妊娠中(妊婦)でもスプライトは飲める?ノンカフェイン?炭酸は大丈夫?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“ほっとレモン”は妊婦さんが飲んでも大丈夫なのでしょうか?カフェイン量の有無や、はちみつの影響について着目しました。今回は、

  • スプライトは妊娠中でも飲める?
  • カフェインは含まれる?
  • 妊娠中におすすめの飲み物

これらのテーマについて紹介いたします。

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スプライトは妊娠中に飲んでも大丈夫?

“スプライト”は、コカコーラが販売している炭酸飲料です。レモンやライムなど柑橘類の爽やかな味わいに、炭酸のしゅわしゅわが美味しい人気のドリンクです。

妊娠中には『つわり』を起こす人が多いものですが、そんな時しゅわしゅわとした炭酸飲料が飲みたくなることがあります。

妊娠中にスプライトを飲んでも大丈夫かどうかですが、 妊婦さんでも飲むことができる飲料です◎  

妊娠中はカフェインの摂取を控える必要がありますが、スプライトにはカフェインが含まれていないので安心しましょう。

妊娠中に飲める1日のカフェイン量

少量のカフェイン量であれば、妊娠中に毎日飲んでも影響はないとされています。妊婦のカフェイン摂取目安量は国によって異なり、日本では1日200mgまでとされ、 ブラックコーヒーにすると約3杯分(180mg) となります。意外と多いと感じた方が多いのではないでしょうか?

イギリスでも1日200mgまで、アメリカとカナダは1日300mgまで摂取して良いとされています。カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • 紅茶        …約30mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

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妊娠中にスプライトを飲むときの注意点

スプライトの原材料欄を確認すると、一番に『果糖ぶどう糖液糖』と記載されています。スプライトンには糖分が豊富に含まれており、糖分を妊娠中にたくさん摂ると糖尿病を発症することがあるので飲み過ぎには注意が必要です。

これは『妊娠糖尿病』と呼ばれていて、より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

妊娠糖尿病による胎児の合併症
  • 新生児低血糖
  • 新生児高ビリルビン血症
  • 低カルシウム血症
  • 呼吸窮迫症候群

妊娠中におすすめの炭酸飲料

スプライトには糖分が多く含まれているので飲み過ぎはNGですが、種類を選べば同じ炭酸飲料でも飲んでも問題ありません◎ 妊娠中には、このような炭酸飲料がおすすめです。

妊娠中におすすめ
  • レモン果汁入り炭酸水
  • ペリエなどのシンプルな炭酸水

ペリエは味付けなど余分なものが含まれていない炭酸水、そしてレモン果汁入りの炭酸水がおすすめです。どちらにも共通しているのは、糖分が含まれていないシンプルなものだということです。レモン入り炭酸水に関しては、酸っぱいので食欲がない妊娠期にも飲みやすいです。

炭酸飲料にはコーラや甘いサイダー、カルピスソーダなどもありますが、これらにもスプライトと同じように糖分や人工甘味料が多く使用されているので控えめにしましょう。

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妊娠中におすすめのハーブティー

妊婦さんでも安心して飲める温かい飲み物に、ハーブティーがあります。ヨーロッパでは数多くの種類が存在し、日常的に飲まれているハーブティーですが、妊婦さんが飲めるものにはどのようなものがあるのでしょうか?

副作用や危険性がなく、カフェインも含まれていないハーブティーはこちらです。

ルイボスティー

ルイボスティーには抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果があると言われるハーブティーです。味は少々特有ですが、鉄分や亜鉛など妊娠中に不足しがちな栄養素も含まれています。

ラズベリーリーフティーには安産効果も

ラズベリーリーフティーとは、名前の通りラズベリーの葉でできたお茶のことです。日本ではそこまで馴染みがありませんが、ハーブティーが日常的に飲まれているヨーロッパでは、何千年も前からラズベリーリーフティーが妊婦さんに用いられています。

ラズベリーのフルーツティーとは異なるもので、栄養としてはビタミンB・C・E、鉄分・ポリフェノール・マグネシウム・マンガンなどが含まれています。ノンカフェインなので安心して飲むことができるお茶です◎

ラズベリーリーフティーが妊婦さんに効果的と言われる理由には、“フレグナリン”という成分が 子宮や骨盤周りの筋肉に働きかけて分娩を楽にする働きがある ためです。


安産のためのハーブティーとして飲まれており、実際に妊娠8ヶ月以降にラズベリーリーフティーを飲んだ妊婦さんは、飲まなかった妊婦さんと比べてお産がズムーズにいったという結果が出ているそうです。

分娩をスムーズにする効果のあるラズベリーリーフティーですが、飲んでもいい時期が決められています。

MEMO

ラズベリーリーフティーは妊娠8ヶ月以降から!

というのも、ラズベリーリーフティーには子宮収縮作用があると言われています。妊娠初期〜中期は流産率・早産率が高いため、控えるようにしましょう。

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • スプライトは妊娠中でも飲める◎
  • カフェインは含まれていない◎
  • 飲み過ぎは糖分の摂りすぎにもなるので注意

スプライトは妊婦さんでも飲むことができる飲料ですが、糖分も多いのでできれば避けたい飲み物でもあります。

毎日飲み続けるのではなく、時々に抑えるのであればすぐに影響が出ることはないので、量に注意しながら飲むようにしてみてくださいね。

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