ニンニクを食べ過ぎて眠れない…食べ過ぎた後に体で起こる事は?

ニンニクは疲労回復効果や身体を温める作用など美容にも健康にも良い食材です。美容に敏感な人たちの中ではスーパーフードとして重宝されています。

風邪もおちおちひいていられないし、疲れたときはニンニク頼り!という人も多いのではないでしょうか?

とはいえ、食べ過ぎには要注意!ニンニクを食べすぎると眠れなくなることや、他にも食べ過ぎると良くないことがたくさんあります。

良かったら最後まで読んで、優秀な食材「ニンニク」と上手に付き合っていきましょう。

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ニンニクを食べ過ぎて眠れない…

にんにくを毎日食べると危険?食べ過ぎの副作用・効能と効果的な食べ方

原因

ニンニクは血行促進効果が高いため、食べ過ぎると体温が上がりすぎてしまうことが不眠の原因につながるのではと考えられています。

本来、夜は体温が徐々に下がっていくことで良い眠りへとつながっていきます。

夜にニンニクを食べると血行がよくなり、その効果の持続力は強いため、寝るべき時間になっても上がった体温があがらず眠れないということになってしまいます。

また眠れない原因としてもうひとつは、脳が興奮状態になるからでは?とも言われていますが、これに関してはきちんとした科学的根拠は証明されていないようです。

対処法


1日の摂取量を守りましょう。生なら1片、加熱して食べる場合でも3~4片に留めてください。

そして疲れたときにニンニクを食べがちですが、疲れているときはニンニクのアリシンなどの強い成分は消化しきれません。

「それでもニンニクを食べたい!」というならば、生ではなく加熱のものを半量程度にしておくことをおすすめします。

そして食べるときはニンニクの刺激を和らげてくれるタンパク質と一緒にとりましょう。

空腹時には要注意

また空腹時にいきなり食べることは止めましょう。ニンニクの強い成分が胃の粘膜を刺激して胃痛を引き起こす恐れがあります。

「食べ過ぎてしまった!」そんな時には乳酸菌を摂取して腸の環境と整えてあげましょう。腸内環境を整えることで消化をサポートしてくれます。

眠れなくなる人はお昼に食べるのがおススメ

とはいえ、今回の問題点である睡眠障害は、「血行を良くしすぎること」と「脳の興奮状態」が原因です。つい食べ過ぎてしまうし、そして眠れなくなるという人は、お昼に食べましょう。

もちろんお昼でも、推奨するのはあくまで適量です。

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刺激の強い食べ物は他に何がある?

唐辛子

適度であれば唐辛子の有効成分カプサイシンは、血行を良くしたり脂肪の燃焼をサポートしてくれたりと良い食材ですが、食べ過ぎることで胃を刺激して肌荒れを起こすなど反ってよくないことが起こってしまいます。

ネギ

ネギはニンニクと同じ有効成分のアリシンが含まれていて、食べることによるメリットや食べ過ぎることによるデメリットはニンニクと似ています。

食べ過ぎると頭痛や吐き気、そして眠れないなどの症状も引き起こす恐れがあります。適量であれば、ニンニクほどの強い刺激はないので、「ちょっと疲れたな」というときにはニンニクではなく、ネギを食べるのが良いかもしれません。

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食べ過ぎで起こる症状は?

下痢・腹痛

ニンニクは殺菌効果が非常に高く、腸内細菌の悪玉菌だけでなく、良い働きをしてくれる善玉菌まで殺してしまうため、それが下痢や腹痛の原因になると考えられています。

元々腸が弱い方はニンニクの摂取を控えたり、ニンニク料理を食べた後はお腹の調子が悪くなる前に、ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂取したりしておくのもよいでしょう。

めまい・貧血

ニンニクに含まれるアリインという成分は血管を拡張する作用があります。つまり、脳をシャキッと目覚めさせてくれる良い働きです。しかし摂りすぎると、そのアリシンはめまいや頭痛を引き起こす恐れがあります。

またヘモグロビンの減少や赤血球の破壊にもつながり、めまいや貧血につながります。適度であれば、ニンニクは鉄の吸収をサポートしてくれるので、貧血気味の人におすすめの食材です。

にんにくアレルギーも?

ニンニクでアレルギー?!と思う方もいるかもしれませんが、意外と野菜でアレルギー反応を起こす人も多く、ニンニクはアナフィラキシー症状を起こすこともあるので注意が必要な食品です。

BMLという検査機関でもアレルギーの臨床検査が行われて結果が証明されています。ちなみに、ニンニクアレルギーがある人は同じ属である玉ねぎも要注意です。

ニンニクを食べ過ぎてないのに、頭痛や腹痛が起こる人やじんましんや下痢が出るという人はアレルギーの可能性があるので一度調べてみるか、ニンニクや玉ねぎの摂取を控えるようにしましょう。

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まとめ

適量であれば優秀な食材「ニンニク」。

にんにくで期待できる効果

  • 風邪予防
  • 血行促進
  • 動脈硬化の予防
  • 殺菌効果
  • 血糖値の改善

と、あげればキリがないのでは?というほどです。

しかしながら、東洋医学でいう陰虚体質の人(のぼせやすい/便秘気味/食べても太りにくい)や胃腸の弱い人など体質によっては摂取を控えたほうが良い人もいます。

そして良い食材だからと食べ過ぎは厳禁です。とくにニンニクは有効成分の働きが強いため、適量を守って食べましょう(1日あたり3~4片/生なら1片)。

生ではなく、加熱して食べることで腹痛や下痢、頭痛も起きにくくなります。夜の摂取は控え、なるべくお昼に適量を食べることで「眠れない」という症状も起きにくくなるでしょう。