にんにくが赤いけど食べれる?赤い斑点が出る事も?原因はなに?

料理で使われることが多いにんにくですが、あなたが普段購入しているにんにくは何色ですか?スーパーでよく見かけるにんにくは、白色のものが多いですよね。

ですが、購入し、いざ外側の皮をむいてみると、中の表面の皮が赤みがかっている?と感じたことはありませんか?白いものだと思っているからこそ、食べられるのか疑問に思う方も多いようです。今回は、

  • にんにくが赤いけど食べれる?
  • 赤い斑点が出る原因は?
  • にんにくが変色する原因は?
についてご紹介いたします。

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にんにくが赤いけど食べれる?

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あなたは、にんにくが赤くなっていて、食べられるのか迷ったという経験はありませんか?にんにくが赤くなっている時、食べても大丈夫なパターンと食べられないパターンがあります。では、どんな点から判断したらいいのでしょうか。

傷んでいる可能性も

にんにくが赤くなっている場合、傷んでしまっている可能性があります。この時は、調理はせずに捨てた方がいいといえるでしょう。傷んでいるかどうかを判断するポイントですが、カビが生えているかどうかで判断できることがほとんどです。

傷みが原因で赤色に変色している場合、その周りをよく見ると、カビが生えている場合があります。カビが生えてしまったにんにくは、食べないようにしましょう。

水で洗えば、一見カビが落ちたように見えることもあるかもしれません。ですが、カビは目に見えないところまで浸食している可能性があります。もったいないと感じるかもしれませんが、捨てることをおすすめします。

赤い色の品種は食べられる

赤くなっている場合でも、問題なく食べられるパターンもあります。それは、そもそも皮が赤い品種のパターンです。実は、スーパーで売られているにんにくは、皮自体にもともと赤色が入っている品種のものもあるのです。

国内では、最上赤にんにくという品種や、ところピンクにんにくという品種のにんにくが栽培されています。判断するポイントですが、皮が赤い品種の場合、赤いのは皮の部分だけですので、皮をむくと、見慣れている白いにんにくが出てきます。

皮が赤くなるのには、それぞれ差があり、全体的に赤紫からピンク色のものもあれば、白色の中に薄い赤紫が混ざっているようなものもあります。いずれにしても、腐敗が原因でない場合は、安心して食べることができます。

穴が空いてるのは虫が原因かも

ただ、変色している部分に穴があいている場合は、虫が潜んでいる可能性もあります。触ったときに、にんにくがスカスカになっていたことはありませんか?それも、虫が原因であることが多いです。穴があいていたり、スカスカになっている場合は、調理はせずに捨てましょう。

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赤い斑点が出る原因は?

また、にんにくの葉に赤い斑点が出ているケースもあります。赤い斑点が出ている部分は、問題なく食べることができるのか、不安ですよね。赤い斑点が出る原因は何なのでしょうか。

さび病

赤い斑点の場合、さび病の可能性が高いです。このさび病は、糸状菌というカビが原因です。にんにく以外にも、ネギやニラなど、ネギの仲間である野菜が、このさび病にかかることが多いといわれています。

斑点の色が、鉄がさびた時の色に似ていることから、さび病といわれているそうです。葉の部分がさび病になってしまった場合、病気の部分は食べない方がいいでしょう。

また、先端部分が少しだけさび病にかかっているという場合は、病気の部分を取り除き、健康な状態の部分であれば食べることができます。ただ、半年以上さび病にかかっている場合は、食べない方がいいといえるでしょう。

また、にんにくは、葉の部分がさび病にかかっていたとしても、土の中の球根部分には影響がないことがほとんどです。球根部分が腐っていなければ、球根部分は食べることができます。ただ、肉眼では分かりにくいところにカビが付着していることもあるので、しっかり確認し、よく洗ってから食べるようにしましょう。

対処法は?

さび病を見つけた場合、どのように対処したらいいのでしょうか。放っておくと、どんどん浸食してしまいます。見つけた場合は、すぐにさび病にかかっている部分をカットしてあげることが大切です。

また、家庭菜園でにんにくを育てているという方は参考にしていただきたいのですが、さび病の原因は、カビが発生してしまうことです。

ですので、日照量が減らないように注意することと、風通しをよくすること、水はけをよくすることが有効な対処法です。カビの発生原因となる、湿った空気が滞らないようにしてあげることが重要なんですね。

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にんにくが変色する原因は?

また、もともと白いにんにくでも、赤色に変色することがたまにあります。それは、にんにくに含まれているアントシアニンという色素が原因なのです。

このアントシアニンは、普段は細胞の中に閉じ込められているので白色なのですが、何かに反応すると、赤色やピンク色が出てくることがあるんですね。最初は白っぽかったのに、だんだん赤みがかってきたという場合は、このアントシアニンが原因であることが多いでしょう。

ですが、にんにくが変色する時、必ずしも赤色に変色するという訳ではありません。色によって、問題なく食べられるパターンと、危険なので注意が必要なパターンがあるので、それぞれの色に分けて、ご紹介いたします。

青・緑

青や緑に変色した場合、これは自然な現象なので、安心して食べることができます。にんにくが、青や緑に変色する原因、それは、にんにくに含まれているアルキルファルサイド化合物という成分が原因なんですね。

アルキルファルサイド化合物は、もともとはアリインという成分です。このアリインは、刻んだりすりおろしたり刺激を加えることで、にんにくに含まれている酵素と反応し、アリシンという成分に変わります。

このアリシンが、時間が経つとアルキルサルファイド化合物に変化するんです。この時、にんにくが空気に触れることで、アルキルサルファイド化合物とにんにくに含まれている鉄分が反応し酸化します。

その結果、青や緑に変色するのです。ですので、青や緑に変色している場合は、にんにくにとっては自然な現象なので、食べても大丈夫です。

茶・黒

一方、茶色や黒色に変色している場合、これは腐っているので食べてはいけません。にんにくは、カビが生えてしまうと茶色や黒色に変色します。変色した部分を除けば食べられるのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、食べずに捨てることをおすすめします。カビは一見取り除けたように見えても、目に見えないところまで浸食してしまっている可能性があります。また、カビの種類の中には、発がん性があるものもありますので、もったいないと感じるかもしれませんが、処分した方がいいでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。にんにくが赤くなっている場合、食べられるのか、また原因は何なのかについてご紹介いたしましたが、食べられるパターンと食べられないパターン、ご理解いただけたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 赤い品種のものは問題なく食べられる・赤い斑点の場合は、さび病なので、病気の部分は取り除く
  • にんにくが変色する原因は、色によって違う
  • 赤色や青色、緑色に変色する場合は、にんにくに含まれている成分が原因なので問題ない
  • 茶色や黒に変色する場合は、腐っているので処分する

健康食品として食べられることが多いにんにくですが、カビが発生しやすいという点も持っています。身体にいい効果が期待できる食品ですが、傷んでいるものを食べてしまっては本末転倒ですよね。

にんにくの状態をしっかり観察し、良い状態のにんにくを料理に使うようにすることが大切ですね。

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