妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“はちみつきんかんのど飴”は妊婦さんでも食べられるのでしょうか?のど飴の危険性の有無について着目しました。今回は、
- 妊娠中でもはちみつきんかんのど飴は食べられる?
- 妊婦さんが注意したいマヌカハニーとは?
これらのテーマについて紹介いたします。
画像引用:NOBEL
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目次
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妊娠中でもはちみつきんかんのど飴は食べられる?
のど飴には、フルーツのど飴や龍角散のど飴・はちみつのど飴など様々な種類がありますが、妊娠中でもどののど飴でも食べることができます◎ そのため、はちみつきんかんのど飴もなめることができます。はちみつきんかんのど飴には、妊娠中に食べてはいけない成分は含まれていません。
マヌカハニーは注意
“妊娠中のはちみつは危険”と言われることがありますが、それは『マヌカハニー』というものです。これは一般的なはちみつとは異なり、生のはちみつです。
のど飴に含まれている分には加熱・加工されているので妊娠中でも食べることはできますが、そのまま生食するのは控えた方が良いのです。マヌカハニーとは一体どんなはちみつなのでしょうか?
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マヌカハニーってどんな蜂蜜?
“マヌカハニー”は、マヌカという花から採れる蜂蜜のことを言います。主にニュージーランドやオーストラリアなどで栽培されている花で、日本ではあまり見かけません。
マヌカハニーには強い殺菌力と消毒力があり、ニュージーランドの先住民は病気の治療に用いてきたと言われています。元々は牛の餌として利用されていましたが、その殺菌力が判明してから食用に生産されるようになりました。
マヌカハニーの一番の特徴は『メチルグリオキサール』という成分で、体内に入っても殺菌・消毒作用が消えません。これは蜂蜜の中でもマヌカハニーにのみ見られる性質なのです。
マヌカハニーの効能・効果
マヌカハニーによる効果には、このようなものがあります。
- 免疫力の向上
- 感染症予防
- 整腸作用
- 胃がん予防
- 切り傷・火傷の改善
- 口内炎予防・改善
とにかく殺菌力・消毒力が強いので、あらゆる面において効果を発揮します。
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マヌカハニーのど飴は妊娠中でも食べられる!
マヌカハニーのど飴、は妊娠中でも食べられるキャンディです。はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性のあるものもあるので、妊娠中はダメなのでは?と思われることがありますが、のど飴は加工されているので問題ありません◎
ちなみに、はちみつにはビタミンB群が豊富に含まれています。これらは妊娠中の体にとって必要な栄養素なので、積極的に摂取しても大丈夫です。
ビタミンB群の各効果とは?
ビタミンB群の中でも、はちみつに含まれるB1・B2・B6には、妊婦さんにとってこのような効果があります。
- ビタミンB1…糖質をエネルギーに変える時に必要
- ビタミンB2…タンパク質の代謝に働き成長を促進
- ビタミンB6…鉄分の合成を高めてつわりの吐き気を軽減
どれもビタミンBですが、それぞれに異なる働きがあります。
マヌカハニーのボツリヌス菌は危険じゃない?
ボツリヌス菌とは?
はちみつには「ボツリヌス菌」という菌(芽胞)が含まれており、胃腸が発達していない1歳未満の赤ちゃんに与えるのは絶対禁止とされています。
ボツリヌス菌は120度以上で4分加熱することで消滅しますが、“生はちみつ”は加熱していないので生きた状態で含まれている可能性があります。
ボツリヌス菌を乳児が食べると、腸内で芽胞が発芽し増殖して”乳児ボツリヌス症”を引き起こす
乳児ボツリヌス症の症状としては、便秘・筋力の低下・表情の喪失・脱力状態となります。死亡例は少ないですが、悪化すると命に関わることがあるので注意が必要です。大人はボツリヌス菌を食べてもこの症状になることはありません。
妊婦さんへの影響
妊婦さんは、ボツリヌス菌を含む可能性のある生はちみつを食べても問題ありません◎! 万が一ボツリヌス菌を摂取しても、胎盤を通して胎児に届くことはないので安心して食べることができます。スポンサードリンク
妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- 妊婦さんでも、はちみつきんかんのど飴は食べてOK!
- 妊娠中でもマヌカハニーのど飴及びマヌカハニーは食べられる
- マヌカハニーに含まれるビタミンB群は妊娠中に嬉しい効果あり
- マヌカハニーには強い殺菌効果があるので感染症予防にも効果的
- ボツリヌス菌は胎児に届かないので危険性やリスクはない!
はちみつきんかんのど飴には、妊娠中に控えた方が良い成分が含まれていないのでなめることができます。マヌカハニーに関しても、のど飴など加熱加工されていれば妊婦さんでも食べることができるので安心しましょう。
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