ヨーグルトやチーズ、牛乳など、乳製品は私たちの食生活に欠かせない食品です。近年の健康需要の高まりにより、朝食などで乳製品を積極的にとる方も増えているのではないでしょうか。
今回は、乳成分アレルギーについて紹介していきます。特定原材料と指定されている乳ですが、名前を変えて様々な食品に使用されているため注意が必要です。乳成分アレルギーについて詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、
- 乳成分のアレルギー表示について
- 乳製品アレルギーについて
- 牛乳アレルギーについて
- 乳製品アレルギーの対処法
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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乳成分のアレルギー表示について
乳成分アレルギーとはどのようなアレルギーなのでしょうか?アレルギーの基本について詳しく見ていきましょう。
特定原材料7品目とは
特定原材料7品目とは、「卵・乳・小麦・エビ・カニ・そば・落花生」の7つの食品を指します。アレルギーの発症数や重篤度により設定された7品目で、食品衛生法に基づき設定されており、原材料に必ず表記しなければならない食品です。
アレルゲン表示のルール
アレルゲンとして症例が多いものは、先ほど紹介した特定原材料7品目と、特定原材料に準ずるものとして21品目があります。日本の法律で表示義務が設定されている食品は特定原材料7品目のみです。
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乳製品アレルギーについて
乳製品アレルギーとは、通常の乳アレルギーとどのような違いがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
製品の一覧
以下、「特定原材料 – Wikipedia」より抜粋しています。
加工乳 – 生乳、牛乳のほかに脱脂粉乳やバターなどの乳製品を原料として製造。
クリーム
バター
チーズ
アイスクリーム類
アイスクリーム
アイスミルク
ラクトアイス
濃縮乳
脱脂濃縮乳
無糖脱脂れん乳
加糖脱脂れん乳
クリームパウダー
ホエイパウダー
たんぱく質濃縮ホエイパウダー
バターミルクパウダー
加糖粉乳
調整粉乳 – 育児用粉ミルクなど。
調製液状乳 – 育児用液体ミルク
発酵乳 – ヨーグルトなど。
乳酸菌飲料 – 「ヤクルト」など。
乳飲料 – コーヒー牛乳、カルシウムなどの栄養強化乳など。
乳は様々な食品で使用されていることがわかります。
アレルギーの症状
乳アレルギーは重篤のものから軽度のものまで様々です。一般的には蕁麻疹や下痢、腹痛などの症状がみられます。重篤なものだと、アナフィラキシーショックによる呼吸困難も見られます。
大人になってからも発症する?
乳アレルギーは大人になってから発症することもあります。ストレスや心身の疲労などにより、子供の時には食べられていたものが食べられなくなってしまいます。
牛乳アレルギーについて
続いて牛乳アレルギーについて詳しく見ていきましょう。
加熱・発酵すれば大丈夫?
乳製品は様々な加工方法で販売されています。例えばヨーグルトは発酵、練乳であれば加熱処理されています。しかし乳アレルギーの場合は、これらの加工を施しても原因物質である「カゼイン」が変化しないため、食べられるようにはならないと言われています。
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乳製品アレルギーの対処法
乳製品アレルギーの方は、日々の生活でどのようなことに気を付けて生活する必要があるのでしょうか?対処法について詳しく見ていきましょう。
食べられない物を把握
アレルギーの方すべてに共通することですが、まずは自分が何を食べられて何を食べられないのかしっかり把握することです。自分の命を守るためですから、自身で責任をもって把握しましょう。
原材料に乳製品は使用されていないか、この材料は何から作られているのか、乳製品はお菓子やスイーツなどに幅広く使用されていますから、確認を怠らないようにしましょう。
アレルギー表示をチェック
最近ではメーカーでもアレルゲンの表示が多く見られるようになってきました。特定原材料やそれに準ずる品目まで詳しく記載されているメーカーさんもあります。これらの表示を見逃さないようにしましょう。
カルシウム不足を対策する
乳製品にはカルシウムが多く含まれています。小さいお子様にとって牛乳やヨーグルトといった乳製品はとても重要な食べ物です。しかしアレルギーの方は乳製品を全て断つ必要がありますから、摂取しない分の補填はしっかりと行わなければなりません。
牛乳アレルギー用ミルクとは
大手乳業メーカーである明治や森永、雪印メグミルクなどからは、乳アレルギー用のミルクも販売されています。乳アレルギーの原因物質であるカゼインを分解しているため、摂取してもアレルギー反応が起きにくいという商品です。
代替食材を活用!
乳アレルギーの方は代替食品を活用する手もあります。一番手軽に手に入るもので言えば豆乳です。牛乳同様タンパク質やミネラルなど、多くの栄養素が摂取できるのでお勧めです。とはいえあくまでも代替品ですから、もちろん不足する栄養素も出てきます。
どんな栄養素が不足しがちなのか、自身で調べたり、栄養士の食事指導を受けるなど、食について知る必要があります。
まとめ
今回は、乳製品アレルギーの対処法や食事法について紹介していきました。
この記事をまとめると
- 乳アレルギーの原因は、乳に含まれるタンパク質であるホエイやカゼインによるもの。
- 乳製品は多くの食品に使用されているため注意が必要。
- 自分の食生活についてよく研究し、解決策を見つけていくことが大切。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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