ぬか漬けは洗わないで食べられる?洗う?洗った後の栄養は減る?

人参やきゅうり、なすなど新鮮なぬか漬けは本当に美味しいですよね。市販のぬか漬けも美味しいですが、やはり自家製のぬか漬けが一番だと思っている方は多いのではないでしょうか。家のぬか床をかき混ぜていて、ふと「ぬか漬けって洗わなくても食べられるのかな?」という疑問が湧くことがあるかと思います。

  • ぬか漬けは洗わないとダメ?
  • ぬかにはどんな栄養がある?
  • ぬかを洗わないで食べるとどんなデメリットがある?

今回はこちらについて詳しく解説します。

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ぬか漬けは洗わないで食べられる?

ぬか床は食べられる

結論から言うとぬか床を食べることは可能です。しかし、ぬか床が安全に食べられるかどうかはご自身が所有されているぬか床が自家製のものか市販のものかによって異なってきます。通販などで販売されている市販のぬか床は、製品によっては食べることを前提として作られています。製品選択の際に「食べられるぬか床」かどうかを確認すると良いでしょう。

自家製のぬか床については、ぬか床に入れた食材の内容をしっかりと把握しておく必要があります。家庭によっては「卵の殻」や「魚の頭」など単体では食べられないものをぬか床に入れることもあるでしょう。そういった場合は、ぬか床を食べることで口の中を怪我してしまう恐れがあるので、食べることはおすすめ出来ません。

ぬかの効能・効果

ぬかを食べることで多大な健康効果を得ることが出来ます。代表的な健康効果・効能は以下の通りです。

  • 便通改善や整腸効果などに代表される「胃腸系」の効能
  • 肌荒れ解消やアトピー・花粉症改善などに代表される「皮膚系」の効能
  • 血液サラサラ効果や血糖値低下などに代表される「血液系」

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ぬかを洗ったら栄養は減る?

栄養

ぬかに含まれる栄養素

私たちが日頃食べているお米に含まれている栄養素のうち95%が、除去されてしまう「ぬか」の部分に含まれていることをご存じでしょうか。これらの栄養素、野菜をぬか漬けにするだけ十分に得ることが可能です。具体的な栄養素について解説します。

ビタミンB1

ぬかにはビタミンB群が豊富に含まれています。野菜をぬか漬けにするだけでこれらのビタミンB群が野菜に吸収されることがわかっており、中でもビタミンB1は「普通のきゅうり」と「ぬか漬けのきゅうり」を比較するとその差はなんと約10倍にもなります。なお、ビタミンB群の他にも野菜をぬか漬けにすることで以下のような栄養素を得ることが出来ます。

栄養素の種類 栄養効果
ビタミンA  粘膜の保護作用など
ビタミンE 脂質酸化防止作用など
食物繊維 便秘の解消作用や血糖値の低下作用
酵素 消化補助作用、代謝補助作用など
y-オリザノール  抗酸化作用など
フェルラ酸  紫外線吸収作用など 
フィチン酸 抗がん作用、抗脂肪作用など
イノシトール  抗脂肪肝、動脈硬化予防作用、カルシウム吸収促進作用など
乳酸菌 プロバイオティクス効果、腸内環境改善作用など 

引用:東海漬物「ぬか漬けの魅力」

これらの栄養素は、野菜をぬか床に漬け込んだ際に野菜の水分が抜けていく代わりに野菜に染みこんで行きます。そのため、ぬか漬けに付いたぬかは食べる前に洗い流してしまったとしても摂取出来る栄養素の量はほとんど変わらないと言っても良いでしょう。

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ぬかを洗わないで食べるデメリット

ぬかは美味しくない

ぬか床を食べることが出来るという点は先ほど説明しましたが、それはあくまで「食べられる」という意味合いになります。ぬか床を食べた際の感想は、人それぞれ異なりますが「美味しい」と感じる人は少ないです。これは、ぬか床に入れる材料が多種に渡ることや、ぬかの持つ旨味が漬け込んでいる野菜に吸収されていることも理由の一つと言えるでしょう。また、野菜とぬかを一緒に食べると美味しさを感じないという人も多いため、やはりほとんどの人にとってぬかを洗わずにぬか漬けを食べることはデメリットとなるでしょう。

ぬか床の減りが早くなる

ぬかを洗わないで食べてしまうと、当然ぬかを洗って食べる場合に比べてぬか床の量が減少していきます。その場合は、「足しぬか」と言われるぬかを継ぎ足すことが必要になります。ぬかを足す手間を考えるとやはり、ぬかを洗い流さずに食べることはデメリットとなるでしょう。

ぬか漬けに付着したぬかを取ったらどうすればいい?
なお、野菜に付着したぬかを取り除いた場合は捨てずにぬか床に戻しましょう。こうすることでぬか床の減りを緩やかにすることが出来るとともにキッチンをぬかで汚してしまうことを防ぐことが出来ます。ぬかが付着した箇所は時間経過と共に匂いを放つようになります。強い匂いは、虫を誘引してしまうこともあるため注意が必要です。

塩分が高い

ぬか漬けには塩分が多く含まれています。代表的な「きゅうりのぬか漬け」100g中に含まれる塩分相当量は5.3gとなっており成人女性における1日の摂取目安7.0gと比較するとかなりの量と言えるでしょう。当然、この塩分はぬか床から野菜に染みこんだものであるため、ぬか自体に含まれる塩分量もかなりのものです。そのため、ぬか漬けに加えてぬかの塩分をも摂取してしまうとたちまち一日の塩分摂取目安を超過してしまうことになりかねません。

日本人の実際の食塩摂取の実態は?
現在の日本における1日の食塩摂取量の平均値は男性が11.1g、女性が9.4gとなっています。この数字は以前と比較すると徐々に減少傾向にあるものの、依然として高い数値となっています。塩分の過剰摂取は、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を誘発する可能性が高いものとして危惧されています。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • ぬかにはビタミンB群を初めとして豊富な栄養素が含まれている
  • ぬか床を食べることは可能だが、美味しいと感じる人は少ない
  • ぬか漬けに付着したぬかを洗い流してもぬかの栄養素は野菜から摂取が可能
  • ぬかを食べることはメリットの他にもデメリットも存在するため注意が必要

いかがだったでしょうか。

美味しいぬか漬けを作るためには、良いぬか床が必要不可欠です。ぬかの持つパワーをしっかりと理解して大切に扱うようにすれば、今までより更に美味しいぬか漬けが作れるはずですよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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