妊娠中(妊婦)でも煎茶は飲んでもいい?カフェイン量・何杯なら大丈夫?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“煎茶”は妊婦さんが飲んでも大丈夫なのでしょうか?煎茶に含まれるカフェイン量や、1日何杯までなら飲んでも大丈夫なのかについて着目しました。それでは、

  • 煎茶は妊娠中でも飲める?
  • 煎茶に含まれるカフェイン量
  • 妊娠中のカフェインは1日どれくらいまで?
  • 妊娠中にカフェインを摂るとどうなる?

これらのテーマについて紹介いたします。

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煎茶ってどんな飲み物?

煎茶は緑茶の一つで、摘んだ葉を新鮮なうちに蒸して揉みながら乾燥させたものです。揉むことによって茶葉の繊維が壊れるため、より香りや風味が強く出るのが特徴です。

最近は『緑茶=煎茶』を指すことが多いですが、緑茶は不発酵茶の総称煎茶はその内の種類です。

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煎茶は妊娠中でも飲める?

煎茶には、妊娠中に控えたい“カフェイン”が含まれているので、できれば飲まない方が良い飲み物です。ですが、絶対に飲んではいけないわけではありません

 妊娠中でも少量であれば、カフェインを含む飲み物を飲んでも良い とされています。

妊娠中のカフェインは?

妊娠中は、少量であればカフェインを摂取しても問題ないとされる

では、どのくらいの量であれば妊婦さんでも緑茶が飲めるのでしょうか?

煎茶に含まれるカフェイン量

煎茶100ml当たりに含まれているカフェイン量はこちらです。

  • カフェイン量 …約20mg
 煎茶は、1日2〜3杯であれば、妊婦さんでも問題なく飲むことができます 。このカフェイン量は、他の飲み物と比較すると多いのでしょうか?また、1日にどれくらいならカフェインを含む飲み物を飲んでも良いのか、詳しく見てみましょう。

妊娠中に飲める1日のカフェイン量はどれくらい?

少量のカフェイン量であれば毎日飲んでも影響はないとされています。妊婦のカフェイン摂取目安量は国によって異なり、日本では1日200mgまでとされ、 コーヒーにすると約3杯分(180mg) となります。意外と多いと感じた方が多いのではないでしょうか?

イギリスでも1日200mgまで、アメリカとカナダは1日300mgまで摂取して良いとされています。カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

一番カフェインを多く含むのはコーヒーで、カップ1杯あたり約80mgのカフェイン量を含みます。コーヒは多くても1日2杯までに抑えるようにしましょう。

ノンカフェイン/デカフェなら安全

妊婦さんでも緑茶やコーヒーを飲みたい時は、ノンカフェイン(デカフェ)のものであれば心配なく飲むことができます◎ カフェインが含まれていないので眠気覚ましにはなりませんが、何杯でも飲めるのでオススメです。

妊娠中にカフェインを摂り過ぎる影響は?

妊娠中はカフェインを含む飲み物の量を控える必要もあります。カフェインは、妊娠中に摂取するとこのようなリスクがあると言われています。

カフェインの妊婦への影響
  • お腹の張り・早産・流産のリスクを高める
  • 胎児に運ばれる血液や栄養が減り低体重・低酸素の原因となる

カフェインのにより血管収縮が起き様々なリスクの原因となるため、妊娠中にカフェインを含む飲み物や食べ物は制限した方が良いのです。

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煎茶に含まれる栄養・効能

栄養成分

煎茶の葉には、代表的なカテキンをはじめとする豊富な栄養成分が含まれています。意外ですが煎茶には、ビタミンB2・C・Eなどビタミン類が含まれており、アンチエイジングにも効果があるのです。妊娠初期から必要と言われる葉酸も含まれています。

  • カテキン:カテキンは、お茶類にのみ含まれる飲んだ時に渋い、苦いと感じる独特の味の元になっているポリフェノールの一種です。強い抗菌作用を持ち、ウイルスや細菌をやっつける殺菌作用、加えて体内に入れば血液の血糖値上昇を緩やかにする効果を持っています。
  • テアニン:テアニンは、お茶を口にする時の独特の甘みの成分で、リラックス効果があります。副交感神経を優位にさせる脳内物質のセロトニンやドーパミンを放出させます。加えて脳の記憶力や集中力を上げる働きを持っています。その他には、毛細血管の緊張を解すことで血圧を下げる栄養素です。
  • カフェイン:カフェインは、体内に入ることで人間の自律神経系の交感神経を活性化させて、様々な効果を持ち栄養素です。脳の覚醒や血行促進、体の過剰な水分を排出させる利尿作用が強い成分です。加えて、体の中の脂肪を燃焼させる効果も持っています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。

効果効能

煎茶を飲むことによって、このような効果が期待できます。

効果効能
  • 抗酸化作用による老化・がん・生活習慣病などの予防
  • 脳の神経細胞を保護する働きやリラックス効果
  • カフェインによる覚醒作用
  • 利尿作用
  • 血管収縮・拡張作用

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妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ

妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。

妊娠中に積極的に摂りたい食材

妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!

  • 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
  • 鶏肉 …たんぱく質
  • 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
  • 青魚 …DHA・EPA
  • 鮭       …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
  • ぶり …
  • かつお…
  • 白身魚…たんぱく質
  • 貝類 …鉄+亜鉛
  • 桜エビ…カルシウム
  • 卵  …たんぱく質
  • ブロッコリー…葉酸+カリウム
  • 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
  • ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
  • 納豆  …葉酸+ビタミンE
  • 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
  • いちご …葉酸
  • アボカド …ビタミンE+カリウム
  • トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
  • グリーンアスパラガス …葉酸
  • 枝豆 …葉酸
  • そら豆 …葉酸
  • トマト …カリウム
  • もずく …ミネラル+食物繊維
  • きのこ …食物繊維+ビタミンD
  • 切り干し大根 …食物繊維
  • もち麦 …食物繊維

妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!

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妊娠中に少量に控えたい食材

妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。

食中毒や感染症のリスクのあるもの

  • お刺身
  • 生卵
  • ローストビーフ
  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • 肉・魚のパテ

メチル水銀を含むもの

  • 金目鯛:1回80gを週に1度まで
  • メカジキ :1回80gを週に1度まで
  • メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
  • 本マグロ:1回80gを週に1度まで
  • エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
  • くじら:1回80gを週に1度まで
  • きだい:1回80gを週に2度まで
  • インドマグロ:1回80gを週に2度まで
  • マカジキ:1回80gを週に2度まで
  • くろむつ:1回80gを週に2度まで

ヨウ素・ヒ素を含む食べ物

  • 昆布 :1日1回少量
  • ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで

カフェインを含む飲み物

カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。

  • コーヒー …約60mg
  • 紅茶        …約30mg
  • 緑茶        …約20mg
  • ほうじ茶 …約20mg
  • ウーロン茶 …約20mg
  • ココア    …約10mg

糖分を多く含むお菓子やジュース

糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。

ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)

“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。

  • レバー
  • うなぎ
  • あなご

塩分を多く含む食べ物

妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。

妊娠中に食べてはいけない食べもの

  • 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
  • アルコール

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まとめ

この記事をまとめると

  • 煎茶はカフェインを含むので、妊娠中には控えた方が良い飲み物
  • 1杯あたりのカフェイン量は20mgなので、少量であれば問題はない
  • 妊婦さんが1日に摂取できるカフェイン量の目安は、1日200mgまで!

煎茶にはカフェインが含まれていますが、飲むのは絶対にNGというわけではありません。妊娠中の1日あたりのカフェイン上限は200mgなので、カップ1〜2杯であれば安全です◎ 心配な方は、ノンカフェインのデカフェ煎茶を選んでみてくださいね!

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