妊娠中(妊婦)・授乳中でも杜仲茶は飲める?カフェイン量・効能は?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“杜仲茶”は妊婦さんでも飲めるのでしょうか?杜仲茶が持つ栄養素や、妊娠中に飲む危険性の有無について着目しました。それでは、

  • 杜仲茶は妊娠中でも飲める?
  • カフェイン量は?
  • 杜仲茶が持つ栄養と効果

これらのテーマについて紹介いたします。

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杜仲茶とはどんな飲み物?

特徴

杜仲茶とは、トチュウ目トチュウ科の植物『杜仲』から作られるお茶のことを指します。杜仲は恐竜時代から存在していたと言われる植物で、世界各国の遺跡から杜仲の化石が発掘されています。現在は、中国原産の1種類のみ存在しています。

杜仲の原産国である中国では、杜仲の樹皮を漢方薬や医療薬として利用してきました。効能については後ほど詳しく解説しますが、体に良いものとして扱われていました。

どんな味?まずい?おいしい?

日本ではそこまで知られていない杜仲茶ですが、その味はクセがなく、香りもないので飲みやすいと言われています。ほんのりとした甘みがあり、苦味は全くありません。

成分

杜仲茶には、主に下記の成分が含まれています。

杜仲茶の成分
  • フェノール性化合物(クロロゲン酸など)
  • トリテルペン類
  • イリドイド類(ゲニポシド酸・アスペルロシドなど)
  • フラボノイド
  • ミネラル

これらの成分による体への効能について、詳しく見てみましょう。

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杜仲茶は妊娠中でも飲める?

杜仲茶は妊娠中でも飲むことができるお茶です◎ お茶の中にはカフェインが含まれるものもあるので妊娠中には控えたいものもありますが、杜仲茶はノンカフェインなので妊婦さんでも安心して飲むことができます。

杜仲茶の効果・効能

杜仲茶の効能
  • 肥満予防・脂肪燃焼
  • 便秘解消
  • 高血圧予防・改善
  • むくみ予防・解消
  • アンチエイジング効果
  • コレステロール値の低下
  • 肝臓機能アップ
  • リラックス効果

脂肪燃焼・肥満予防

杜仲茶には、コレステロール値を下げたり脂肪を燃焼したりする効果があるため、ダイエット中にもおすすめのお茶です。血中の中性脂肪を抑える作用もあります。



美容効果・アンチエイジング

杜仲茶に含まれるケルセチンなどのフラボノイド類には、抗酸化作用があります。これにより美肌効果や体の老化防止効果など、アンチエイジングに効くことがわかっています。

むくみ解消

杜仲茶にはカリウムも多く含まれているため、体内の余分な塩分排出や、利尿作用があります。利尿作用が起こるとむくみが解消されるため、顔や体がスッキリする効果が期待できます。

高血圧予防・改善

カリウムには高血圧を予防する働きもあります。高血圧状態が続くと動脈硬化を引き起こし、それがやがて脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる原因となります。高血圧を予防することで健康に繋がるので、杜仲茶を飲み続けると病気も防ぐことができます。

杜仲茶はダイエットに効果的?

杜仲茶には血中脂肪を減らしたり、コレステロール値を下げる働きがあるため、ダイエットに効果的なお茶と言えます。

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他のお茶は妊娠中に飲める?

杜仲茶にはカフェインが含まれていませんが、他のお茶にはカフェインを含むものが多くあります。多少であれば妊娠中でも飲むことはできますが、含まれる栄養成分や妊婦さんの影響にはどんなものがあるのでしょうか?

お茶やハーブティーそれぞれについて、下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

妊娠中に飲めるおすすめハーブティー

麦茶以外のカフェインを含まない飲み物は、ハーブティーがおすすめです。どのようなハーブティーなら安心して飲むことができるのでしょうか?妊娠中でも飲めるハーブティーには、下記のようなものがあります。

  • ハイビスカス…ビタミンCたっぷりで鉄分の吸収率を高める
  • エルダーフラワー…抗ウイルス効果・ストレス緩和効果がある
  • ダンデライオン…むくみ解消効果
  • ルイボス…抗酸化作用が強くアンチエイジング効果がある
  • ローズヒップ…ビタミンCが豊富で美肌効果がある

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • 杜仲茶はノンカフェインなので妊娠中でも安心して飲むことができるお茶
  • カフェイン有りでも多少であれば妊娠中でも飲むことはできる

杜仲茶は、美容効果や健康効果が豊富で妊娠中でも飲むことができるお茶です。ノンカフェインなので、たくさん飲む時に是非活用してみてくださいね!

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