな人にはたまらないでしょう。

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まとめ

 いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 野沢菜はアブラナ科の食材で漬物にするのが美味しい食材!
  • 野沢菜は大きくなると1メートルほどにもなる!
  • 若いうちなら根元のカブを食べることもできる
  • 常温保存だと1週間程度、冷蔵保存すると12週間、冷凍保存だと1ヶ月ほど保存することができる
  • 野沢菜の漬物には本漬けと浅漬けがあり、それぞれに特徴があるので購入する際は注意しよう 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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