にんにくが健康や美容に良いとされる理由は血行促進、殺菌効果や動脈硬化予防などたくさんあり、認知もされていますよね。
そのため、巷にはにんにく関連のサプリや健康食品、加工品がたくさんあり、病院ではにんにく注射などもあります。
しかし心配なのはそれらの食べ過ぎや有効成分の取り過ぎにより起こる胃腸障害や頭痛などデメリットの部分。
体臭の変化や発熱、はたまた死亡事例もあるという噂は本当なのか?それらの真相に迫ってみたいと思います。
にんにくが好きでついつい食べ過ぎてしまうという人や、にんにくにまつわるアレコレが気になる人はぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
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にんにくの食べ過ぎで起こる症状
腹痛・下痢
にんにくには強い殺菌効果があり、解毒や風邪予防として漢方薬にも使用されるなど古来より重宝されてきている食材、薬味です。
しかし過剰摂取することで、腸内細菌の悪玉菌だけでなく、良い働きをする善玉菌まで殺してしまいます。それが腹痛や下痢の原因になります。
貧血・眩暈
にんにくに含まれる有効成分のアリインは刻んだりすりおろしたりと調理する過程で酵素によってはアリシンという成分に変化します。
アリシンは血管拡張作用があり、血流を良くするので健康に良いといわれています。しかしにんにくを食べ過ぎるとアリシンの過剰摂取になり、それが眩暈症状の原因になります。
もしあなたが生のにんにくやにんにくのホイル焼きが好きならば、アリインの過剰摂取になるので要注意。アリインは血液溶解作用があり、それが動脈硬化予防に良いとされる要因です。
つまり血液をさらさらにするということですね。しかし取り過ぎるとヘモグロビンの減少や赤血球の破壊につながり、それが貧血症状となってあらわれます。
元々貧血気味という人は生にんにくや丸ごとにんにくは控えましょう。
発熱
ごくまれにニンニクを食べ過ぎることにより、熱が出たという症状が報告されています。
科学的根拠はありませんが、にんにくを食べたことにより血行が良くなりすぎて体温が上がったのではとの見解がなされています。
体臭の変化
先ほどから度々出てきている「アリシン」は体臭の原因でもあります。
口臭は歯を磨いたり、緑茶を飲んだりすることで和らげることができますが、体内に入ったアリシンは半日以上居座り、皮膚から発散されていきます。それが体臭の原因となります。
体臭を和らげる対策はなるべくたくさん水を飲み、お風呂や運動で汗をかき、早くに体外に出してしまうことです。
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死亡事例はある?
死亡事例はないが深刻な状況に
ちまたでささやかれる「にんにく多量摂取による死亡説」ですが、正確な死亡例の報告と科学的根拠はないそうです。
しかしながら心筋梗塞や手術後の出血など、にんにくの過剰摂取による命にかかわる症状の報告は数多く報告されています。
前述したように、にんにくには血液溶解作用があり、血液が固まることを予防してくれます。動脈硬化予防には良いとされるこの効果もその逆の状況であればデメリットになります。
例えば、手術後だったり、もともと血が固まりにくい人だったりの場合は要注意です。
また生のニンニクやたとえ加熱していても取り過ぎることは胃の粘膜にダメージを与えたり、腸内細菌の善玉菌まで殺してしまったりと、胃腸の健康障害につながります。
どれくらいの量を食べた?
健康障害を起こしたといわれる報告例では、1日8片を6か月間食べ続けたり、水なしでにんにくを飲み込んだり、そして期間は分かっていませんが1日4片を、毎日摂取し続けたりと過剰摂取をしています。
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にんにくの一日の適量は?
一日の適量
加熱であれば3~4片、生の状態なら1片にしましょう。
しかし1日の適量とされる4片でも上記に報告のある通り、体質や体調によっては健康障害が起きることもあるようなので、体調や体質に合わせて摂取量を調整してください。
少量でも症状が出る事も?
にんにくにアレルギー症状を起こす人がいます。酷い人はアナフィラキシーショックになる人もいるほどなので侮ってはいけません。
にんにくを食べると「だるくなる」「吐き気がする」「発疹が出る」という人はアレルギーの可能性が高いです。それほど多量に食べていないのに「腹痛」「下痢」「頭痛」が起きる人もアレルギーかもしれません。
そういう人は玉ねぎもにんにくと同じ属性を持つため、玉ねぎも要注意です。病院でアレルギー検査をするか、にんにくや玉ねぎの摂取を控えましょう。
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まとめ
健康に良いとされるにんにくも適量摂取が望ましいです。死亡例は確認されていないものの、健康障害は数多く報告されていますし、体臭がきつくなったり下痢になったりと日常生活にも影響を及ぼします。
また食べる際にはたんぱく質と一緒に食べて吸収を和らげたり、乳酸菌を摂取して腸をにんにくの強力な殺菌作用から守ったりと食べ方にも気を付けると良いでしょう。
にんにくのサプリでも健康被害は起きているので、記載された摂取量を守ってください。
- すりおろすか刻んで、加熱調理
- 1日3~4片まで
- 臭いは気になる人は無臭にんにくを利用
- たんぱく質や乳酸菌と摂取する
手軽にとれてしまう健康食材にんにく。美味しいし香りも良いのでつい食べ過ぎてしまいますよね。上記のポイントを守って、上手に取り入れていきましょう。
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