妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“マック(マクドナルド)”は妊婦さんが食べてもいいのでしょうか?マック商品の危険性の有無や、食べる時の注意点について着目しました。特に人気のポテトについて詳しく紹介しています。それでは、
- マック(マクドナルド)は妊娠中食べてもいい?
- マックを食べる影響・危険性
- マックのポテトは何が体に悪い?
これらのテーマについて見てみましょう!。
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目次
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妊娠中にマックのポテトが食べたい!
“妊娠中は無性にマックのポテトが食べたくなる”のを実感したことはありますか?普段そこまで食べなくても、食の好みが変わったり、つわり中にマックのポテトなら食べられるようになることがあります。
筆者も絶賛つわり中に、マックのポテトがどうしても食べたくなり、Lサイズを2個一気に食べた経験があります。マックのポテトなら食べられる、という方も多いようです。
しかし、妊娠中にマックを食べるのは赤ちゃんやママの体に影響はないでしょうか?マック商品による妊婦さんへの影響について、詳しく見てみましょう。
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マックは妊娠中食べてもいい?
結論からお答えすると、マックの食べ物は妊娠中、できるだけ控えた方が良いです!普段以上に良い栄養を摂る必要がある妊娠期に、すすんで摂りたい食べ物ではありません。というのも、マックは高カロリーで添加物や塩分が多いからです。
しかし、つわり中など食の好みが変化する時期は特にマックを食べたくなることがあります。マックの影響や危険性について、それぞれ見てみましょう。
マックは添加物が多い
マックには、たくさんの添加物が使用されています。妊娠中は、できるだけ体に良い自然なものを摂りたいものです。妊娠中は無性にジャンクなものを食べたくなることがありますが、食べ過ぎない方が良いでしょう。
添加物は食べてすぐに影響が出るものではありませんが、体に蓄積されて発がんする原因となることもあります。 妊娠期には赤ちゃんにできるだけ良い栄養素を届ける必要がある ので、添加物の多いマックは避けたいところです。
高カロリーは体重増加の原因に
マック商品はカロリーが高いものが多く、そればかり食べていると肥満の原因となってしまいます。妊娠中は適度な体重増加が必要になりますが、太り過ぎは難産や妊娠中の病気の原因となります。
妊婦さんが毎日のようにマックを食べるのは危険です。どうしても食べたい時など、頻度をできるだけ抑えるようにしましょう。
塩分の摂りすぎによる妊娠高血圧症
マック商品には、塩分が多く含まれています。ココが妊娠中に注意したいところで、沢山食べると塩分の摂りすぎとなってしまいます。特にポテトには沢山の塩が振りかけられています。
妊娠中の塩分過多は、『妊娠高血圧症候群』になる可能性が高くなります。 この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
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マックのポテトはここが危険!
マックには様々な商品がありますが、その中でも人気の『ポテト』にフォーカスして塩分量・カロリー・油の質・添加物について詳しく解説したいと思います。
塩分量
ポテトにかけられいる塩気が美味しいポインですが、マックのポテトの塩分量が体に悪いと言われる理由の一つです。サイズ別の塩分量はこちらです。
- Sサイズ…0.6g
- Mサイズ…0.8g
- Lサイズ…1.1g
カロリー
マックのポテトで一番気になるのはカロリーではないでしょうか?高いとわかりつつも食べてしまうポテトですが、サイズ別でこれほどのカロリーを含んでいます。
- Sサイズ…225kcal
- Mサイズ…410kcal
- Lサイズ…517kcal
ポテトは油で揚げているため、小さなSサイズでも225kcal、Lサイズとなると517kcalにもなります…!
揚げ油
ポテトを揚げる油には、「トランス脂肪酸」が含まれています。トランス脂肪酸とは、脂肪酸の一種で、油脂を精製・加工する際にできるもので、このような健康被害があると言われているのです。
- トランス脂肪酸には体に良い善玉菌を減らして悪玉菌を増やす働きがある
- 免疫機能を低下させる
- 発がんリスクを上げる
- アレルギー疾患のリスクを上げる
- 認知症や糖尿病のリスクを上げる
悪玉菌が増えると血中コレステロール値が高くなり、循環器系の疾患を起こすリスクが高まります。 命に関わる生活習慣病を引き起こす原因となるトランス脂肪酸を日常的に食べるのは、非常に危険 なのです。
日本では食品への使用が制限されていませんが、体への影響の危険性からアメリカのカリフォルニア州やニューヨーク州・カナダ・タイ・台湾では、食品に使用することが禁止されています。
また、韓国・中国・香港では、食品中に含まれるトランス脂肪酸量の表示義務があります。これほど沢山国々がトランス脂肪酸への危険性を感じているのに対し、日本では表示義務もなく色々な食材に使われているのです…!
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添加物
マックポテトには、の食品添加物の問題もあります。ポテトに含まれる添加物は下記になります。
- ナチュラルビーフフレーバー
- タンパク加水分解物
- 加水分解乳
- クエン酸
- ジメチルポリシロキサン
- ブドウ糖
- 酸性ピロリン酸ナトリウム
ポテトの主な材料はジャガイモ・塩・油ですが、それ以外にもこんなに沢山の添加物が含まれています。体への安全性が確認されている添加物ですが、無添加というわけではないことを覚えておきましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- 妊娠中、マックは控えた方が良い食べ物!
- その理由は、添加物や塩分・カロリーが多く含まれているため
- 塩分の摂りすぎは妊娠高血圧症の原因となる
- 過度な体重増加は難産の原因となる
妊娠中はジャンクなものが食べたくなる時もありますが、マックの食べ過ぎは体調トラブルの元となります。毎日のように食べるのは控え、どうしても食べたい時だけ食べるようにしましょう。
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